観劇者のための演劇ワークショップ
無料塾が終わり、記事をまとめていたらインプロをやりたくなったので今回は参加者として体験。
最近見てばかりだったから、実際にやってみると怖かった。怖いと思いこんでいた。
定期的にワークしないとほぐれない。また戻ってきてしまう。
① ワーク「I am a tree」
最初の人が「私は木です」と作る。
2人目がそれを見て思いついたもので入る。
3人目も同様に入る。
最初の人がどちらを残すか決める。
選ばれた人はそのままの状態でいる
それを見て思いついたアイデアで入る
1〜6の繰り返し。チーム戦でいくつ作れるか、をやった時にこの3人で「中森明菜です」「松田聖子です」「近藤真彦です」と揃ったのには大爆笑。
誰が何を持ち込んでくるかわからない。
私のチームでじゃ「タイヤ館の人です」と持ち込まれたシーンが一番面白かったなぁ。
②ワーク「夢を見る」
片方が目を瞑り、浮かんだシーン(言葉や状況)を言う
相手は「それでどうなるの?」と聞く
それを聞いて、見えてきたものを言う
1〜3を繰り返していく。現実でなくていい。どんな物語でも、どんなストーリーでもいい。
発言者の言葉によって「それでどうなるの?」に笑いが混じったり、前のめりなニュアンスになる。
互いに影響しあい、つまらなくなるはずだったシーンも興味深く(interesting)なる。
「先の展開を決めて話していた」とある参加者の気づき。
何を発言するかわからないので、先が読めない面白さ。
面白くしようとせず、ただパッと浮かんだものを言えばいい。
③ワーク「シーン作り」
1人は椅子に座り、待つ
それを見て2人目が入り一言話しかける。
それを受けて一言返す。答え方に迷ったり、悩んだら「バイバイ」と言って去る。
「うまくやろう」「相手がどうやったら居続けてくれるか?」は目指すゴールではない。
自分に正直でいること。嫌々そのままシーンを続けられるより、正直にパッと去ってくれた方が心地良い。
ついでに笑いも生まれたりする。
何度も、何度もやらないと日常に殺されてしまう。
「とりあえず動いてみよう!」
動いたら何かが降ってくる。行動すれば感情が生まれ、見えてくる。
失敗は恥ずかしいことでもない、怖いものではない。
体に教えていくと、頭も理解してくる。
忍翔さんがワークに参加する機会はあまりないので、参加者にとってもすごく貴重な経験。
そして終わったあとは参加者とご飯に。
ジェンダー、インプロ、恋愛、たくさんの話を聞けた。
財布を忘れてしまったんだけど「今日来なかったらここに来れなかったよ」と言われて、「お金がない=何かができない」は時に思いこみなのかもしれないと気づいた。
最近、日常が変わってきている。
まだ忍翔さんと出会って1ヶ月ほどしか経っていないのに、色んな景色が見れている。
とある舞台には観客としていくつもりが、興味があると伝えたらまさかのスタッフとして関わることになった。
リハも観れる、創作のヒントももらっている。
チケット1回分で何回も、違う方向から楽しめるなんて夢みたい。
メイキングをリアルタイムで観れる喜びは無料塾と同じ。
今度、ワークをやるときは子どもに戻ってみよう。
年齢を一旦忘れる。
明日から1週間、演劇漬けの日々が始まる。
一生関わるはずがないと思っていた世界に関われている。
やりたいと言ったらさせてくれる人がいる。
任せてくれる人がいる。
快く受け入れてくれる人がいる。
この世界へ、私なりの恩返しの方法を探している。
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