彼女がその名を知らない鳥たち
始まりはどこか違和感がある。何を言われても支え続ける男、佐野陣治と同棲する女、短気な水原十和子。
外に男を作り、体の関係を持ったとしても佐野は十和子といつも通りの日々を続ける。
十和子が笑ろててくれればそれでええんや
何度も出てくるこの言葉は恐怖が現れないことへの願いにも聞こえる。ここまで一途に誰かを支えられるだろうか?最期の選択は他に方法がなかったのかと叫びたくなる。
あなたはこれを愛と呼べるか
この問いの答えを、私はまだ出せずにいる。
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