始まり、ここから。-第二回 演劇無料塾、序章-
もともと応募するつもりはなかった。
プロの俳優を目指す人向けの企画だから絶対無理。
そう思っていた。
でも、なぜか募集要項にしっかり目は通していた。
そして、この期間に小沢道成さんの鶴かもしれない2022を観ていた。
2018年に初めて知り、作品の世界観・普段の言葉遣いも好きな俳優。
2018年以降の演劇関係の出会いは全て小沢さんが連れてきている。
いつか直接、感謝を伝えたいなぁ。
「この作品を反映したらどうなるだろう?」
ダッシュで撮り、応募。受かるかどうか、なんて気にしていなかった。
ただ、観てほしかった。
結果が来る日の朝、見事に落ちる夢を見た。
メールを開く瞬間も覚えているのでかなりリアルな夢だった。
通知が来た時に「2回目?」と思ったほど。
うん。知ってた、と苦笑いした。
だけど、1つだけ夢と違った。
「アシスタントとして参加しませんか?」
0になるはずだった時間が100になる。
中学生から、映画のメイキングやNG集などを観るのがすごく好きだった。
ガラケーで映画の宣伝を作り、友達に映画を観るたびに送っていた日々を思い出す。
あぁ、まさか。こんな形で繋がるなんて。
日誌や、人数が足りない時にお手伝いをするらしい。
書いてほしいこともなく、NGもないので見たことを感じたままに書いていきます。
掲載前に確認も入っていないので、100%搾りたてでお届け!!
主宰の忍翔(おしょう)さんは「お寺の方ですか?」とかなり聞かれているらしい。
名前の由来が気になるところだけど、謎がある方が好きだから聞かない選択をした。
1人のインプロバイザーと8名の俳優を追う生活が始まった。
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