画面越しの再会in本多劇場
2015年に上演された作品の再演。5年前の作品であるにも関わらず、この時期を待っていたかのようなストーリー。
東京で一人暮らしをする女性と、宅配便の男性との
いつも通りの日常になるはずだった一日。
誰が、何がいけなかったのだろうーーーーーーーーー
「演劇って魔法みたいですよね」
彼は笑っていたものの、泣き崩れそうな顔に見えた。
きっと俳優にとって拍手とは、人の存在とはなくてはならないものだ。
見てもらって、反応があって初めて舞台は完成するのだろう。
無観客の時には感じられなかった拍手を浴びて彼は生きていてよかったと思っているようだった。
全ては推測と事実。
観客と俳優、この距離は埋まることはないのかもしれない。
それでもいつか、淡い期待を胸に秘めて進んでいく。
走れ! 昨晩のセリフが聞こえる。
走れ!! また聞こえた。
次回は15日、小沢さんが女性を演じる男女逆転ver.
そして小道具は全てダンボール素材。
無機質だからこそ、いろいろなものが見えてくる。
観客によって見える世界が違う。
私にはどう映るのだろう。
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