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【IRの裏側】セーフィー社との合同IRセミナーイベントレポート

みなさま、こんにちは!スパイダープラスのIR担当、石田です。

このたび【IRの記録】【IRのまとめ】に次ぐ新コンテンツ【IRの裏側】を連載開始いたします!

【IRの裏側】では、文字どおり「スパイダープラスIRチーム」の活動や、各IR施策の目的等について解説していきます!(IRに関するナレッジシェアの記事が多くなってくるかもしれません)

初回は、2023年9月20日にセーフィー株式会社(東証グロース:4375)と開催した合同IRセミナーについてです!

セミナーを通して「建設DXのポテンシャル」や「投資テーマとしての【建設DX】」について知っていただきたく、約1カ月間の準備期間をかけて実現させました!

ご覧いただけますと幸いです!


1. 合同IRセミナーについて

セミナースライドより抜粋


まず、本セミナーのテーマは、「建設DXカンパニーから見た"建設2024年問題"」でした。

2024年4月に建設業界にも「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(以下「働き方改革関連法」といいます)に関する残業規制が適用開始となります。人手不足や残業が多いといわれる建設業界に対するこの残業規制が与える影響を、メディアでは「建設2024年問題」と題して取り上げられることが増えてきました。

本セミナーは、同じく建設DXに取り組む(ともすれば競合になる?!)
企業同士で、「建設2024年問題の現状」やそれらを事業機会としてとらえる「建設DX企業の展望」について投資家の方に理解いただく場として設計しました。

また当社単独ではなく、セーフィー様との共同の場とすることで、双方の異なる投資家層に対し、「建設2024年問題」について説明できること、また、投資家様からしても2社を比較することで理解を深めていただきい趣旨もありました。

企画的にも、「◯時間で◯社を一気に知れる!」系のIRセミナーは多くあれど、「1つのテーマを複数社で討論する」系のセミナーは「(IR)業界初?」なのでは!!!!!

その分、「絶対に"おもしろい"セミナーにしなければ!」と当日の開催2時間前までコンテンツの表現を練りこんでいました。

(セミナーでは、スパイダープラス、セーフィーそれぞれCEO・CFOに登壇いただきましたが、上場企業2社のこのクラスの方々にわざわざ時間を作っていただきチャレンジするわけなので「絶対失敗できない・・・(!!!)」と内心はずっとヒヤヒヤしていました。)

登壇いただいた両社CEO・CFO、セーフィー古田CFOには、モデレートを担当いただきました。(豪華!!!!!!!!)

2. コンテンツ紹介

セミナースライドより抜粋

ここから、どんな内容のセミナーだったかについて、いくつかスライドやディスカッション内容をピックアップしながら下記にて紹介してまいります!

(1)コンテンツの紹介:「建設2024年問題」とは何か

セミナースライドより抜粋

まずは、そもそもの部分から。

「建設業界が今後伸びていく理由」「建設業界の抱える課題」や、
「働き方改革が適用されると何が変わるのか」「現在の状況は」というような、普段の決算説明会よりも丁寧に解説しました。

「建設業界や物流・運送業の働き方改革適用開始が5年間延長されていた理由は、多忙で人手不足の業界であったからと言えます。そのため、【建設2024年問題】は"時間"と"人"に対する取り組みが必要で、そのためにテクノロジーが求められています。しかし、その対応状況はと言えば…..(後略)」

(「建設2024年問題とはなにか」より一部書き起こし)

働き方改革への対応状況や、国も政策面から普及を後押しするテクノロジーについても解説したコンテンツとなりました。

*本コンテンツには下記リンクから直接ご覧いただけます!https://www.youtube.com/watch?v=-rfuwq_SLGw&t=65s


(2)コンテンツの紹介:「建設2024年問題を徹底討論」

今回のセミナーの目玉コンテンツです。

当初このコンテンツは、「それぞれが、それぞれに質問し合う」という内容を企画していました。

しかし、企画案を登壇者含めてディスカッションする中で、
「1テーマについて語り合う形式の方が内容に深みが出るのでは?」という結論にいたり、「あるテーマについて経営者同士が討論する」というコンテンツになりました。

「経営者同士が建設2024年問題とか建設DXの未来についてディスカッションする」というコンセプトは非常に手応えが持てて、個人的にも聞いてみたいと思うものでした。
「企画って、"自分がそれを聞きたいか(知りたいか)"っていう視点が一番大事かも」と学びになりました。

IR担当の回顧録

そこから、以下の4つにテーマが設定されました。

1. 2024年4月を目前に、DX需要は伸びているのか
2. 建設業界の働き方改革対応は、2024年4月までに間に合うのか
3. いま、建設DXカンパニーには何が求められているのか
4. 2024年のさらに先、「未来の建設現場」はどうなっているか

それぞれのテーマは、セミナーの目的である「建設DXのポテンシャル」や「投資テーマとしての【建設DX】」の魅力を知ってもらえるものであること、スパイダープラスとセーフィーの考えや描く未来を知ってもらうことで、両社に「投資したい!」と思ってもらえるテーマ設定を意識しました。

テーマ設計で苦労したのは、中間に位置する2と3のテーマでした。
「最初に足元の動向から入って、最後は未来を語って締める」というのはすぐに決まったものの、そこまでに至るストーリーをイメージしきれず、当日の2時間前まで悩みに悩みました。
最終的には「起承転結」が効いたテーマ設定になったのでは?と思います。

IR担当の回顧録

以下に、それぞれのコンテンツで話されたことを抜粋です。
(気になった方は、ぜひ本編を御覧ください!)

スパイダープラス 伊藤CEO
「(2024年4月に向けて)問い合わせの量自体は増えていますが、質的には各社手探りの状況という印象です。また、どんなソフトウェアを選ぶ基準についても…(後略)」

 「2024年4月を目前に、DX需要は伸びているのか」より一部書き起こし

セーフィー 佐渡島CEO 
「他の事案から見ても、働き方改革関連法が適用開始されてからというよりも、ITサービスの活用法が生み出されてから急激に盛り上がると考えられます。(なので)前もって盛り上がるということは無いのかなと思います。
実際は(働き方改革関連法)適用開始になった時に、一気にブレイクしていくのではと考えています。またテクノロジーでみると、通信技術の5Gが普及すると….(後略)」

「建設業界の働き方改革対応は、2024年4月までに間に合うのか」より一部書き起こし

スパイダープラスCFO 藤原
建設DXカンパニーには、個社最適なものを作ることというよりも、ITによる現場業務の標準化と効率化が求められていると考えています。
建設現場のDXを進めていくというのは、そういった意味で重たい使命だなとも思っています。….(後略)

「いま、建設DXカンパニーには何が求められているのか」より一部書き起こし

以上、4つのテーマのうち3つのテーマを抜粋と共にご紹介でした。
最後の「 2024年のさらに先、「未来の建設現場」はどうなっているか」については、ぜひ本編でお楽しみください。

8分程度でまとめられておりますので、ぜひ皆様ご視聴頂けますと幸いです!

(各テーマ、目次にてそれぞれ8分程度まとめております!)

https://www.youtube.com/watch?v=-rfuwq_SLGw&t=1802s


3. 終わりに

簡単ではございますが、以上がセーフィー社との合同IRセミナー
【建設DXカンパニー2社が「建設2024年問題」を徹底討論!】
のイベントレポートでした。

当日は、20時からの開催にも関わらず、120名を超える投資家の皆さまにご参加いただいておりました。

また、「第二弾期待しています!」など続編を期待いただくコメントや、
公開したアーカイブ動画も〇〇人以上の方に御覧頂いているなど、
少しでもご注目いただけたのではと安堵しております。

ちなみに今回のセミナーは、セーフィー社の協力がなくては開催できなかったこと、「こんな討論テーマはどうですか?」とアナリストの方からアドバイスあったこと、周知に社外の方々にもご協力いただけたことなどなど、多くの皆様の協力を得て成し得た
この場を借りて、御礼申し上げます。

今回のnoteで、少しでも興味を持っていただければ、是非ご覧いただけますと幸いです。

(全コンテンツにチャプター飛びできますので、かいつまんで視聴もいただけます^^)

引き続きスパイダープラスの【IRの裏側】、ご期待頂けますと幸いです!

*本記事に関する注意事項
本記事は、情報提供のみを目的として作成しています。本記事は、日本、米国、その他の地域における有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではありませんのでご留意ください。