【オーストラリアワーホリ】再度始めた仕事探しのモチベがあがらない
こんにちは、Piyaです。
以前書いた記事(【オーストラリアワーホリ】バイト終わりに泣いて帰って来た話 |Piya (note.com))のレストランではもう働けておらず、再度仕事探しを始めました。が、本当にモチベーションが死んでいます。
自分の中で一度終えたつもりだった仕事探しをもう一度始めるとなるとなかなかエンジンが掛からず、やる気が出なくて仕事が見つからない → 予定もないので篭りがち → 海外で何やってるんだろう……と鬱っぽくなるという負のスパイラルに陥っています。本当に鬱々としているので、文章を書いて一度自分の気持ちを吐き出してみる事にしました。私の抱えているネガティブな事を正直に書くので、オーストラリアが大好き!最高!と思っている方の気を悪くするかもしれません。ワーホリが順調に進んでいる方やオーストラリアという国が大好きな方は今すぐこの記事を閉じてください!
私の「オーストラリアワーホリの目的」
ワーホリの目的や目標は人それぞれ。
私がオーストラリアワーホリに来た目的は「コロナ禍で思うようにいかなかったYMS(イギリスワーホリ)のリベンジ」です。
まずはこのイギリスの話を少し書こうと思います。
約5年前、私が渡英して2ヶ月でコロナが始まりました。コロナが始まってからイギリスに行くことを決めたのではありません。最初の方はコロナ前のロンドンを満喫していたのですが、新型ウイルスはあっという間に流行り、語学学校は閉鎖し、ロックダウンで町はゴーストタウンのようになり、始まったばかりのアルバイトは一時解雇になりました。
そんな散々な状況だったので、同じYMSで来ている人達と共にビザの延長をホームオフィスに打診しましたがビザは延びませんでした。やる気があって早々に入国してしまった人はビザが延びないのに、まだ入国していなかった人たちはビザが延期出来るという不公平さにも腹が立ちました。
ロックダウンで何もかも閉まっていて行くところもなく、何も出来ないまま期限が減っていくだけのビザ。部屋に籠りながら「海外で何をやっているんだろう」という虚無感に襲われていました。
ただイギリスは日本に比べて自由に出歩けるようになるのも早かったので、ビザの最後の半年くらいはイギリス国内旅行に行ったり週5でがっつり働いたり、ある程度は本来の生活に近い経験が出来ました。それでもやっぱり私の中では不完全燃焼でした。
もっと周りのヨーロッパの国へ旅行したかった。2年間しっかり働きたかった。もっと英語力を上げたかった。海外で音楽をしたかった。カフェで働いてみたかった。
そんなやり残した事をやり切りたいという思いで二度目のワーホリを決めました。
オーストラリア、今は仕事が本当にない
現在、コロナでワーホリを延期していた人たちがたくさんオーストラリアに来ています。また、コロナが落ち着いた去年ぐらいから『ワーホリは稼げる!』『出稼ぎに行こう!』という記事が目立ち始めた影響か、更にワーホリメーカーが増えておりなかなかアルバイトが見つからないという状況になっています。どうやら日本だけではなく世界から押し寄せて来ているようです。
オーストラリアに来る前からそんな話は聞いていたので、仕事探しは大変だという覚悟をした上で渡豪しましたが思っていた以上に厳しいなという印象を受けました。今は冬で閑散期だからというのもあるかもしれません。でもそれだけではない気がします。
「仕事探しの方法」の記事にも少し書いたのですが、仕事を見つけた子ですらフルタイムで入れないという話をよく聞きます。
周りも週3くらいで入っている子ばかりで、掛け持ちをしていたり掛け持ちを探していたりします。そういう「既に仕事を持っている子」とも求人を奪い合うことになるので、少ないパイが更に少なくなります。1つの求人に100人ぐらい応募があるのが普通らしく、そりゃあ決まらないよなと思いました。
嫌すぎて本当に避けていたレジュメ配りもチャレンジしてみました。ネットで求人を出していたお店が近くにあったのでレジュメ配りの練習として持って行ってみたのですが、今は募集していないと言われて受け取ってもらえないなんて事もありました。求人出してたのに?!
他のお店でも「今は人が足りているので……」という反応をされ、全然渡せないままです。
求人に応募しても手応えがない
そうして少ないパイを奪い合うように仕事に応募していますが、海外あるあるで履歴書を送っても全然返事がありません。
私がウェブから応募したとあるお店からは「面接したい?」と書かれたテキストが届きました。面接したくなかったら求人に応募してないやろがいと思いながら「面接したいです。いつでも大丈夫です」と返信しましたがその後何も返事がありません。そしてそのお店は新たに求人を出し直しています。
このように返事が無いのに求人を出し直されることはよくあります。
他にもオーペア、ビストロなどで同じことをやられました。
ただ例にあげたお店はテキストが来ただけ良い方で、たいていは無反応。運良く面接やトライアルに行けても結構落とされますし、私のように仕事が決まったのにすぐ干される事もあります。
というか、クビになったのかはっきりしてほしくてオーナーにテキストを送りましたが返事がありません。せめて返事してほしい。
私はせっかく得られた仕事をすぐに失ったことでだいぶ心が折れました。
自分のスキルの低さに自己嫌悪が止まらないです。英語力の向上はもちろんですが、やりたい業種のアルバイトを経験しておくとか、日本でもっと準備出来たよなと反省するところがたくさんありました。
へこんでいる中で求人に応募しても全く手応えがなく、やる気が出ずに求人応募が億劫になる。応募数が少ないから仕事を得られる可能性が低く、予定もないので部屋に引きこもっていると虚しくなってきて鬱っぽくなり過眠と食欲不足になっています。まぁ出かけていない分、交通費もかからず一日一食で足りているので節約にはなっているかも。なんにしても負のスパイラルに入っているなぁと感じています。
減りゆく貯金、頭を過ぎる損切りのライン
YMSでイギリスに行った時は初めての海外生活&英語が今よりも壊滅的だったため本当に自信が無く最悪ビザ期限の2年間ずっと無職でも生きていけるだけの貯金をしていこう……!と考えて貯金を多めに持っていきました。語学学校や保険、現地の生活費などで貯金を数百万円ほど使いましたが、家を失くして路頭に迷うような事態は免れました。何より仕事探し中に心の余裕があったのが大きなメリットだったと思います。
結局イギリスでは無事にアルバイトをする事が出来たため、その時に温存出来た分の貯金&日本に帰ってからアルバイトで得たお金をオーストラリア用の資金として持ってきました。
こうしてオーストラリアに来て2ヶ月。物価の高さと円安の影響もあって、貯金の減りが早いです。7月は学校も無く外出の機会がとても少なかったので出費も少ない方だったと思うのですが、やっぱり最初の頃は何かとお金が必要です。語学学校・家賃・航空券・海外保険・生活費…… 貯金はかなり減りました。
今までの2ヶ月の生活費から今後の生活費を概算で出したところ、もしこのまま仕事が決まらなくても貯金を切り崩していけば残りの10ヶ月くらいは生活できるという結果になりました。でも、そこまでして私はオーストラリアに居たいのか?と考えたら、全力でYESと言えないほどモチベーションは低く、目安にしている時期までに仕事が決まらなければ損切りして日本に帰りたいと思っています。
(ストレス発散に美味しいものを食べたくても、そこまで美味しくない外食が2000円ぐらいするので余計に日本が恋しくなっています。)
どうしてもイギリスと比べてしまう
私はイギリスという国がとても好きです。特にロンドンやエディンバラなど大きめの街が好きです。高校の修学旅行で初めてロンドンに行き、一日で惚れこんでしまいました。その後もう一度旅行で訪れ、好きだという思いを再確認し、イギリスに住みたい!という思いだけで渡英しました。ただイギリスという国に住めれば良かった。だからもし仕事に就けなくて貯金を全部はたいたとしても、そこで生活出来るならいい!という覚悟がありました。
でも、今はそこまでのモチベーションがありません。
もし同じ国で2回目のワーホリが出来たとしたら、イギリスを選んでいました。行けないから、イギリスに縁があるオーストラリアならまだ文化が近いかなと思ってオーストラリアを選びました。
けれどどこか物足りない。とても住みやすい、人も優しい、差別もされなくて快適。だけど、オーストラリアにはアイコンになるものがとても少ない。
イギリス、特にロンドンにはアイコンになるものが多かったです。
ビッグベン(ウエストミンスター)、バッキンガム宮殿の衛兵、イギリス王室、二階建てのロンドンバス、電話ボックス、タワーブリッジ、ロンドンアイ、大英博物館、アフタヌーンティー、ハロッズ、F&M、バーバリー、ヴィヴィアンウエストウッド、キャスキッドソン、ローラアシュレイ。ハリー・ポッターやホームズ、シェイクスピアもイギリスです。あとはロックバンドのQUEENとか、ビートルズとか。
田舎の方だとはちみつ色のお家やイングリッシュローズが素敵なお庭があったり……
スコットランドにはバグパイプやタータンチェック、ウイスキーなどの文化もあります。
ロンドンの話に戻りますが、街にたくさんある博物館や美術館が無料で暇があれば芸術に触れる事が出来ました。ミュージカル文化も発展しているので、レ・ミゼラブルやライオンキング、マンマ・ミーアなどの有名な作品をいつでも観ることが出来たのも良かったです。平日だと3000円ぐらいで観られるくらいミュージカルが身近なものでした。
とにかく、私が以前住んでいたロンドンという街には異国文化を感じられるものがこれでもかというぐらいありました。でも、今はあの異国文化を感じられる瞬間が本当に少ないんです。それが私にとってとてもしんどいと感じる部分になっています。
オーストラリアといえば……何だろう
もちろんこの国に来てから素敵だなと感じる点もたくさんありました。
オーストラリアの豊かで広大な大地は素晴らしく、海や山など自然の中でのアクティビティをするには最高のロケーションです。移民文化のおかげでアジア人差別を特段感じる事もなく、ローカルの人達が優しくてとても住みやすい素敵な国です。イギリスではアジア人差別があったので、その点の違いには驚きました。
そんな素敵な面を感じている一方で、何にもなくてつまらないな……と感じる事が多いです。
移民が多くて新しい国なので様々な文化がミックスされているオーストラリア。裏を返すと歴史が無く見るところが無いという感想を抱いています。
私のモチベーションが停滞している一番の原因はこれだと思っています。
私は京都出身で、歩けばそこかしこにお寺や神社があるような環境で生きてきました。1100年前から続く祇園祭が毎年行われ、数百年続く老舗がたくさんあり、毎年大文字の送り火をマンションの屋上から見て、6月には水無月を食べて、大学への通学路に世界文化遺産が当たり前にあって、年末年始は神社で働く。そんな生活をしていたので、日常の中にその国の文化を感じる環境を求めてしまうのかもしれません。
もちろん京都だけではないと思います。日本には各地に名産があります。美味しいもの、歴史的な建物、伝統的な技術…… 国外に出ると日本の文化の奥深さを改めて感じます。
そんなわけで、せっかく海外に住んでいるのだから異文化を感じたい。でもオーストラリアっぽいものを感じる機会があまりない。という物足りなさがどうしても湧いてきてしまいます。
オージーが好きなBBQはもう何回かやりました。寒いから足だけですが、海にも入りました。
まだやっていない事で言えば、コアラとペンギンを見たいのと、カフェ文化を感じたいからメルボルンには行きたいかな。欲を言えば塩湖やオーロラが見られたら嬉しい。でもそのぐらいです。
再度お伝えしますが、自然が好きな方には本当に最高のロケーションです。
美しい海や広大な大地を感じられる素晴らしい場所です。
でも、私にはまだ早いかもしれない。のんびりするには適した場所ですが、私はまだもう少しバタバタしていたいのかも。笑
将来の夢のために
私は大学生ぐらいからずっとカフェを開きたいという夢を持ち続けています。なので、無駄に貯金を使うぐらいなら開業資金として出来るだけ温存したいという気持ちも少しあります。
先月クビになった時に先の事まで考えてみたのですが「日本でスキルを身に付けた方がいいのでは?」と思うようになりました。母国語ではない言語で学ぶより、必要としているスキルを日本語でピンポイントに学ぶ方が早いように思えたからです。
そもそも日本でカフェの経験を積み上げておくべきだった、渡航時期をもっと早めておくべきだったという後悔もあります。去年の夏に入院・手術をして退院した後、もう一度働いていたお店のアルバイトに戻ったのですが、そのままオーストラリアに来てしまうかカフェのバイトに切り替えるべきだったと反省しています。英語力も、もう少し頑張れたと思います。
いまさら後悔と反省の波が襲ってきていますが、去年は去年で楽しい思い出や仕事で得られた経験はたくさんあったので、あまり悪く考えないようにしたいと思います。
最後に
つらつらとネガティブな事を書いてすみません。
今はかなり気持ちが落ちているので、書くことで少しスッキリしました。
ここからはギアを上げていけるよう、ポジティブに頑張りたいと思います。
長文をお読みくださりありがとうございました。
読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは私のがんばるぞ!という気持ちになったり、ほっこりするためのコーヒー代になったりします。