(00) 父が孤独死しました
はじめまして、じゅです。
私は病院で働く大勢の看護師のアラサーのひとりで、平凡でありきたりな人生を歩んでいると思っている。コロナワクチン後遺症かもしれない難病の持病はあるから、もしかしたらありきたりではないのかもしれないけど、上手く付き合っているので患者の自覚はほぼない。
そんな私の父が2024年夏、孤独死した。事の経緯や父と私の事などつらつら書いていきたいと思ってこの場を借りている。私と同じもしくは似てる境遇の人のために少しでもなれば、と言いつつも大方は自分のためだと思う。気持ちの整理、備忘録かな。
そもそもだけど、私は「孤独死」という言葉が嫌い。家で死ぬのは在宅死であり、ひとりで死ぬことが孤独と定義されるのはおかしいと思う。その人の生活を知らずに「孤独死」という言葉で呼ぶのは、その人のことを知らない他者であると思う。発見まで時間がかかった=社会から孤立している=孤独死、と定義されるのかもしれないが、社会から孤立していることが孤独と呼ばれるのも違うと思う。ひとりで自分の好きなことをして暮らし、満足感を得ている人だっている。その人が他者から孤独と言われるのなんて、大きなお世話だと思う。
それでも私が孤独死という言葉を使うのは、この言葉が大衆化しているから。私と父に起きたことを一言で簡単に伝えるのはこの言葉が1番、手っ取り早い。
いつの日か、孤独死という言葉がなくなって欲しいと思う。そしてできれば、言葉だけではなく、こんな死やその遺族もなくなって欲しいが、多分ゼロは無理だろうと思うので、限りなく少なくなることを切に願う。