その絵の価値はいかほどー2?
どうも、おはようございます。
関口 栄治です。
前回、同タイトルで『その絵の価値は、わからねぇ!!』と言い放ちましたが、決してそんなことはないということを補足します。
作者さんの世界観や思い、こんなこと考えて描いたのかなぁとか。
そこに至るまでの技術修練にかかった時間や費用。
そういったことに考えを巡らせて、提示価格が低かったら、倍額以上出しても頼むことはします。
ただ、興味ない領域に関しては、センサーが一切反応しないだけです。
この『興味』の領域ってすごく面白いと思うんですよ。
興味が有るか否かで、評価0 or 100になることだってあるんですから。
例えば、有名どころでいうと『日本文学』とかいいですね。
近年、『文豪ストレイドッグス』という作品が発表されています。
あれは、文豪が特殊能力を得て戦う異能バトルアクションものなのです。
もともと、『日本文学』?へー。
芥川龍之介?すごいの?
みたいな人で、漫画やバトルものといったものが好きな人が『知るきっかけ』になって、そこから『日本文学』に興味を持つパターンがあります。
そのときに、『すごいの?』のときは、評価 0だったものが、興味を持って見始めた瞬間、自分の感性にハマって、100になることがあったりします。
『戦艦』や『武将』もそうですよね。
私の場合は、『絵画』に関して、興味なし 故に評価 0なだけであって、『絵』は、大好きなんですよ。
かいがも、えがで、絵画って変換していたくらいですから。
無さすぎにも程があります。
ただ、評価 0にしておくのは勿体ないと思うのです。
これを変えるには、2つの方法があります。
一つは、自分がこれらに興味を持つこと。
自分が興味を持っているジャンルから近づけていくと早いですよね。
時代による価格遷移、マーケットからの評価とか。
もしくは、よりポップに解釈してしまおうとか。
僕ならね。
もう一つは、興味を持つような入口を用意すること
それは、先ほど例に挙げた『日本文学』や『戦艦』『武将』など。
見てくれる層が楽しんだ時代にあったものにアレンジしたものを入口として用意することです。
現代風アレンジというやつです。
でも、そうすることで対象がより身近に感じることが出来て、その結果興味を持つことが出来ます。
個人的には、『FGO』なんて偉業ですよ。
歴史、興味ない層をまるごと大好き!!に塗り替えてしまったのですから。
私も、あれで『ギルガメッシュ叙事詩』と『ニーベルンゲンの指輪』を借りてきて読んだ人種です。
と、こんな風に0→100が行えてしまうのです。
でも、『FGO』もゲームという名のアートです。
だから、アート自体が0→100の評価される対象であるのに、アート自体にも、0→100を評価する目線、興味有る無しを切り替える力がある。
これは、興味深いことです。
だからこそ、関わると面白いと自身は考えるわけです。
あなたの0を100に変える可能性があるのだから。
これは、楽しい仕事になります。
そういう意味で言えば、絵画には、見た人の価値観を変えるという評価軸もあるのではと思いました。
評価軸を変えることが、その絵画の評価の一つ
循環しているみたいですが、それも面白さの一つですね。
ではまた。