まるでチーズソースマジック。
絞れるほどなめらかな「チーズソース」は、絞る、塗る、和えると手際のいいスムーズな調理で、メニューの幅を大きく広げてくれる。
文・撮影/長尾謙一
料理/横田渉
・MEソース 4種のチーズ
・北海道4種のチーズソース
・濃厚クワトロチーズソースリッチ
・チーズソース プレーン
・チーズソース マイルド
・チーズソース ハラペノペパー
・チーズソース チェダーホワイト
・チーズペースト ブルーチーズ入り
・カマンベール入り チーズペースト
・クリームチーズペースト プレーン
・サワーチーズペースト
・業務用チーズフォンデュ
(素材のちから第39号より)
絞るだけでクワトロ(4種のチーズ)メニューができるというマジック
イワシの上に絞っているのは4種類の北海道産チーズ(チェダー、マスカルポーネ、クリームチーズ、カマンベール)を使ったなめらかでコクのあるソース。このチーズソースを使えば、なんとひと絞りでクワトロメニューが提供できる。さらにイワシの下にはピリッと辛いハラペノペパーのチーズソースまで仕込んだこだわりのオーブンメニューだ。
「チーズソース&チーズペースト」に潜在力を感じる
こんなに扱いやすいチーズがあるの?
それにしても〝なめらかなチーズソース〟というのはとても便利だ。単純に絞れるというだけで作業性がいい。それに太くも細くも絞れる。グラタン皿に「チーズソース ハラぺノペパー」を絞り、その上にマッシュルーム、パプリカ(赤黄)、ミニトマト、イワシをのせ、オリーブオイルを軽くかける。イワシの上には「北海道4種のチーズソース」を絞り、パルメザンチーズをかけローズマリーを添えてオーブンで焼いてみた。どうだろう、簡単にイワシのオーブン焼きができた。しかも〝北海道産クワトロフォルマッジ〟がメニューにうたえる。ピリッと辛いハラペノペパーのチーズソースも手間なく加えることができるのだ。これはもう〝チーズソースマジック〟のようなものだ。
次はスプレッドしてみよう。フォカッチャに「濃厚クワトロチーズソースリッチ」を塗り、レタス、赤玉ねぎ、ラディッシュ、茹でたエビをのせ、最後にかぶせるフォカッチャにもたっぷりと「濃厚クワトロチーズソースリッチ」を塗った。チーズのコクと香りが濃厚で、とろりとしたソースがフォカッチャと具を一体化させる。そういえばチーズソースのサンドイッチなど、とっくにあるようだがあまり見ない気がする。
続いてパスタに和えてみる。「チーズペースト ブルーチーズ入り」をフライパンで軽く加熱しながら茹で汁で濃度を調節し、バターを加える。茹で上げたペンネと和え、黒胡椒、イタリアンパセリを添えた。簡単にブルーチーズ風味のペンネができあがる。
このように「チーズソース&チーズペースト」の作業性のよさにはちょっと驚きだが、もっと驚いたのはそのバリエーションの豊富さである。
「チーズソース&チーズペースト」には、こんなにアイテムがあるのか!
こだわりのフレーバーが勢揃い
「チーズソース&チーズペースト」の充実ぶりをご覧いただきたい。ご紹介した〝4種のチーズ〟を使ったソースが3タイプも揃っている。
〝4種のチーズ〟を使ったソース
「MEソース 4種のチーズ」はゴーダ、チェダー、マスカルポーネ、パルメザン、「北海道4種のチーズソース」はチェダー、マスカルポーネ、クリームチーズ、カマンベールを使いすべて北海道産。さらに「濃厚クワトロチーズソースリッチ」はパルミジャーノレッジャーノ、ペコリーノロマーノ、ゴルゴンゾーラ、チェダーと個性的なチーズを使い、ネーミングに〝濃厚〟と〝リッチ〟を重ねているところには味の深さへの想いを感じる。
同じ4種でもこれほどまでにチーズを使い分けて商品化していることに感心させられるが、裏を返せば〝クワトロフォルマッジ〟という言葉の付加価値が外食市場ではかなり高いということだ。素直に学びたい。
注目のブルーチーズ入り
注目したのはやはり、ブルーチーズが入った「チーズペースト ブルーチーズ入り」である。ブルーチーズを牛乳や生クリームで溶かす手間なくソースとして手軽に使える。ポテトサラダに和えたり、ソテーした肉のソースとして青カビ独特の濃厚な風味を幅広くメニューに取り入れることができる。
その他、こんなにもアイテムが!
その他、ピリッと辛いハラぺノペパー入りや、カマンベール、チェダーチーズ、クリームチーズ、酸味のあるサワーチーズ、ホワイトソースにチェダーチーズとチキンコンソメや香辛料を加えたものまであり、こだわりのフレーバーが揃っている。
グラタン、ピザ、リゾット、チーズフォンデュ、パスタ、サラダ、つくってみたいメニューがどんどん浮かぶが、皆さんはいかがだろうか。
(2020年11月30日発行「素材のちから」第39号掲載記事)