まさに、ドラマチックスパイス。
鉄板の上で豪快に焼き上げたホルモン。コリコリとした独特の歯ごたえと焼けたタレの香ばしさは、一度食べはじめるともう箸が止まらない。お店の一番の人気メニューに「ざくがけスパイス」をたっぷりとふれば、お客様はもう釘付けだ。
文・撮影/長尾謙一
ざくがけスパイス
(素材のちから第44号より)
「ざくがけスパイス」は、唐辛子とオニオンのスパイス感とエビの旨みのきいた〝万能スパイス〟。〝ピリ辛〟の唐辛子と〝旨み〟の唐辛子の2種類をブレンドした辛さは、一度食べるとやみつきになる。控えめな塩分でザクザクした食感を料理にたっぷりとトッピング。
「ざくがけスパイス」は、お客様を楽しませる万能スパイスです。
「ざくがけスパイス」は鮮烈な赤色とザクザクした食感、そしてほのかに甘みを感じる辛みを持つスパイス。ひとたびメニューにふるとその個性を大いに発揮し、中華から生まれた「ざくがけスパイス」も、和食、イタリアンと評価をいただいてきた。さて、次はと考えた時に突然「お好み焼きに合う。」と直感した。これはいける。
店主 森本 欽二 さん
「ざくがけスパイス」の真っ赤な色とザクザクした食感は衝撃的ですね
お勧めいただいて使ってみると、結構「ざくがけスパイス」にハマってしまいますよね。ザクザクとおいしい音がして、とても食感がいいです。
それから、この真っ赤な色は見ただけで〝これは辛いぞ!〟というインパクトがあります。覚悟して恐る恐る食べてみると、それほど辛くなくて、ほのかに甘くてエビの味もしますし、いい意味で激辛の期待を裏切るというか、食べる人を大いに楽しませてくれるスパイスです。
お店で一番人気の〝絶品ホルモンのタレ焼き〟には、もともと七味唐辛子をかける方が多いですから「ざくがけスパイス」の辛みと旨みは好まれると思います。
この食感はホルモンの歯ごたえにも凄く合っていて、おまけにザクザクと音がいい。辛さがきたと思うと甘みと旨みがぐっと追いかけてきて、初めて召し上がる方には衝撃的ですね。スパイシーな味がしてホルモンにはとても合うと思いました。
ホルモンにも合いますが、私どもの〝うまだれキャベツ〟にも凄く合います。キャベツとタレとマヨネーズというシンプルなものなのですが、ポイントは「ざくがけスパイス」とマヨネーズの相性がいいということです。
私どもにも〝マヨラー〟のお客様がたくさんいらっしゃって、いろいろなメニューにマヨネーズをかけますが、こうしたお客様にはたまらないスパイスだと思います。この辛みがクセになって、マヨラーのように「ざくがけスパイス」をいろんなメニューにかけたくなるファンが出てくるのではないでしょうか。
焼きそばも、お好み焼も味変を楽しみたい
次に〝焼きそば〟にかけてみました。やはりインパクトがありますよね。「ざくがけスパイス」は見た目と違って多くの日本人が好きな〝甘辛〟の要素をちゃんと持っています。見た目と味に大きなギャップがあることも魅力ですね。
あくまでも自分の好みの食べ方ですが、焼きそばは「ざくがけスパイス」を最初から全部にかけないで、少し食べてからあとがけして味変させるのがおいしいと思いました。
麺もはじめはソースの味で楽しみながら、次に「ざくがけスパイス」を加えてザクザクした食感と音と一緒に食べます。焼きそばのソースも「ざくがけスパイス」が加わると辛みと甘みが加わって味が深まります。
もちろん最初から全体にかけるのもいいと思います。そうやって食べ方を考えるのもおいしさの一つですね。
〝お好み焼〟にふると一面が真っ赤になって、ちょっといつもと風景が違いますね。「ざくがけスパイス」と相性のいいマヨネーズもたっぷりとかけます。
食感にも辛みにもパンチがきいて、ビールには最高です。特に夏場にはいいですよね。
「ざくがけスパイス」をトッピングメニューに加えたい
先ほどの〝うまだれキャベツ〟のように、私どもにはお好み焼や鉄板メニュー以外にも、カプレーゼ、冷やしトマト、山芋たんざく、アボカド豆腐、なんこつなどたくさんメニューがあります。
たとえば〝ピリ辛たぬき奴〟は、豆腐に天かすをのせて辛いラー油をかけているのですが、ラー油の辛みの代わりに「ざくがけスパイス」を天かすと混ぜてもおいしいでしょう。
お好み焼や鉄板焼きには10種類のトッピングを別料金で用意していますから、お客様がお好みでチョイスできます。その一つにこの「ざくがけスパイス」を提供してもいいですね。
トッピングとして一皿いくらと設定しておけば、お客様が料理を召し上がる時に自分でかけられますから、お好きな人にとってはもう全部のメニューにかけたいでしょう。お勧めトッピングとして壁にPOPを貼っておけば、結構ご注文をいただけるのではないでしょうか。
それから、私どものメニューにはありませんが、もんじゃ焼きには「ざくがけスパイス」は絶対に合うと思いますね。
(2022年3月31日発行「素材のちから」第44号掲載記事)