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TGS2024 イベントステージPlayStation®Presents『DEATH STRANDING 2』Special Stage感想。

2024年9月29日(日)幕張メッセ展示ホール1 TGS2024 イベントステージにて表題イベントが行われた。

本イベントは、2025年発売予定の『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の監督である小島秀夫さん、主人公「サム」役の津田健次郎さん、「フラジャイル」役の水樹奈々ちゃん、新キャラクター「ドールマン」役の杉田智和さん、そしてこちらも新キャラクター「トゥモロウ」役の若山詩音さん、ゲーム内で本人役として登場する三浦大知さん、そしてハートマンの3Dスキャンキャラクターデザインを担当したニコラス・ウィンディング・レフン監督らが登壇した。

最初に出演告知がなされたときにはサポーターズクラブチケットの販売は終了しており、一般入場券のみの販売となっていた。

このサポチケの販売数は約2,000枚ほどだそう。
一般入場者よりも早く入場できるなどの特典がつく。

奈々ちゃんがTGSのデスストのステージに立つのは東京ゲームショウ2018 一般公開2日目 PlayStation presents LIVE SHOW “TGS2018” Death Strandingステージ以来となる。

この時は開始が15時30分ということもあり、オープンからイベントステージ前に多くのファンが張りつくこととなった。
イベント30分前にはとてもつもない人集りで当時からコジプロ作品の人気というのを目の当たりにしたのを覚えている。

前回は長時間ステージ前に張りつく為に早朝から並んだわけだが、今回は前日から関東で用事があり、勝田台駅前のホテルに宿泊した。
会場までは車で30分もかからないが、ディズニー効果なのか海浜幕張近辺のホテルが軒並み高くて驚いた。
そもそも空室もなく、選択肢すらあまりなかったこともあり今回は滞在時間6時間で宿泊費は一人8,500円となった。
そして、ホテルから会場へ車で向かい、列に並んだのが6時24分頃だったと記憶している。
当初の予定より一時間以上遅れてしまったが起きれなかったものは仕方ない。

ただ、イベント開催間際の9月24日にイベント開催時間の前倒しと延長が発表されたこともあり、入場が間に合うのかなど、事前に椅子600、立見200と案内が出ていた為、些か心内は穏やかではなかった。

※全てのイベント内容、出演者等は予告なく変更となる場合があります。

※イベントステージの収容人数は着座エリアで600名程度、立ち見エリアで200名程度を予定しています。

※先着順でのご入場となります。

※イベントステージの収容人数を超えた場合は、主催の判断で入場を制限する場合があります。あらかじめご了承ください。


この投稿がされたとき私はちょうどこの赤丸の場所で整列していた。

改めて見る人の多さに「今日はキレイなおでこでは帰れないかも」と思いつつ、前に続いて進む。

なんとかステージイベントの待機列に自分が並ぶことができたのが9時27分。
そして友人は9時38分に待機列にたどり着くもキャパオーバーで締め切られてしまった。

その差約10分。
正直気の毒としか言えないが結果もう少し立ち見を入れてもいいのでは、と中に入ってから感じたのでどういうボーダーだったのかはわからない。

私が入場すると座席はパイプ椅子が並べられているがかなりの数がプレスで潰されている。
しかも海外の関係者の数もかなりいる。

私は立ち見の最前というのか、柵の前をとることができた。

結果論ではあるが、パイプ椅子を取れた友人たちはケツが痛かったそうだ。
立ち見でも充分見やすく、視界が開けるので結果オーライといったところである。

今回のイベントも生配信され、アーカイブも現在視聴できる。

配信という受け皿があるのは大変有り難いが、小島監督もイベントで発言していたようにリアルの繋がりは何物にも代え難いものである。

私は前作のDEATH STRANDINGをもちろんプレイしている。
全ての内容を鮮明に覚えているわけではないが、映画さながらの世界観とキャラクターの個性、そして各キャストの声の演技はしっかりと脳裏に焼き付いている。

もちろん今回のDEATH STRANDING2もプレイする予定だ。
「配達するゲーム」という内容に発売当時は賛否が別れるところもあったが、コロナ禍を経て評価が変わってきたとし、ゲームの世界が現実になった世界で発売される今作はいったいどのような印象になるのか私も楽しみで仕方ない。

イベントの詳細についてはアーカイブがあるので割愛するが、イベント内でアフレコ風景や打ち合わせ風景、またキャストや監督とコミュニケーションを取る姿が映像として流れた。
その映像をバックに当時のことをキャストや監督が話すといった下りがあった。

真剣にアフレコする姿や打ち合わせする姿、談笑する様子もあったが、どの場面でも奈々ちゃんは笑顔でとても賑やかに振る舞う姿が印象的だった。

小島監督も自分の好きな人と仕事をするといったところでキャストやスタッフととてもいい関係性で作品作りをしていることが伺える。

今回トゥモロウ役を演じる若山詩音さんについて小島監督は「ぼくはリコリコファンなので」と起用のきっかけについて触れていた。
私も小島監督のツイートをきっかけにリコリス・リコイルを視聴した経緯があるので、とても親しみを感じて話を聞いていた。
ちなみに若山さんは同作で井ノ上たきな役を務めている。

トゥモロウと共に新キャラクターとして解禁されたドールマンは元霊媒師で人形に魂を移したキャラクターだ。
ドールマンを演じる杉田智和さんは後の映像ではサムと行動を共にする姿をみた上で「あれ投げたいじゃないですか、ちゃんと投げれるんですよ」と発言し小島監督から「ネタバレですね、これは」とやりたいと思う機能がすべて実装されている本作の造り込みの高さとユーザーのニーズをしっかりと捉えてるところを評価した。

本作はタールの中を進む潜水艦「マゼラン」が拠点となるようで前作の配送センターから潜水艦という想像を越えるものへと変化を遂げている。
艦長等を務めるタールマンを演じるのは宮本充さんでCGモデルは「マッドマックス」等でメガホンを取った監督ジョージ・ミラーだ。

宮本さんと仕事がしたかった小島監督の念願叶ったオファーということで、前作から宮本さんと仕事がしたかったのだがハートマン役の大塚芳忠さんとも会いたかったので、ということで今回オファーとなったようだ。

そんなプレイヤー人気も高いハートマンのモデルになったレフン監督もステージ登壇となる。

登場するとかけていたメガネをハートのサングラスに代えギャラリーを沸かせる。
小島監督のことを「秀夫はクレイジーでぶっ飛んでいる、話していて楽しく、生き分かれの兄弟のようだ」と、小島監督との仲の良さを語った。

ハートマンは「特殊な心臓」を持っており、21分ごとに心停止する。彼の身体にはAEDが取り付けられており、21分以内の音楽や映画を楽しむようにしており、彼は死ぬ度に向こう岸(ビーチ)に行き、3分間だけ家族を探してさまよってから生き返る。
なんと彼は1日に60回死亡するのだ。
私も好きなキャラクターであり、大塚芳忠さんの声色や演技もハートマンのユーモアと親和性がある。

また三浦大知さんが自身の新曲「Horizon Dreamer」を初解禁し、本人役でゲームに登場することが明らかになった。
この演出は約2年の歳月をかけパフォーマンスキャプチャ撮影などの制作が実施されたとのこと。

イベントラストにはダンサーを引き連れ「Horizon Dreamer」を観客の前で披露した。

『DEATH STRANDING』の世界をダンスに、取り込んだということらしく、振り付けにも注目である。

最後に小島監督から「発売日は言えないものの、具体的な日付は既に決定している。2025年のあるタイミングで発表させていただく」とのことで、発売日に向け日々制作作業を進めているが現状進捗は日本語版は3割程度とし、小島監督は現在実機でプレイし細かい調整を行っている時期だという。
「まだ完成はしていないが、手応えを感じている」
と本作への我々の期待を膨らませた。

今回は続編ということで前作をプレイしていない人や、世界観からとっつきにくさを感じる人もいるかもしれない。
奈々ちゃん自身も聞いたこと無いセリフや言葉のイントネーションに苦労したとアフレコでのエピソードを話すシーンもあったが、小島監督の作った存在しない言葉を表現する難しさや、監督の考えている意図を理解する難しさについて話していたので、理解が追いつかない部分は否定できないがとりあえず前作をプレイしていなくてもその世界に触れてみることはオススメしたいと思う。

またデスストコラボのアクロニウムをキャストが着用して披露する場面もあった。

撮影する時にほとんどの登壇者がじっとカメラに目線を送る中、奈々ちゃんはノリノリでポージングを取っていた。
ポージングのバリエーションといい、表情といい、慣れてる感が見ていて面白かった。

私も発売されたらデススト休暇を取ってぜひプレイし、小島監督の提示する新たな世界に触れたいと感じた。












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