滝沢歌舞伎 4/24(土)夜公演

三階席一列、右寄りのセンターブロック
花道・舞台のほんとに最前は見切れ
二回右バルコニーはばっちり見える。アクリル板の障害もなし。

一幕

・オープニング ひらりと桜

 映画と同じ映像で始まって、それに合わせて一人一人照明が当たる。この時、拍手があった。他の公演日がどうか分からないけど、紗幕がく瞬間までずっと拍手。真っ白の照明と青衣装のコントラストがとても素敵。最初よく分かってなかったから何人か見そびれた。
紗幕があがって、あのポーズ。青い桜の花びらが舞っていて、とても印象的だった。阿部くんを基本に双眼鏡で追っていたので、はじめ佐久間くんと一緒に見てた。ちらっと映った渡辺くんの頭にやっぱり花びらがいくつも乗っていて笑いそうになった。似合う。佐久間くんと渡辺くんの肌の白さに驚いた記憶がある。
いわふかのパートで後ろのメンバーがポーズを決めるのが好きで、でも阿部くん見失ったから咄嗟に佐久間くん見てた。なんと美しい。表情も指先まですべてが美しい。スポットライトががばっと当たる阿部くんと目黒くんのパート、柔らかな春を感じさせる歌声とその後の素早い移動。だてさくパートはタッチをだいぶ期待していたので、自分の記憶違いじゃないと信じたい。ひらりと桜、全体的に振り付け好きなんだけど、あの波を打つような前列から後列の動きがとても好き。桜が開花する瞬間をとらえたような気分になる。そこでは、しゃがむというか待機する阿部くんは後ろ姿だったけど、とてもイキイキしているように感じた。目黒くんとアイコンタクト取ってにこってしていた。
 花びらがあんなにあるのに舞台上で難なく踊って歌って、走るの控えめに言ってすごい……。大サビ前の「照らす華 闇夜を裂く」の堂々とした立ち上がり、続いて舞台前方横一列に並ぶ姿はまぶしかった。

・One Heart

 新曲のバラード。あまり良い言い方ではないけれど、この日、この曲、特に思いが詰まっていた気がする。阿部くんは慈しむような真っ直ぐな目で前を向いて歌ってた。歌詞はあまり覚えてないけど、後ろの映像が働く人(医療従事者かな?)だったり、季節が流れていく様子だった。佐久間くんの歌声も大好きだから、バラードでゆっくり聞けたことが嬉しかった。1人じゃない、みんないるよって一人一人に向けられた言葉なのかな。

曲終わりの岩本くんの挨拶

 新曲One Heartの歌詞にある"僕らは1人じゃない"今こそこの言葉を胸に刻み、皆様と共に歩んで参りたいと思います。
 それでは滝沢歌舞伎ZERO2021始まりです! 
https://twitter.com/meguroholic/status/1385989882045026322

・九剣士

 ネタバレを見て、映画とほぼ同じだから最後の舌打ちで阿部担は倒れると頭に叩き込んでから挑んだ。向井くん→目黒くん、ラウール→宮舘くん→渡辺くん、佐久間くん→岩本くん、深澤くん、阿部くん→全員の流れ。映画と違うのは戸板倒しがないことくらい。
 3階席の良かったポイントとしては、縦横無尽に駆け回る自担を見失わないことだと思った。基本的に双眼鏡でロックオンできる。ただ、横のお客さんの邪魔になるかもと思うとあんまり出来なかった。阿部くんは横向きに一線走る姿がかっこよかった。前の人が逃げた方向と違う場所からの登場で、後ろの右から登場だった気がする。私的に盛り上がったのは佐久間くんの二刀流。
 そして、何より最後の阿部くんの無双状態ね……。下手? 花道? から登場して、なぎ倒していく。舌打ちで〆て後方へ退場。暗転。映画もびっくりしたけど、双眼鏡で見る阿部くんの舌打ちやばい。爆発した。

・変面

 あの独特な音楽、人魚?妖精の女性の振り向いた時の放射線にのびる照明が好き。映画だとアングルとかとても凝られていて、ここは映画の方が好みだなと感じた。そして、出てくる三人。ここはあまり双眼鏡を持たず俯瞰して眺めていた。変面、その技術の一寸の隙も見せない堂々とした立ち居住まい。背の高いSnow Manだから、遠くで見てても圧巻のパフォーマンスだった。
 中でも岩本くんは面を変える回数が多く、あっという間に表情を変えてしまう。すごい。

・Maybe

 レポを回るうちに1番気になっていたのはこの演目だった。パンフレットには書かれていたその演目は初日から数日経って佐久間くんが追加された。古参の方が多い私のSNSタイムラインでは、さくまくんの追加で動揺や喜びを示した方が多かった。何より、映画であれだけの演目を任された佐久間くんがかなりの数の演目数を減らされていることに驚いた。佐久間くん自身が言っていたように、映画ならではの演目(シーン作り、役)と言っていたことを思い出した。
 あのイントロが流れた瞬間の緊張は忘れられない。かなりの上手側だったので深澤くんのソロもあまり満足に見られなかった。というのも、ほとんど隣の方を見るような角度になってしまうので、後ろや横の方の視線を遮ってしまわないかビクビクしていた。
 深澤くんのソロの出だしは阿部くんは右(深澤くん側)を見ていた。アンニュイな表情で、前にも後ろにも進めない…みたいな表情。「いつも重さ量りながら疑ってきた愛」から始まる阿部くんのパート。真っ直ぐ見つめて、苦しそうだった。過去を振り返るような視線の先の手。くんの「君が叶えてくれたのか 必然の奇跡か」は本当に好きなパート。ここで佐久間くんとラウールのフリーダンスに目がいった。佐久間くんとラウールがすれ違う。印象的だったのはサビ前のラウールと佐久間くんが感情的に抱きしめ合っていたところかな。か弱く抱き合うのではなくて、むしゃくしゃになっている感じ。お互いが求め合ったのに、お互いからがばっと離れてしまう二人。ここまで阿部くんを見すぎて、佐久間くんを全然見れなかったのは後悔。一公演しか入らないってもどかしい……。組曲・Maybe二番カットの公演だったから気が付いたら終わっていたというのが正直な感想。

・My Friend

 Maybeの余韻に浸っているといつの間にか渡辺くんが登場していた。下手から颯爽と現れる宮舘くん。
 終盤、女性2人と宮舘くんの3人で乗るんだけど、すごすぎてビックリした。あれって、3人で自由自在に動けるもんなんだ?!みたいな。もちろん導線とかあるだろうけども、それにしても補助道具なしの圧巻のパフォーマンス。汗さえも宮舘くんを輝かせる1つの要素として存在していた。女性の腕と宮舘くんの腕を一直線に繋げてのポーズもすごかった。月並みなことしか言えないけれど、信頼関係の賜物だと強く感じた。
 そして渡辺くんの歌。衣装は前回同様の赤衣装。髪型は前髪重めの遊ばせて感じ。
 新橋演舞場いっぱいいっぱい、端から端までが渡辺くんの歌声で満たされていた。『悲しみさえ超えてゆくんだ さぁ共に風を切れ』は本当に好きな部分で、息切れすることなく美しいビブラートを響かせていた。
 歌い終わりは振り返って宮舘くんを見ていた。何かかみしめてたのかなぁ。

・腹筋太鼓

 二階上手横原くん、下手影山くん
ニ階バルコニー右がとにかく近いし、一列だから唯一の障害物が目の前の手すりくらい。
準備の段階から正直目がいってしまってた。感染予防対策のためのアクリル板も割と気にならない感じだったから、肉眼でも充分OK。双眼鏡使うと汗や腹筋の筋まで細かく見えて少し興奮した。見目も麗しい横原くんをあの距離で見られることはもう二度とないのかなと感じた。
横原くんと影山くんの二人だけの腹筋太鼓。音も申し分ないほどの迫力。休みが基本ない姿勢と譜面だから、後半は粘り強く威勢よく叩いてた姿がかっこよかった。
 舞台上ではSnow Man 初め、演者たちが出揃っていた。目の前の横原くんと奥に控える阿部くん。阿部くんの待機が気になって仕方がなかったけど、予習不足。位置を把握してなかったので諦めて明転するのを大人しく待った。

 IMPACTorsによる繋ぎ。マッシュアップ? 腹筋太鼓終わった直後にこれやるのか…って驚きと、スクリーンを使った映像とのリンクに圧倒された。2019年の映像と比較したいなあ。あとで見ようかな。

・Black Gold

 イントロと佐久間くんの声が聞こえてきた瞬間鳥肌がたった。残念なことに花道は見えず、上手なのでモニターも見れずで最後の方にちらっと佐久間くんが見えただけ。
 それぞれ別の方向から出てきて、次の人にバトンつないでいく感じ。渡辺くんのパートがとても好きで、あれを生で見られるとは?!ってずっと興奮してた。衣装もビジュアルも満点で(前髪分けてた気がする)歌声も響き渡ってた。
     そして阿部くんのパート!!
 身体を大きく使ってガシガシのかっこいい感じ!振りはほぼほぼ映画と同じ感じだった印象。正直、歌割り的なところでモヤモヤはあるけど、かっこいい阿部くんみたらとりあえず気にならなかった!ありがとう双眼鏡!!
 ラウールのパートで全員集合。サビの振りがかっけぇ!
腕立てて引っ張られる振り付け(伝わる? )は、映画バージョン。佐久間くんは右に流れました。あー。あのスーピタっ! て感じが快感。気持ちいいくらいに揃う。
 最後のフリーダンスも、阿部くんはしゃがんだり、大きくアピールしたりと男らしさ全開だった。
 終わった後、拍手すごかった。

・化粧

 最下手に佐久間くん阿部くんの並びだったから、そこしかあんまり覚えていない。ただ、二人は爆速早いからちゃんと見ないと見過ごしちゃう。二人以外だと、渡辺くんが下がるときに隣(誰だろ…? )の方をポンって叩いてから降りて行った。
 まず、準備が他のメンバーよりも早い。ここだけ早送りの世界かな? て錯覚した。(錯覚してた? I lost my love...)という冗談はさておいて。白塗りまでがほぼほぼない。白塗りは阿部くんが先にスタート。阿部くんは顔から、佐久間くんは腕から。時間がないからべちゃ塗りごしごし擦り。パフもバンバン叩いて、二人ともちょっとオーラ纏ってるみたいになっていた。あれ、落とすのも大変だよねって見守りながら見ていたらものの数分で完成。阿部くん佐久間くんはほぼ同時に終わって、佐久間くんが先に走ってさがった。それに続くように阿部くんも走って退場。本当に走るの早すぎたし、走る足音すら聞こえた気がする。

 アドバイスからは、阿部くんが「松井奏くんの私服がおしゃれで、IMPACTorsのおしゃれ番長は誰? 」の質問が。あとは他に「しょっぴーと楽屋が一緒(26)」というネームに会場笑いの雰囲気に。バキズネートとか、岩本くんの圧がすごすぎる話とかクスクスと笑えた。

・Wildfire

 岩本くんが振り付けをしたとのことで、サビの特徴的な振り付けに注目してください。の前振りで始まったけど、特徴的な振り付けがいまだにわかっていない。センターに影山くんがきたときのフォーメーションがかっこよかった。ただ、舞台の前側を使っていたので、やや見えずらく双眼鏡を満足に使えなかったのは残念だった。またの機会にじっくり見られることを祈って(クリエ落選)

・桜の舞

 映画と同じ構成(本当はこの構成じゃなかった? レポと違ったけれどこの公演しか入ってないので分からずじまい)で、紗幕の後ろで扇子をかざして阿部くん、目黒くんは待機。幕が開いて舞台前方に移動。腰と肩を落として、着物によってラインが協調されたあべ姫は妖艶で新たな一面を目撃してしまった。
 さく姫となべ様の登場などは花道なので全く見られず……。映像になったら、ここも抜かれると信じて。円盤化何卒お願い致します。
 そして、映画でもベストシーンに選ばれたあべ姫とめぐろくんの扇子使いも息ぴったり。例のキスのシーンもあべ君の顔は隠れてしまったけれど、見てはいけない男女の間を垣間見てしまって申し訳ない気持ちになった。そして、さく姫を全く見れてなかったので、視線を動かすと背中合わせのさく姫となべ様のシーンは終盤に、あのひょこひょこと顔を向けるのが本当に好きで、佐久間くんのベストシーンはここにした。100文字なんて足りなさ過ぎて困った記憶。
 終わりの立ち位置は映画と一緒だけど、アングルの問題がないから、めぐろくんはしゃがまず、みんな立ったまま暗転。

・組曲

 一人一人バラバラに出てきて、別の方向にはけていく。阿部くんは上手登場、下手はけだったと思う。
 そして、まん防のために組曲は丸ごとカット。音楽や振り付けが好きな演目なので、ショックを受けた。レポの情報を見て知っていたけど、改めてカットされたんだなぁ…って。

・花鳥風月

 そして、映画版を見て一番好きだった花鳥風月。組曲の厳かな雰囲気を引っ張りつつ、イントロが流れる。岩本くんを中心に、あべさくシンメが踊っているのがとても好き。この曲は終始シンメだったから、双眼鏡で佐久間くんを終えなかったことが悔しかった。
 映画だと引きだったり、見られなかった部分が自分の心行くまで見られる。
 どなたかのレポで見た、渡辺くんが溺れてるのに、近くの阿部くんは全く雨が降りかかってない、ということがイマイチ理解できていなかったのがようやく理解できた。
 間奏からラウールくんセンターの大サビの三角形のところで、渡辺くんドンピシャで雨ザーザー降りで開き直ってるんじゃないのかな? 上向きながら、合間合間で呼吸する姿本当に男でしんどかった。そのななめ後ろで小雨かな? みたいな水の量で、踊ってる阿部くん見てちょっと笑いそうになったのは許してほしい。なんにせよ、あの振り付けを阿部くんロックオンで見られたことはこの上ない幸せだった。


二幕

・鼠小僧

 配役変更、徳俵進之助→だてたま、あべぞう→日和見安兵衛

二幕は長くて正直あんまり覚えていないから覚えてるところだけ書いていこうと思う。

 ぴえんのフェイスシールド(?)を持ってお丸さん登場。女装のはずなのに特に違和感がないのを実感した。木魚に合わせて行進が乱れるのがおかしくて笑ってしまう。だてだまは、二階上手のバルコニーの登場。待機の時から凛々しかった。二階席、三階席をじーーーーっと目線動かしたときは、双眼鏡越しに目があったと思った。絶対あった。あのかっこいい目で射抜かれて心臓とまった。呼吸できなくなったもんな。
 阿部くんはあべぞうから岡っ引きの日和見安兵衛に。現場復帰という、何かリンクするような…なんともいえないリンク。あとやたらと「アオハル」にこだわってたけどあれはなんなの??? あべぞうは死んだことになっていて、新しく迎えたのがだてたまということらしい。背中の大きなハートがとってもかわいらしくて、笑った顔とのマッチがたまらない。阿部くんの日和見安兵衛はキレ芸を披露していたらしいけれど、今回はなかった。レポを見ているとおもしろそうなシーンもあっただけに残念だったなぁ。
 二代目鼠小僧の求人募集であべぞうの場所にだてたまが。瓦版くばりにもスッと立ち上がり騒ぐ民衆の外から手を伸ばしてて、だてたますぎた。

 金さん銀さんのシーンもめちゃくちゃ好き。映画館とか今回の公演方式じゃなかったらゲラゲラ笑ってたと思う。舞台前方でコント(笑)やってるから見切れて見えないんだよね。金さんの叫んでいたシーンも聞き取れなくて、エビフライみたいになってる金さんしか分からなかった。あとは、銀さんの「金だけでなく位の命もですかっ! 」は「いのいのいのいのいのいのいのいのいのいのいのいのいのいのいのちもですかっ! 」ってとにかく「いの」が長すぎて数えきれなかった。もしかすると一番長かったんじゃないのかな? 対峙するシーンが終わって、セットの後ろにはけるんだけど、上手にはけるときに後ろを走っているのが見えて、銀さんがピョーンってジャンプしててめちゃんこかわいかった。保護案件。
 あと、ぺこぱの「今年は犬なの?! 猫なの?! 何だろうがいてくれるだけでありがとう! 」でクスクス笑いと拍手が起きて、それを聞いた金さんは「その拍手。悪くないだろう」てしみじみと頷くから笑い転げるかと思った。

 だてたま、お丸さん、日和見安兵衛が逃げ回って戦っている時に、「おまるさんっ! 」て助けに行くのかっこよすぎた。イケメン…。いい岡っ引きになるんやで…。だてたまと合流して明日の天気。「晴れのち雨」とのことで、おまるさんに「どっちなのよ~~~~~!」ってつっこみくらってた。
 すごくびっくりしたのが、屋根の一番大きなセットが出てきて、後ろでジュニアかな? 戸板のようなセットを組んでて、戸板倒しするの? え? みたいに混乱してたら、新吉親分がそのセットを使って大きなセットに登った。早すぎて、人間ってあんな動きできるんだとひどく感心した覚えがある。

・WITH LOVE

 2019の映像で見た、湖面に反射するような雰囲気も大好きだけれど、乾いた髪でセットも化粧も崩れず上手から登場した阿部くんはアイドルでキラキラとした大人だった。優しい曲調と阿部くんの歌声は相性が良すぎる。立ち姿もきれいで、顔をあげて歌う姿に感動した。間奏の腕を右に振るところがとても好き。二番の佐久間くんもすごく柔らかいんだけど、強くて芯のある声だった。
 この公演の時は涙ぐんでいたメンバーもいたらしい。佐久間くんは客席を目に焼き付けるような前のめりな姿が印象的だった。阿部くんは、正しい言い方が見つからないけれど、動じず、然としている感じだった。


・挨拶

 三方礼の際の2階席・3階席の立ち上がりは禁止。スタンディングオベーションをしたいのに、こんなにももどかしいことは後にも先にもないと思った。幕間や開演前にも劇場スタッフの方が呼びかけをしていた。ちらっと目に入った二階席の方が立ち上がった瞬間、係の人に止められていた。張り紙くらいは読もう。

 本日はご来場いただき誠にありがとうございます。
 政府の緊急事態宣言に伴い、なにより来てくださるファンの皆様の安全健康を考えこのような形になりました。今こそ一人一人が感染予防をしっかりしてみんなでこの壁を乗り越えて、また笑顔で会いましょう。
 滝沢歌舞伎は止まらない、という意味を込めまして本日は幕をおろしません。このまま皆様を見送らせてください。

 挨拶の時点では客席は感動に浸っていたと思う。けれど、この挨拶の特に後半を聞いて、嗚咽を漏らすほど私も周りも泣いていた。
 なので球体フープのフライングはナシ。
 まだSnow Manが、演者のみなさんが舞台に立っていらっしゃるのに退場しなければならない。自分のいた三階席と一階席後方の規制退場案内が始まって、端の方だったから本当に早々に退場した。
 Snow Manのみんなは始めは会場中の人に目線を合わせていくだけだったけれど、客席が手を振るのにこたえる人もちらほら出てきた。(普通に演者の人が舞台にいて、私たちは退場するの経験したことないから、同様とか色々あって、すぐに動けなかったっていうのもあったかもしれない)後ろ髪を引かれる思いっていうのはこういうことなんだなと今書きながら思う。
 阿部くんは堂々と見送りをしていてくれたから、それも形の一つと思っていた。ちらっと手を振ってくれたので、私も手を振った。(阿部くんは手振ってなくてさすが!!という意見をよく見かけたけど、普通に手振ってたよ。援護とか批判とかそういうのじゃなくて、事実なので追記した。)
 けど、たぶん、おそらくみなさんが想像するような手の振り方ではないと思う。規制退場で退場できない人・悲しみでハンカチで目を覆う人、決して、喜びハッピー100%の雰囲気ではなかった。お弁当や不二家の商品などによって、席を立つことができない人もいたと思う。ラッキーじゃん。そう言われれば反論できないし、実際とてもラッキーだった。だけれども、それを武器にどうかしないでください。お願いします。


 レポを読んで、見送りに関して様々な意見があるのは当然だと思った。今回はこの公演に入れたけど、もしこれが土曜日から適用されて自分が入れない立場になったら違う怒りや悲しみがあったと思う。
 せっかく観劇にいけたのに、へこみにへこんでこれを書き始めたのは3日くらい経ったあとだった。自分の中でも気持ちの整理がつけられなくて、友人の中には持っていた神席チケットを払い戻しになった人もいた。
 そんな中で気軽にあれが楽しかった、とはSNSでつぶやけなくて…。でも、自分が目にしたことは間違いないし、自分の感じたことも一つの正解。
 中止前最後の公演でのお見送りは様々な意見が飛び交ってて、どれも否定できなかった。


 最後にポロっと愚痴をこぼします。
規制退場の後、会場周りにはたくさんのファンがいました。入退場口付近でスマホを掲げた人が多くいて、何だろうと近寄ると、劇場の隙間から動画を回し、見送り途中の彼らを盗撮していました。盗撮、とあえて厳しい書き方をしましたが、これは間違いではないと思います。ドン引きしました。あそこは目の前は道路なので、警備の人も困っていましたし、何より宣言の報道があったあとなのに終始騒がしかったです。規制退場も舞台に彼らがいるからノロノロと退場。開演前も幕間も騒がしい印象を受けました。(すぐ近くに並んでいた二人組がずーっと騒いでいて不快でした)ロビーには会話を控えるよう張り紙もありました。食堂が運営されていたとはいえ、あれほどに対策の取られた食事はなかなか見ません。その劇場内の努力を無駄にしているのは観劇に来ている我々だと強く実感し、恥ずかしい思いでいっぱいでした。宣言明けの公演がどうなるか分かりませんが、少なくとも目立つような行為は控えていただきたいな、と思うばかりです。


書いて消して、書いて消してを繰り返したので、レポと感想とか色々混ざって最後の方は特に読みづらい文章だったと思います。ただ、まぁ、私の主観なのでご容赦ください、としか言えません。

わがままを言うなら、自名義は全応募、全滅だったので次に期待はしています。今年は興味のあった歌舞伎へ通いつつ、来年の阿部くんを一回でも多くみられるよう頑張ろうと思っています。


0509
 滝沢歌舞伎ZERO2021の配信がされました。配信を見る前に書いたものなので間違いがあればすみません。


 新規の阿部担。

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