旧暦でも新年へ。そして立春へ。
不思議なことに、1/30に話をしていると、相手がみんな「今日が旧暦の大晦日でしたっけ」と言う。
「2/1が旧暦の新年なので、1/31、明日が大晦日ですね」と続けると、「あ、そうか。まだ1日あるのか」と思い出すんだけど、本当に度々この話が続いて、つまり1/31は「ない日」なんだな、という結論になった。
これを書いている今は、きっちり1/31なのだけれど、いわゆる「時間を外した日」みたいな、現実の戦力としてカウントしなくていい、心理的に「今日は何日だ」とピンと来づらい日だということ。
フワフワしている分、自分を癒したり、焦らずに物事を進めたりすれば、今までにないような結論や立ち位置に辿り着くための「鍵」が手に入る可能性も高い。
鬼の年、自分の腹の底から顔を出してくる「本性=鬼」との折り合いが、どうもうまくつかないという人は、今日こそ自分自身と向き合って「本当は何がイヤで、どうなりたいのか」を知っておくべきだろう。
鬼のこねるダダと、心からあふれる本音と、頭が紡ぎ出す理論。ここでもキーワードは「3」。そして「三位一体」。
自分の中の鬼=本性は、醜くて怖いからなかったことにして隠し通す、という姿勢を美徳にして来た時代が終わりを告げ、醜くて怖い自分こそ実は1番力持ちで、自分が頼るべき相手だったんだよ、と気づいていくといい。心と頭も楽になっていける。すぐ、とは行かないだろうけど。
私も絶賛、試行錯誤中だけれど、押さえつけられ続けていた鬼=本性部分は、最初、暴れ出したがる。ところが、付き合っていく中で、彼らも少しずつ冷静になっていく。ただ暴れるだけが能ではなくなり、火事場の馬鹿力的な爆発力から、力の小出しができるようになっていくのだ。
これは実際に、自分で自分の中身と向き合って、進み始めてからでないと、細かい説明は逆効果になりかねないので、ここではしない。ただ、そこまで進むには、まず始めなくてはね。
で、始めるのに1/31は、とても良さそうだよ。という話。逆から読んでも131。この「逆から読んでも」すら、キーワードになってきている昨今。次の「逆から読んでも日」は2/12。まずは新年を、立春を、超えていこう。