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kurage_chan
「わたし、晴れ女だから」と言い切るオンナに対して
私の頭の中のヒコロヒーが鋭い目をして様子を見ている。
「雨予報でも、わたしが行くと、どういうわけか晴れるんだよね〜」
こんだけピンポイント天気が発達、完成している時代に、あんたはどこのどんな予報みてんの?と頭ヒが思ったけど「ほぇ〜」としか言われへんかった。
「今年まだ傘使ってないかも」
いやいやさすがにそれは吹かしすぎやろと思ったけど、もう少し泳がせたらもっとえぐいフレーズ出てくるんちゃうんと頭ヒはちょっとワクワクしてきた。
「っていうか農作物のためにはある程度雨は降ったほうがいいと思うんだけどさ」
ちょあんたどこのポジション行った?農協か?農林水産省か?
「今年の夏にさ、自転車くらいのスピードののろのろ台風あったじゃん?あれ、わたしも影響してると思う」
どういうこと?
「私が関西にいたせいで九州で迷走してた笑 まじうけた笑」
とりあえず九州全域に謝ってくれる?
そう思っていると、にわか雨が降ってきた。どしゃどしゃびしゃびしゃ。おいこら晴れ女、どう弁解すんねんこの状況。
「あーあ、この中に雨女いるでしょう?」