蘊蓄の多い焼肉店で、過剰な情報はメシをまずくすると知った
都内某所にある焼肉のカウンター席。L.O.30分前くらいに入店。まずはビールを飲み干す。閉店間際ということもあり、私たちの他には客がいなかった。
目の前で店主?が愛想よく接客してくれる。
焼肉は切り方と焼き方が命ですとか何とか言いながら1m先でタンとレバーを切りはじめる。この道30年ですから!とか何とか言いながら胸を張る。
最初は陽気なおっちゃんだな〜くらいの印象だったが
冷蔵庫から取り出した肉を見せて、蘊蓄。
肉をスライスしながら、蘊蓄。
客の焼き方を見て、蘊蓄。
バイトの女の子にちょっかいを出して、蘊蓄。
包丁を自慢げに見せながら、蘊蓄。
これおまけですと言って、鉄板の上に肉を投げて乗せる、、
結局1時間くらいぺらぺらと蘊蓄を話しつづけたおっちゃん。最後は呆れを通り越して苦笑してしまった。胃と心がもたれた。
私がラーメンハゲだったらどういう風に言い返しただろう?