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他人のラッキーナンバーには興味がないし私は一生数字の話をされるのだろう

大学時代に付き合っていた彼はスロットにはまっていて、というか、もはやそれが職業なんじゃないかというくらいパチスロ屋に入りびたっていて「俺のラッキーナンバーはナナ。セブンじゃなくてナナ」と語り、下駄箱やロッカーなど数字が選べる系の場所では【7】や【77】を好んだ。別れた数年後に高速道路のサービスエリアでばったり会ったとき車のナンバーが【777】で相変わらずだなーと笑ってしまった。

かくいう私も生まれた日から約25年、つまりは9000日以上、家族や友だちにナナと呼ばれ続けてきたし、3月7日うまれだったので【7】や【37】を好んで生きてきた。学生時代は「ナナがギャンブル好きの男と付き合うなんて漫画みたいだね」と周りから笑われた。

小学校低学年の頃、ママに「なんで私の名前はミナじゃなくてナナになったの?」と聞いたら「ああ、ついにその事に気づいてしまったか」と大袈裟&うれしそうに頭を抱えたあと「パパが昔ミナって女と付き合ってたらしくて、ミナだけはダメ、絶対、って言ったのよ〜」と笑った。

パパはパチスロではなく競馬が好きな人で、馬番7番をよく買っているらしい。当たったときはLINEをしてくる。「当たったときにいちいち送ってこなくていいよ」と返信したら「😭」という顔文字がもどってきた。「じゃあG1レースだけにしてね」と返すと「😍✨🏇」ってきた。おじさんってホントに絵文字とギャンブルが好きな生き物だねw

今の彼氏は銭湯やサウナが好きでたまに一緒に行くこともある。すると彼は下駄箱で【37】を選びたがる。さうなの語呂合わせらしい。湯上がりの休憩所みたいなところで木札の写真を撮ったあと、私の目をまっすぐ見て「俺はサウナが好きだし、3/7生まれのナナも好きだから、37がラッキーナンバーだ!」と言われた。

なんでサウナが先で、わたしが後なのよ。
しかもその番号、パパの元カノを連想するからちょっと微妙なのよ。

…なんて言わないよ。別れたら言うけどw

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