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まっすぐな視線と小さなチャーシュー

中華料理店のカウンターでレバニラ炒めをつついていたら、食事が終わって店を出て行こうとするママと男の子が横を通り過ぎた。

男の子は2歳から3歳くらい。わたしの顔をまっすぐ見つめてきた。このくらいの年頃の子どもって瞳も肌も本当にきれいだ。

わたしがちょっと大袈裟なくらいニコッと口角を上げたら、男の子は安心したのか、小さな小さな手のひらをこちらにみせて振ってくれた🖐️

わたしは慌てて箸を置き、シワや血管が目立つようになった手を振り返した👋 男の子はにこにこしながらママと手を繋いで店を出ていった。

彼の小さなおてて、ナルト、いや、チャーシューくらいの大きさだったなあ。これから先、いろんなものを掴んだり離したりする手。そしていつか、小さな小さなおててを握る日がくるかもしれない手。

✌️

しっかり目を合わせることも挨拶をすることも、コミュニケーションの基本のキなのだけど、大人になるとなかなかしない、できないよなぁと思った。

食べ終わってお会計。いつもよりしっかりと店員さんの目を見て、いつもより大きめな声で「ごちそうさまでしたー」と言って店を出た。

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