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宮中の猫は、ねうねうと鳴く。
猫の鳴き声は "にゃあ" とか "にゃん" と表記されることが多いが、その昔は "ねうねう" と鳴いたらしい。
(諸説あるが) 鳴き声の "ねう" が "ねこ" の由来という説もある。にゃんこ、わんこ、ひよこ、みたいなものか。
源氏物語 猫 で検索すると、第34帖「若菜」に登場する唐猫(中国から渡来した猫)の話が出てくる。動物嫌いの柏木が、想いを寄せる女三の宮が飼っていた猫を可愛がる。まさにネコカワイガリ🐈↓
猫との寝物語 柏木は、猫を膝に乗せて寝物語を聞かせたり、猫の歌を歌ったりします。
猫の手入れ 柏木は、猫の毛並みを整えたり、爪を切ったりするなど、丁寧に手入れをします。
猫への嫉妬 柏木は、女三の宮が他の者に猫を触られることを嫌がり、嫉妬の感情を見せます。
この記事↑はアクセス稼ぎのために「ヘンタイさ」というタイトルをつけているのだろうが、猫や犬や我が子を愛でる者は、みな少なからずヘンタイである(いい意味で)。
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NHK大河ドラマ『光る君へ』に出てくる猫さまも、ねうねう=寝む寝む=寝よう寝よう と鳴くことがあるのだろうか? 第三十七話「波紋」の前半、猫さまが小さく鳴いた後に紙をひろげるシーン。画面中央に猫のシルエットが浮かび上がっていた。
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こういう演出がいかにも大河らしい(照明部のこだわり!) このときに美しく製本して献上した物語は第33帖まで。源氏物語のなかで「女三の宮の猫」が御簾を持ち上げて、ねうねうな出会いを演出するのは次の第34帖。つまりこのシルエットは嵐の前の予告なのかもしれないねう。
😼
みすぼらしい実家でお酒に酔い、するつもりはなかった(しても誰も喜ばない)宴の話をぺらぺらと語ってしまうまひろ。赤染衛門や倫子への後ろめたさがあったからこそ、自制ブレーキではなく自慢アクセルを踏んでしまっているようにも見えた。
父にたしなめられ、娘にガン無視されたあと、我にかえってドフトエフジツボスキーが爆誕するシーンも伏線だろう。
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この紙は捨てたのかな? 貴重な紙だから捨てないか。箱にしまっておいたのを賢子が発見したら「まじうざい!」って燃やしそうで心配。いや、こういう紙一枚が新たな火種や黒歴史になることもあるから、燃やして灰にしておいたほうがお互いのためとき。
🔥
それにしても似たもの親子だ。トウシキブスキーも賢子も、頭の中で考えている言葉と口から出てくる言葉が160度くらい違う。
いつの時代も男の方が馬鹿で素直、女の方が賢くてまわりくどい(なんて書くと、はて? と怒られそうですが)
道長とまひろ、敦成親王の五十日の儀(無礼講)で公衆いちゃいちゃしていたのが光のピークで、ここから先は闇が増えていきそう。まさに月の満ち欠け。ファッサマ少納言との亀裂もますます深まっていくだろうし…🌚
長文御免。次回も楽しみちなが