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その写真、がんばって撮らなくてもネットに山ほどアップされてるよ!

と飲食店の中心で愛を叫びたくなることが週に3回はある。

スマホを使ってる人の95%は使ってそうなアプリ【Instagram】がローンチされたのは2010年秋。ポロライドカメラみたいなアイコンが示す通り、当初は正方形の写真1枚しか投稿できなかったし、#ハッシュタグ もストーリーズもなかった。2010年頃はまだガラケー(二つ折り)の人のほうが多かったのではないかな。

日本でインスタが流行りはじめたのは2014年〜2015年らしい。Twitter (今で言うX)やFacebookとちがって写真が主役、キャプションはおまけ。長文は悪。おいしいものを食べた時、旅行に行った時、カラフルなものを見た時に "映える写真" を狙う人が急増したのが今からおよそ10年前。

私は #〜好きとつながりたい というタグをみては、つながってどうすんのコワッ!と思っていた。当時はまだFacebookも活況だったし、承認欲求なんて言葉も見なかったし、Googleマップよりも食べログやぐるなびを見ている人が多かった。ちなみにポケモンGOは2016年の夏から。ガラケーはシニアしか使わなくなった。

いつからかInstagramでも写真や動画に位置情報をつけられるようになった。たとえば、しょっぱくて脂っこいものが大好きなおじさんたち(と慶大生)の聖地「ラーメン二郎 三田本店」で検索すると↓

ニンニク入れますか?

うわお! おいしそう!!

……と思うときは体調がよいとき。体調がわるいときは千と千尋のワンシーンを思い出します(笑) 二郎大好きおじさんたちって、カエシがなんちゃら、ロットがなんちゃら、なんちゃら店に行ったことあるか、インスパイアがどうの、めんどくせーんだYO! だまって食べ野菜♪

このあいだとあるラーメン屋さんで、丼が届いた瞬間(「着丼」ってのも誰が言い出したんだYO!)からスマホで動画を撮り始めて、寄ったり引いたら斜めったり箸で麺を持ち上げたりしてにやにやしてるおじさんに遭遇。店主と顔を見合わせて目をぱちくりさせましたよ。

そんなん撮らんでええし、似たようなのがすでに山ほど上がってるし、インフルエンサー気取ってねえで、はやく食べろし!!!

映えようとすればするほど映えない。一見映えてないフツーの写真のほうが、将来的には映える説を唱えたい。このnoteの片隅で。

※なおこの記事のタイトル画像は「小ぶた入り、野菜少なめ、ニンニクなし」です。 撮ってるやないかい←

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