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しば刈るか、桃を拾うか、心の洗濯
京都の貴船は、上流から桃がどんぶらこと流れてきそうなところだった。
「旅先でのんびり過ごして、心の洗濯」
そんな言い回しを母から聞いたのは高校生の頃だったと思う。へぇ、心って洗えるんだ。たしかに定期的に洗わないと心だって汚れるし濁るかもね、と思った。
それ以来、暇さえあればじゃぶじゃぶと洗っている。洗濯に向いているのは温泉地だったり霊験あらたかな寺社仏閣だったり滝があるような場所。
人はまばらなほうがいい。ゆるキャラコラボのキーホルダーやご当地ソフトクリームはないほうが好ましい。空気が澄んでいて、いい水があって、深呼吸できる場所。
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「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」
"しばかり" を漢字変換すると最初に "芝刈り" と出てきて、まぁそりゃそうか。米国のIT企業らしいと思った。日本には芝生を刈らなきゃいけないような庭を持つ人は少ないし、天候的にも向いてないっぽい。
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アメリカの田舎町。家の前には青々とした芝生の庭があって、そこをバババと刈っていると、隣人やMr.ポストマンや殺し屋やオープンカーに乗ったボブがやってくる。基本的に陽気でグレイトだなぁアメリカは。
話がそれまくったが、日本の柴刈りはこっちだ。
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中学のときに校庭で、飯ごう炊さんをしたりカレーをつくるような調理実習をした記憶がある。担任・佐藤先生(秋田出身)が「薪くべろー!」としきりに言っていた。マキクベロー 牧 久兵朗 DeNAにドラフト5位で入団。
なんで砂ぼこりが舞う校庭でそんなことをしていたのか謎すぎる。もしかしたら林間学校の予行演習だったのかもしれない。家庭科ではなく防災訓練の一貫だった可能性もあり。 あるいは夢。
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