このエッセイの何が嫌だったのだろう
エッセイって今まであまり読んでこなくて、エッセイとは知らずにタイトルだけ見てたまたま読んだ本がなんだかあまりよくなかったような気がして、理由を考えてみた。
①関東のノリが合わない
これはかなり大きい気がする。でもエッセイを他に読んだことがないので比較のしようがない。だから今度関西人が書いたエッセイを読んでみようかな。でもやっぱり、「なんか違うな〜」感のいちばん土台にあるのがこの関東ノリなんだろうな、とこれも偏見かもしれないけど決めつけてしまう自分がいる。
②順風満帆すぎて嫉妬
筆者が安定した本業を順調に行いながら、好きなことでも成功しているということに嫉妬しているのかも?私にキャリアがないからそこの負目はあると思う。同性に対してはそう思うのは自覚していたけれど、異性に対してもそう思うんだ…という発見。私も稼ぎたいし何かで成功したいと思ってるということ。
③逃げの姿勢に見える
筆者の思慮深さとかあれもこれもいろんなところに考えを巡らせられるところが、逆に優柔不断みたいな、結論がはっきりしないみたいな風にネガティブに感じられる。立場を表明してこう思うということをはっきり言わない印象があるのでそこがなんとなく気に入らないのかも。そこが筆者の良さでもあると思うので、私が好きになれなかったというだけなのだけど。結論を出さなそうに見せかけてでもやっぱりこっちかなみたいな言い方もあったから、そういうところのズルさとかしたたかさみたいなものを感じたのかもしれない。
といいつつ最後まで全部読んだしなんだかんだ内容は考えさせられる部分もあっておもしろかったです。いや、つまり内容はおもしろかったと思うけど、言い回しが好きじゃなかったということかもしれない。
まだまだエッセイ初心者なので、これから色々読んでみてまた思うことが変わるかもしれないので楽しみです。
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