本当に "タイプ効果+" は "アピール+" より弱いのか?(Voタイプ:VoSpSp編成)
前回は、1作戦編成(VoVoVo編成)において、"アピール+[中]:同作戦" と "タイプ効果+[中]" のどちらをつけるのがよいかについて考察しました。
そして、続く今回は、1作戦編成(VoSpSp編成)においてはどうなのか、結論は変わるのかを検討します。
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1.はじめに:結論
今回も、計算過程が長くなるので、先に結論を書いておきます。
結論:"タイプ効果+[中]"の方が増加する
(※3-1参照) "アピール+[中]:同作戦"をつけた場合、55,680.74 増加
(※3-2参照) "タイプ効果+[中]"をつけた場合、62,164.86 増加
2.大まかな方針
今回も前回同様、"タイプ効果+[中]"の性能を検討するに当たり、
①「"アピール+[中]:同作戦" をつけた場合」と
②「"タイプ効果+[中]" をつけた場合」
の2つの場合それぞれについて、
(1)ノーツタップによる獲得ボルテージ
(2)特技による獲得ボルテージ
(3)SP特技による獲得ボルテージ
の3つを計算して比較検討します。
3-1.①"アピール+[中]:同作戦"をつけた場合
(1)ノーツタップによるボルテージ獲得
・ひらめき追加前= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 105% × 60ノーツ × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 105% × 60ノーツ × 2人
・ひらめき追加後= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3000 ) × 105% × 60ノーツ × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3000 ) × 105% × 60ノーツ × 2人
・増加分= ( 14,000 × 1人 + 10,000 × 2人 ) × 2% × 105% × 60ノーツ
= 42,840
(2)特技によるボルテージ獲得
※ここでは、ボルテージ獲得特技のみを計算します。
※SPゲージ獲得特技については、(3)において計算します。
・ひらめき追加前=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 105% × 42% × 33% × 60ノーツ
・ひらめき追加後=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48 + 2%) + 3,000 ) × 105% × 42% × 33% × 60ノーツ
・増加分= 14,000 × 2% × 105% × 42% × 33% × 60ノーツ = 2444.9
(3)SP特技によるボルテージ獲得
※特技で獲得するSPゲージ= 6000 × 9% × 33% × 60ノーツ × 2人 = 21,384
※SP特技回数= (200 × 180ノーツ + 21,384 ) ÷ 6,000 + 5回 = 14.56回
・ひらめき追加前= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 2人 + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 × 1人 + ( 14,000 + 1,500) × 1.2 × 2人 } × 105% × 14.56回
・ひらめき追加後= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3,000 ) × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48% + 2%) + 3,000 ) × 2人 + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 × 1人 + ( 14,000 + 1,500 ) × 1.2 × 2人 } × 105% × 14.56回
・増加分=( 14,000 × 1人 + 10,000 × 2人 ) × 2% × 105% × 14.56回
= 10,395.84
(4)合計値
増加量= [(1)の増加量] + [(2)の増加量] + [(3)の増加量]
= 42,840 + 2,444.9 + 10,395.84
= 55,680.74
3-2.②"タイプ効果+[中]"をつけた場合
(1)ノーツタップによるボルテージ獲得
・ひらめき追加前= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 105% × 60ノーツ × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 105% × 60ノーツ × 2人
・ひらめき追加後= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3000 ) × ( 105% + 1% ) × 60ノーツ × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3000 ) × ( 105% + 1% ) × 60ノーツ × 2人
・増加分= ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1% × 60ノーツ × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1% × 60ノーツ × 2人
= 42,160.8
(2)特技によるボルテージ獲得
※ここでは、ボルテージ獲得特技のみを計算します
※SPゲージ獲得特技については、(3)において計算します
・ひらめき追加前=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 105% × 42% × 33% × 60ノーツ
・ひらめき追加後=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × ( 105% + 1% ) × 42% × 33% × 60ノーツ
・増加分=( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1% × 42% × 33% × 60ノーツ
= 2,347.44
(3)SP特技によるボルテージ獲得
※特技で獲得したSPゲージ=6000 × 9% × 33% × 60ノーツ × 2人 = 21,384
※SP特技回数=(200 × 180ノーツ + 21,384 ) ÷ 6,000 + 5回 = 14.56回
・ひらめき追加前= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 2人 + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 × 1人 + ( 14,000 + 1,500 ) × 1.2 × 2人 } × 105% × 14.56回
・ひらめき追加後= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 2人 + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 × 1人 + ( 14,000 + 1,500 ) × 1.2 × 2人 } × ( 105% + 1% ) × 14.56回
・増加分= { ( 14,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 1人 + ( 10,000 × (100% + 32.2% + 48%) + 3,000 ) × 2人 + ( 10,000 + 1,500 ) × 1.2 × 1人 + ( 14,000 + 1,500 ) × 1.2 × 2人 } × 1% × 14.56回
= 17,656.62
(4)合計値
増加量=[(1)の増加量] + [(2)の増加量] + [(3)の増加量]
= 42,160.8 + 2,347.44 + 17,656.62
= 62,164.86
4.おわりに:結論と考察
結論:"タイプ効果+[中]"の方が増加する
(※3-1参照) "アピール+[中]:同作戦"をつけた場合、55,680.74 増加
(※3-2参照) "タイプ効果+[中]"をつけた場合、62,164.86 増加
VoSpSp編成では、"タイプ効果+"の方がボルテージを増加させるという意外な結果になりました。
前回の考察で書いたように、(3)Sp特技によるボルテージ獲得において"タイプ効果+"の影響が大きかったようです。
これまで "タイプ効果+"は、入手難易度が高く、タイプごとに効果が異なるという複雑なものなので、あまり考察が進んでいませんでした。
本記事をきっかけに、『タイプ効果強そうじゃん試してみるか』『まだまだわからないことがたくさんあって面白いな』など感じて、皆さんのスクスタライフが少しでも楽しいものになれば幸いです。
今回の考察は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、ひらめきスキル "スタミナ回復[小]" についての記事を投稿する予定です。
↓↓↓ 次回の記事はこちらになります ↓↓↓
↓↓↓ こんな記事も書いています ↓↓↓
5-1.補遺:前提知識のおさらい
・ひらめきスキル"アピール+[中]:同作戦"の性能
"アピール+[中]:同作戦"は、そのスキルをつけたキャラクターと同じ作戦に所属するキャラクターの基本アピール値を2%増加します。
・ひらめきスキル"タイプ効果+[中]"の性能
"タイプ効果+[中]"は、そのスキルをつけたキャラクターの所属する作戦の作戦効果を1%増加します。
したがって、対象は"自身"のみですが、自身の作戦の作戦効果が増加するため、その影響は同作戦内の全員に及びます。
5-2.補遺:スコア計算の前提条件
・(Vo)基本アピール値:14,000、基本テクニック値10,000
・(Sp)基本アピール値:10,000、基本テクニック値14,000
・アクセ補正値(アピ):1,000 × 3=3,000、補正値(テク):500 × 3=1,500
・個性パッシブ補正率:4.2% × 6人 + 7% × 1人=32.2%
・ひらめき補正率:2% × 3枠 × 8人=48%
・作戦効果補正率:5% × 1人=5%
・(Vo)特技:自身のアピールの42%のボルテージを獲得/確率33%
・(Sp)特技:最大SPの9%SPゲージを獲得
・楽曲ノーツ数:180ノーツ、AC回数:5回
・ボルテージ計算:( [基本アピール値] × [パッシブ補正] + [アクセ補正] )
× [作戦効果補正] × ノーツ数
※計算の便宜上、"ライブスキル補正"、"コンボ補正"、"クリティカル補正" は省略します
※メイン作戦(緑)のSp二人は同一のステータス、特技と仮定します
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