だまし絵に。
絵を描くこともすごく好きだけれど、見ることも好きです。
色々な絵画を見に行きました。
特に衝撃を受けた絵画があります。
それはM・C・エッシャーさん。(1898年~1972年)
だまし絵と言った方がご存知かもしれません。
私が好きだった題名。
「WATERFALL」日本語名「滝」です。
最初見た時は不思議で不思議で仕方ありませんでした。
指で水の流れるルートを辿ったりして、本当に面白かったです。
けれど、なぜこの様な不思議な方法で描けるのか?すごく興味がりました。
実際自分達で描こうとしても、必ずだまし絵にはならないと思ったからです。
もっとすごいことがあります。
実はこの方、リトグラフや版画での作品がとても多いのです。
そうです。版画。
私だけかもしれませんが版画は冬の風物詩のイメージがあります。
版木の表面に薄い墨汁を塗って。
こちらの版画です。
当時は今みたいに印刷機など、存在しなかった時代です。
完成の状態を想像して、反対に作成するのです。
ただでさえ、描くのが難しいのにそれをだまし絵をという巧妙な手法で描くこと。
もう、想像しただけで苦しさ倍増です。
けれどこのことをしてしまうのがこのエッシャーさん。
すごいです。
少しだけバックグラウンドを知っていると、絵画に出会った時に、その感動は倍増です。
なので、ぜひエッシャーさんの絵画を見たら思い出して頂けると嬉しいです。
版画でだまし絵。すごいです。
実は広告も製作してらっしゃるのです。
しかも、漢字を使った広告です。漢字です。私がよく使う漢字を「版画で作って」と言われても、恐らくどこかの一部分がかけてしまうことは必須です。
世界で類を見ない難しい文字。漢字。この文字を使用しての広告です。ぜひ一度ご覧ください。
そして、極めつけは「メタモルフォーゼⅡ」という作品。
全長3875cmとあります。
イメージ、乗用車のセダンの全長位です。
すごく大きいです。この作品も版画。ため息ばかりの作品です。
少しだけ、想像するのです。
今私達はPC上で色々なタッチで描けます。
もしも、昔の方々がこの技術を見て使ってみたらどうなるか?
そして、こんな使い方があるよって新しい技法も教えてくるのかなって勝手に思っていしまいます。
1つだけエッシャーさんにお願いしたいこと。
それは、あなたが見た世界は言葉では表現できないと思います。けれど、発表した作品の中ですべて一貫して描かれているある一つの題材。
それは合っていますか?
いつか答え合わせが出来ればと思っています。
もしも、また、日本や世界でエッシャーさんの展覧会があった足を運びたいです。
私自身本当に好きがアーティストのお一人です。
最後までお読み頂きありがとうございました。色々なアーティストさんを見に行っていますので今後色々ご紹介できればと思っております。
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