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万年筆インクをかびさせました。
話っていうか現在進行形です。片付けを思うと気が重い。
言い訳するならですね。知識として知ってはいたんですよ。
万年筆インクの寿命が2~3年であること。そのくらいで防腐剤が効力を失い、かびが生える可能性があること。一度ペンに取ったインクを戻してはいけないと言われる理由。
それでも限定品や廃番はとって置きたくなる、それが人情ってものじゃあないですか。代替品になりそうなものが出ていないインクは尚更。
と言いながらカビさせて駄目にしてるんだから人情も何もないんですが。
四の五の言っても始まりませんね。今回の被害者はこちらです。
10年近く前でしょうか、ペリカンが蛍光インクとBB幅の万年筆をセットで出したことがありまして。コンセプトは文字通りのハイライター、目立たせたいところにどうですか、というわけです。
ペリカン社が廉価帯万年筆でBB幅を出すのは珍しいそうで、けっこう注目されていたみたいですね。
買うじゃん?お分かりの通り普通の万年筆には使い難いから消費は少ないじゃん?
そんな感じで特に回転数も上がらず、部屋の棚で眠っていたんですね。7年ほど。
カリグラフィーのペン先をしたハイエースネオが出たので久しぶりに出したらこれです。
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底のほうにもけもけがあるのお分かりでしょうか。これ全部カビ。瓶を揺らすとこうなります。
落ち着かせておけば上澄みはぱっと見綺麗。ペンの中に入れるには怖くても、安いつけペンで取っておかない紙に使うぶんにはまあ……と思うじゃん?
いやこれは思わないかもしれませんが。私が極度に「捨てる」に怯えるだけかも。……値上げと廃番を食らいすぎていて。
万年筆に入れるのは怖いけど安いつけペンならワンチャンあるのでは。そんな邪な考えで蓋を開け、即座に断念しました。
のけ反るほどの刺激臭!これは駄目です。
というわけで、捨てなきゃなーと思い……1ヶ月が経ちました。早く捨てろ。この記事を書いたので捨てます。……トイレに流すしかないかな……数mLなら紙に吸わせて捨てるんですが、ほぼボトル1本ぶんなんですよね……。
写真撮って記事にもしたし、捨てますかね……。