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グランモール軸、キング軸について

お世話になっております。
西沢です。
今回はまっとうに記事を書いていきたいと思います。
テーマはみなとみらいの歩行者軸(遊歩道)について先月完全に開通したグランモール軸と今度開通が期待されるキング軸について書いていきたいと思います。


みなとみらいの3つの歩行軸について

みなとみらいグーグルマップ

みなとみらいにどうアクセスするかはその施設がどこにあるかによるとは思いますが、みなとみらい線を使ったり、横浜駅や桜木町から歩いたりという選択肢があると思います。
みなとみらいへ歩くといってまず多くの方が想像するのは、桜木町からランドマーク方面に向かう動く歩道だと思います。桜木町からランドマークやクイーンズスクエアに向かうのに楽々とアクセスできるので便利ですね。(駅直結じゃないのは残念ではありますが)

動く歩道 2024年6月
動く歩道 2024年6月

厳密にいえば、動く歩道は〇〇軸には含まれてはいないという話ですが、プラザからクイーンズスクエアへ向かう真っ直ぐな歩行軸「クイーン軸」にダイレクトにつながっているのでクイーン軸を形成している一つであるといっても過言ではありません。

ランドマークプラザ内ベイスターズ応援 2024年6月


プラザからクイーンズスクエアを眺める

プラザとクイーンズスクエアの間、上の写真のエリアがクイーン軸とグランモール軸の交差点です。
グランモール軸は上の地図ですと赤い線で示していますが、まっすぐとランドマーク脇のドッグヤード付近から、横浜駅方面へ向かい、後述するキング軸と交わる歩道軸です。

グランモール軸 2024年6月

グランモール軸は上の写真のような名前を冠するグランモール公園を中心に歩道が整備され、都市型の自然に囲まれながらみなとみらいを横に歩くことができます。


キング軸 2024年6月


パシフィコ横浜ノース 2020年10月

キング軸は新高島付近から臨港パークに向かって縦に伸びる軸でみなとみらい53街区にある施設の完成によりグランモール軸と接続しました。
また、2024年6月現在キング軸は52街区が整備中であり、未完成となっています。(後で書きます)

みなとみらい地区の横導線

みなとみらいを横浜駅(新高島駅)から桜木町方面へ歩くとき(この移動を今回は横の移動とします)を考えてみてください。

行く場所がどこになるかによるのかもしれないですが、青い線で引いたみなとみらい大通り(栄本町線)を歩くという人も多いと思います。確かに歩道も広くとられていていいと思いますが、歩行者用の信号が短いのがネックであり、意外と時間がかかる印象があります。画像では少し見切れていますが、さくら通り(ランドマークのふもと)の交差点は栄本町方向の信号が青の時間が長いわりに、歩行者用信号はすぐに変わるなど、車両優先の状態が続くほか、けやき通りとの交差点は首都高の出口と面しているため、車も飛ばす印象も見受けられ、歩いていてちょっと落ち着きがない道という印象があります。

横浜美術館 2024年6月


2024年 6月
グランモール軸 2024年6月

一方でグランモール軸は都市公園として整備されていることもあって、歩きやすく、自然が多い印象があります。また、沿道のショッピングモールであるマークイズみなとみらいや多くのオフィスビル内のテナントがこの通りに面するように出店しているため、賑わいを演出しています。
横浜美術館も面しているため、デートスポットとして散策するのにもぴったりだと思います。

アイマークプレイス 2024年6月

また、以前暫定施設として存在していた「ジャックモール」と呼ばれた商業施設跡地にできた横浜アイマークプレイスの一階部分にはバーミヤンや丸亀製麺など、手ごろなお店が出店しているので、ちょっと高級路線が目立つみなとみらいでもリーズナブルに楽しめるのではないでしょうか。

暫定通路とラストピースのステージ

そんなグランモール軸、再びできるまでに結構時間がかかりました。
特に決まらなかったのは新高島を抱える53街区です。
この地には以前、「GENTO YOKOHAMA」という映画館やライブハウス等がそろったアミューズメント施設がありました。しかし、この施設はもとから10年間の暫定施設として作られたこともあって、2015年に閉鎖され、すずかけ通り歩道橋も使えない状況になりました。

すずかけ通り歩道橋 2024年6月
53街区通路 2018年12月

その後2016年に53街区に暫定通路が整備されましたが、日産本社前の「みなとみらい歩道橋」から降りて、平面で歩いてまた、「すずかけ通り歩道橋」で上り下りするというちょっとバリアフリーもへったくれもない不便な状態で過ぎていきました。
2019年にこの地区の大型プロジェクトである複合施設計画が決定すると、再びこの地は生まれ変わるために封鎖され、その完成が待たれました。

響け、空の果てまで 横浜シンフォステージ


2024年6月

横浜シンフォステージは2024年5月に開業しました。新高島からダイレクトにアクセスできるだけでなく、グランモール軸とキング軸の交差点として多くの人が集まる場所であり、開業により、「みなとみらい歩道橋」と「すずかけ通り歩道橋」が空中広場によりほぼ同レベルで接続することになり、最小の段差で行き来がし易くなりました。
中身もオフィスビルとホテルだけでなく、ヤマハの体験型ショップゾーンや飲食店もあります。

特に「みなとみらい一番街」と呼ばれる飲食店は貝・刺身専門店、鮨とラーメンの店、オイスターバー、沖縄料理店の4業態のお店からなる横丁スタイルのお店で営業時間も休日23時までなので遅くまでみなとみらいで楽しめそうですね。

新高島といえば、Kアリーナにも近いので、ライブ後の打ち上げや食事にもピッタリなのかなと思います。
また、グランモール軸にそのまま直結と考えれば、すずかけ通り歩道橋をそのままわたり、グランモール軸近辺のお店に寄りやすくなっていると考えれば、Kアリーナ周辺には何もないって言われているのがどんどん解消されてきているのではないかと思います。

すずかけ通り歩道橋
みなとみらい歩道橋 下から

成長途中のキング軸


2024年5月
シンフォステージ側から 2024年5月
Kアリーナを見える位置にて

みなとみらい最終盤の大きなピース52番区の開発が今進んでいます。
詳しくは西沢の「Kアリーナについて思うこと」にも書いてありますが、大和ハウスと光優の共同体による、プロジェクトでオフィスとゲームアートミュージアムを組み合わせた開発で、横浜シンフォステージとも同レベルで接続し、そのフロアは開かれた店舗等が入る予定となっています。
完成は2027年5月とまだ先ですが、完成すると、高島中央公園に接続する歩道橋ともつながり少ないアップダウンで高島中央公園、パシフィコ横浜ノース、臨港パークとアクセスできるようになります。
とちのき通りを渡った先にKアリーナがありますが、とちのき通りを越えるために52番区と60.61番区を繋ぐ歩道橋も整備される予定であり、現在信号待ちや狭い通路歩行によって生まれるKアリーナ退場渋滞も緩和されるのではないかと期待しています。
Kアリーナの高島水際線の歩道橋ルートもかなり不安な状況ですしね(今後記事にします)

最後に

みなとみらいの開発も最終盤になり、一つ一つの開発が完了するたびに不便であったピースが消え、描いていた未来へ走り出す姿が見ていて感動しています。今後のみなとみらいの完成を楽しみにしつつ、今回は横浜シンフォステージの完成・グランモール軸の開通をお祝いしたいと思います。
今回もご覧いただきありがとうございました!


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