韓国ドラマ「椿の花咲く頃」のスピリチュアルな考察 ~運命とは?~①
韓国ドラマ「椿の花咲く頃」というドラマを見ながら私が(占い師の娘として)感じた内容を自分なりのスピリチュアルな観点からお伝えしたいと思います。
*人生とは終わりのないスピリチュアルな意識の成長だと思ってますので、今の時点で自分の感じたこと(解釈)が今後の意識の変化により変わっていく可能性があります。
<ドラマで印象的だった内容>
主人公のトンベクは孤児でシングルマザー、オンサンという田舎の小さな港町で一人で息子を育てつつ「カメリア」という名のパブを経営しています。
そんなトンベクのことをオンサンの女たちは敬遠し、運が悪い女だと陰口をたたきます。
このドラマによく出て来る言葉の一つに
팔자 (パルチャ)八字
という言葉があります。
四柱推命のことを韓国語では四柱八字(サジュパルチャ)といいます。
팔자 (パルチャ)八字=運命
四柱推命では生まれた年、月、日、時間の4つの柱にそれぞれ二つずつ、その人の運命を表す運命の星(干支と十二支の組み合わせの文字)があり、
八つの文字がその人の運命を表すために人の運勢のことを八字(パルチャ)と言います。
運勢が良くない人のことを韓国語では
팔자가 세다 (パルチャガセダ)八字が強い
というのですが、この由来は四柱推命の本質を知ってこそ理解出来ます。
四柱推命の八字はそれぞれ木火土金水の要素に分類されます。
この5つの要素をバランスよくもって生まれてくると、性格も円満で荒波の少ない平穏な人生を生きることが出来ると言われていますが、
持ってる5つの要素の中で一つの要素だけが過度に多くバランスが隔たってる場合は、性格が強すぎたり、こだわりや執着が強い頑固な性格だったりして、運命も波瀾万丈になりやすいと言われています。
팔자가 세다 (パルチャガセダ)
八字が強い=(運が悪い)
というのは、この5つの要素のどれか一つが非常に強く、それによって人生に荒波が多いと言うことを指しています。
孤児の上にシングルマザーのトンベクは幼い時から周りの人たちに敬遠されてきました。
孤児だから学校では仲間外れにされ、同棲相手の母親からは病原菌扱いされ、
シングルマザーになった後は町の女たちから仲間外れにされ…
どこに行っても「影がある(暗そう)」、「運が悪そう」、「トンベクと付き合うと自分も運勢が悪くなりそう」などと陰口を言われます。
孤児だから、シングルマザーだから、パブを経営してるから…
という理由で人々は色眼鏡をかけてトンベクを判断し、ありとあらゆる否定的なレッテルを張っていきます。
一見本当に悲運の主人公のように見えるトンベクですが、
ある日ヨンシクという純粋で屈託のない田舎者の青年がやってきて
トンベクに愛の告白をします!
*このヨンシクを演じるカン・ハヌルの演技が良かった~!
と夫と一緒に感嘆してみてました。
こんな素朴で真っすぐキャラの男性主人公は初めてです。(笑)