韓国ドラマ「椿の花咲く頃」のスピリチュアルな考察 ~キーパーソン~②
これは以下の記事の続きの内容です。
韓国ドラマ「椿の花咲く頃」のスピリチュアルな考察 ~運命とは?~①
悲運な運命の星の元に生まれた主人公トンベク。
そんなトンベクに一目惚れした青年がいました。
ファン・ヨンシクです。
ヨンシクのキャラクターはロマンスドラマに出て来る一般的な主人公の男性像とはかなりかけ離れています。
単純、無知、ダサい、しつこい、熱い、ウザイ(苦笑)etc...
トンベクがヨンシクを突き放すために自分のタイプだと例を挙げたコン・ユとは正反対のタイプですね。
トッケビ(コン・ユ)には勝てない…とうなだれていたヨンシクが可愛かったです(笑)
(ちなみにコン・ヒョジンさん、以前コン・ユと「乾パン先生とこんぺいとう」というドラマで共演してました。先生と生徒のロマンス)
今まで周りの人は「お前は運が悪い女だ」とトンベクにレッテルを張ってきました。
トンベクは自分の運命に逆らおうと力一杯抵抗します。
他の人が何と言うと、「違う。私は幸せになれる。」
と必死になって頑張って生きようとします。
しかし現実を見ると…
親からは捨てられ、
好きになった男性は自分の存在を隠し、
パブのお客は自分のことを軽く見るし、
息子は酒を売ってる女の息子と呼ばれ、
そして殺人事件によって親しい友達も殺害されてしまいます。
「やっぱり…私は幸せになれないのかもしれない。」
という考えが、何かことがあるごとに頭をよぎります。
そんな中ヨンシクが現れます。
ヨンシクはトンベクが今まで出会った人たちとは全く違った言葉をかけてくれます。
「トンベクさんは強い」
「トンベクさんは今まで出会った人の中で一番凄い」
「トンベクさんは誰よりも素敵だ」
「トンベクさんは運がいい」
「トンベクさんは必ず幸せになれる」
それによってトンベクは徐々に自分が「そうなのかもしれない…?」と思えるようになっていきます。
ヨンシクがトンベクにとって運命を変える鍵(キーパーソン)となる役割をする人となります。
人間誰でも自分の運命の転機となる「人」や、「出来事」に遭遇することがあります。
しかしその人や出来事は「きっかけ」に過ぎません。
きっかけを通して自分が変わる決意が出来るか、そして変われるよう行動できるか、が一番大事です。
ヨンシクの言った言葉を否定するか信じるかはトンベクにかかってるのです。
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ヨンシクがトンベクのキーパーソンになれたのにはヨンシクの性質も非常に大きな要因になったと言えます。
ヨンシクは
①頭で考えない直感タイプ
②その人の持ってる力を信じれる
③自分のことを信じてる
④愛がある
⑤自己肯定感が高い
⑥勇気がある
⑦自分の行動に責任を持てる
など、運命を切り開いていく為に必要な性質を沢山持っています。
①の「頭で考えない直感タイプ」は
運気の波にうまく乗れる人かもしれません。
頭で色々と考えないで直感的に生きれる人はよりスムーズに人生の良い波に乗れるようになるんです。
なぜならば?
運命ってのは自分の頭で計算してどうにかしようとしても限界があるんです。
自分にやってきた運気の波に上手くのる為には頭を働かせるのではなく、勘によって感じ取っていくしかありません。
自分が好きな事は何か?
何をやってると楽しいか?
何に心惹かれるか?
などが自分の心の羅針盤となります。
心で感じることを察知し、それに従って行動し、自分の心のままに生きて行くことが一番自分らしく生きていけるようになるこつです。
ヨンシクは、「たまたま遭遇した犯罪者を捕まえる」という偶然の一連の出来事により、警察官という職業につきます。
普通は試験を受けないと警察官になれないので、偶然の出来事によって天職につけたというのはとても運がいいことです。
そして運命の波に乗ってオンサンに戻り、トンベクに出会って心惹かれ、トンベクを守ることを決めます。
頭で色々と考えてたら、トンベクの背景(子供がいるとか、パブをやってるとか)が色々と気になってたはずです。
しかし直感で「こうだ!」と決めてから、すぐに心のままに「行動(トンベクに猛烈アタック)」に移しました。
②「その人の持ってる力を信じる」ことが出来るということも非常に大きなヨンシクの才能の一つです。
ヨンシクがトンベクを守ろうとするけれども、トンベクと依存関係にならなかった理由はここにあるかもしれません。
*依存関係は「お前は弱いから俺が守る」という人と、「私は弱いからあなたなしでは生きられない」という人がセットになった時に生じます。
トンベクはヨンシクが自分に「運がいいと言ってくれてる。自分に力がある、出来ると言ってくれてる。」ことにより少しづつ自分も幸せになれるんじゃないか?と信じて行きます。
しかしトンベクを狙う殺人魔のカブリが店に脅迫メッセージを残した時はさすがに怖くなり、逃げようとします。
その時はヨンシクさえもどうすることも出来ませんでした。
しかし結局は…トンベクは自分で自分の中に力があると言うことに気づくのです。
そして勇敢に運命に立ち向かいます。
このドラマの最後の回でのカブリとヨンシクの対話が印象的でした。
カブリは「俺を捕まえても世の中には俺のような奴が山といるんだ。」といいます。
それに対してヨンシクは「世の中にはその何倍もの正義の心を持った人たちがいる。」と返します。
ヨンシクは世の中の人々の中に存在する愛、勇気、力を基本的に信じれてる人なんだな。と思いました。
だからトンベクの中にも同じものがあるということを信じれたのだと思います。
そしてそんなヨンシクになれたのはヨンシクのお母さんの存在も大きかったのだと思いました。
*ドラマの話ですが、学ぶことが沢山あります。
思いついたまま感じたまま書き綴ってるのであまり整理出来てないかも知れませんが…ここまで読んで頂きありがとうございました💛