全国的に梅が不作の話
全国的に梅の不作が大きなニュースになっています
そわか梅園でも、お客様から今年は不作だと聞きますが、大丈夫でしょうか?とご心配のお問合せがあります。結論から言うと十郎梅などが小玉傾向にあるものの、例年並みの収穫量となりそうです。全国的には過去90年で最悪だというニュース報道もありました。
暖冬が影響している
暖冬で梅の開花が早まり、雌しべが短くなるなどしたため、受粉がうまくいかなかったことが原因だと言われています。スキー場に降らない、雪が本格的に降るのも2月ごろと暖冬と言うより季節が少し後ろ倒しになってきている気がします。
そわか梅園が影響を受けなかったのは日本海側だったから
そわか梅園が例年並みをキープできたのは、日本海側の寒い地域だったことが考えられます。影響を受けている和歌山や九州など、元々温暖な地域がさらに冬場温暖だった様子で、日本海側の寒い地域は比較的良かったのだと思われます。
梅は気まぐれ
今年の梅の不作は、不作を通り越して凶作とも言われています。そもそも梅は表年、裏年と言って生り年と実を付けない年がくっきり別れる果実です。みかんや他の果物は摘蕾摘蕾(てきらい、てきか)と言って、花や実をあらかじめ摘んでおき、たくさん実がついている年は作る量をコントロールすることがありますが、梅の場合、大きな木などは摘蕾摘果はなかなかできにくいです。
何年か前は開花時に寒すぎて不作というニュースもありました。今年は暑すぎて不作、本当に気まぐれだと思います。そう言った意味では、なんとか例年並みをキープしてくれた梅たちに感謝です。来年は全国的豊作で、これまで通り皆様が梅仕事を楽しまれるように願っております!