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すぐ発達障害って言うな

「コミュ障のための面接戦略」という名前の本を出してるお前が言うなと言われそうですが(それについての説明は本でしているので、ここでは割愛します)、あらゆる精神疾患について同じことを言いたいが、安易に「●●障害」って言わないで欲しい。

我々素人が自虐的に言うならまだしも、愛情を持って言うならまだしも、影響力の強いプロの医者とかが、責任感もなく。

落ち着きがなく、すぐに気が変わり、多動で、空気を読まずに騒ぐ。

それを昔は「子ども」と呼んでいた。

最近ではそれをADHD他、発達障害と呼ばれるようになってきた。

無論、程度の問題で、本人も周囲も困っていて、確かに障害と呼ぶべきレベルであれば、むしろちゃんと「障害」と呼ぶことで、適切なケアを受けられるので良いことだと思う。診断されることで安心する人もいるだろう。

でも。

でも、感覚値でしかないが、統計的なエビデンスとかはないが、何でもかんでも発達障害と言いすぎな気がする。

ほんとにしんどい人にとっては、レッテルがあることが防御策になるだろうが、そこまででもない人がレッテル貼りをされたら、レッテルに同一化してほんとにそうなってしまう。

あれぐらいが発達障害というなら、リクルートの人はだいたい発達障害だと思う。僕も確実に発達障害だ。

僕はもうおじさんで、面の皮も厚いし、自分を「障害」と言ったり言われたりしても屁でもないから、どうでもよいが、繊細な人が自分は納得とか自覚とかないのに、「障害」扱いされ、無理解な周囲が「あいつは障害を持っているんだ」と腫れ物にさわるような扱いをするようになったらどうなるだろう。

繰り返すが、程度の問題だから、障害認定した方がいい場合があるのはそう思う。

でも、簡単に言い過ぎだと思う。

(本当に大変な)障害を「それも個性」だとか、簡単に言うつもりはないが、人には長所短所などなく、「特徴」しかない。それが場面によって良くも悪くもなるだけ。

曖昧で抽象的なことしか言えてないので、結局なんやねん、という感じですが、まあ、安易にレッテルを貼ることで片付けてしまおうとしないようにしましょうということでした…。

嗚呼。


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