今のままだと、きっと辿り着かない。
最近思う事として、
「今、歩んでいるこの道の先に、きっと答えはない」という事。
そう、きっとこのままでは辿り着けない。
私が所属する企業は「メーカー」です。
自社技術や知識・知見を保有し、商品開発を行なっています。
毎年「新商品」は発売されますし、その商品を広く知ってもらう為の
プロモーション活動を行なっています。
お客様にも商品情報を早く広く営業スタッフは説明するために、
日々の営業活動を行なっています。
お客様に喜んでもらえる商品を想像して、開発もプロモーションも営業も
全ての企業活動が「お客様の暮らしをより良くする」に帰結するように。
そうなんです。
この考え方、行動、向ける目線、
自分自身の考えを声に出しても文字に起こしても、
ザラっとした違和感がつきまとう。
どうしたらいいのか。
私の中の結論はひとつ。「考え方をひっくり返す」。
至極当たり前のことといえばそこまでですが、
消費者目線・起点で物事を考える。これに尽きます。
自社の保有する技術?生産設備の稼働率?仕入れ先との関係性?
これまでの実績?自社商品のターゲット?タッチポイント?
考えるのはそこじゃないです。一旦リセットします。
何よりも先に何を考えるか、
今、消費者はどんな体験価値を求めているのか。
それを調べる、探す、聴く、考える、あらゆる手段を用いて、
消費者の生態を把握する。
もちろん360度、全方位というのは無理はあるので、
一定の属性に絞り込む必要はありますが。
その為に「場を創る」ことが最重要テーマだと考えています。
リアルな場もそうですし、オンラインだったり、大きかったり、
逆に小さかったり、とにかくできるだけ多くの場を「コンテンツ」という
アウトプットを市場に放出します。
その中で、浮き上がるものもあれば沈むものもあるし、くっついたり
分離したりするでしょう。そのうち、タグが付くようになります。
そのタグこそが、私の会社が未来に向けて掲げる、
「新しい価値観」になるはずです。
辿り着くまでに、コンテンツを介して、場をコミュニティとして、
ざまざまな「共体験」をして来たはずです。
この「新しい価値観」こそ、
現在地から歩んでも辿り着けないであろう「仮設」になると思います。
言葉にするのは簡単ですが。
今は、主観的で感情論で言葉にしているので、
ここからもう少し、定量的、定性的に仮設して企画にしていきます。