Музей Детства (子供時代博物館)①
Introduction
ソ連時代から半世紀以上に渡り子供用おもちゃの殿堂として愛されてきたДетский мир(ジェーツキー・ミール)。長い改装工事を経て2015年に再オープンした館内上階には、その歴史を偲ぶ小さなミュージアム《Музей детства 子供時代博物館》が併設されている。
※TOP画像はДとМを組みあわせたおなじみのロゴマーク。
ミュージアムへと続く階段脇には、ソ連時代の子供たちの写真が飾られていてタイムスリップ気分を味わえる。
改装前のジェーツキー・ミール店内。ショーケースには陶器やガラス製品。
ソ連製のおもちゃで楽しそうに遊ぶ子供たち。
60年代頃の学校制服マネキン。男子は詰襟っぽい上下なのが興味深い。
学校生活のひとコマ。子供たちの成長をレーニン先生が見守っている。
ちなみに、ミュージアムへの階段をさらにのぼると屋上へ出るのだが、絶好の写真撮影スポットゆえに待機の列ができていた。ジェーツキー・ミールの周辺は広場の名前から「ルビャンカ」と呼ばれ、泣く子もだまるKGBの本部があった場所としても知られている。昔だったら、まずこの夜景は見られなかったに違いない。
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ちなみに改装後の館内の様子はこんな感じ。7階建てで天井が高く解放感がある。売り場面積もかなり広い。映像資料を見ると社会主義時代も立派な建物だったようだが、当時の面影を残すのは外壁部分のみとなっている。
多層階の売り場には世界中から集められた最新の玩具が陳列され、目移りするほど豊富な品揃え。これなら丸一日いても飽きることは無いだろう。LEGO売り場では、ソビエト宇宙飛行士と宇宙犬の等身大ブロックが目を引いた。
チェブラーシカやヴィニー・プーフ、モスクワ五輪ミーシャのぬいぐるみなどソ連キャラクターも健闘していたが、現在ロシアで圧倒的人気なのは…
やはり《Маша и Медведь マーシャと熊》のグッズだろう。新年が近いのでスネグラチカ(雪娘)仕様のぬいぐるみがたくさん売られていた。
撮影:雑貨屋Mitte/ソビエトカルチャーBOT、K.Y.氏 (無断画像転載禁止)
②へとつづく。
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