3度目の心の病
「遺産相続 もう!たくさん!」第19回
◆母他界後、3度目の心の病
母が亡くなり、夏前には定年退職した父も、暫くは、前向きに生活を送っていました。母方祖母の様子を見に行ったり、お墓参りに連れていったり。
孫が遊びに行くと、絵本やおもちゃを用意してくれたり。家の外壁・屋根の大規模な補修をしたり。我が家との、行き来もありました。
1年程経った頃、、、家の雰囲気に違和感を感じるようになり、何となく父の表情も変わっていき…様子がおかしくなってきたのです。
父の12歳年上のお姉さんも、イライラするようになった父の姿を心配し…病院にかかることを勧めてくれました。
そこで、心の病の診断がくだり、投薬と通院が始まりました。
母は、父宛の遺言ノートに、
「私が死んだ後、再び病にならないように。色々思ったことは、何でも娘たちや、周囲の人に話すこと! 溜め込まないこと!」と記していました。
母は、過去の出来事以来、父を支えてきたので、気がかりだったのです。
◆私が実家を守らなきゃ!!!
私自身、昔からの経緯を知っているので、どこか…予想もしていました。
誰でも、心の病を発症するきっかけになるような、出来事が、立て続けに起きたのです。
私は、母の代わりはできないけれど…出来る限り、力になろうと決意しました。自分の生活を削ってでも、実家のことを守らなきゃ!!!と。
母方祖母の家も、父の代わりに、私が様子を見に行くようにしました。
~編集後記⑨~
私は父親と似ているので、心の病になってしまう感じ、よく分かります。初期の頃、心の病についての本や、心理学の本など、色々差し入れました。
父の代わりに私が、母方祖母の家に行くようになり、有料マガジンのエピソードが始まります。そして、2回目の相続を終えた頃には、私も、心の病を患うのでした。
でも、その時…父も妹も、そんな私のことは、見捨てたのです。