コロナに対するそれぞれの会社対応。
子どもが一年ぶりに熱をだした。コロナ?とも思ったけど高かったので、座薬を投入。少し下がってようやく寝た。
旦那くんは、本来今日の午前中は出勤だったけど、本人と家族が熱をだしたら様子を見るという決まったフローがあるらしく、在宅になった。多分明日も。在宅になるために会社からネット回線付きのパソコンは支給されていて、時々通信は滞るものの、業務にはそこまで支障はないみたい。
私から見て、旦那くんの会社も人も、まともだなと思っている。社長自らメッセージを発信して、現場は止まり、しばらく完全在宅になった。その後、状況に応じて、30%出社、50%出社を決めている。
随分前に勤めていた東京の会社の元同僚に聞いたら、自粛中も在宅かどうかは自己判断で、社長は、在宅になっても売り上げは落とさないでくださいね!というスタンスで、実際は行かないとちょっと厳しい感じの空気らしい。そして、宣言解除後はいきなり通常業務。
自粛中に、派遣のCADオペのベテランさんが自発的に在宅にして(仕事的には環境さえあれば全然できる)、その後、他の派遣社員さんたちは在宅になったらしいが、最初に自発的に在宅業務したその人は、辞めさせられたらしい。ひどい話だと思う。しかも、それを決断したのが、昔一緒に働いていた先輩で・・・元々色々病んでる人だったがそこまで堕ちたか。と思った。
その会社は、今の社長のお父さんに当たる人が創始者で、大学の先生であり、日本で最初に構造計算にコンピュータを導入した人。創業精神はクリエイティブで研究も視野に入っていて、大学と企業を橋渡しする、というものだった。次の社長になった時に私は入社したが、創業精神を引き継ぎ、会社の雰囲気も良かった。こんなに素敵な社長というのが東京にはいるんだなあと思った。話も面白いし、ダンディでかっこいい。毎月一回、社長のポケットマネーで、女性所員に一つずつ、ケーキが配られる。
その後、創始者の息子が社長になった。この人がかなりのガンだった。父に対するコンプレックスが恐ろしく強く、実母との決裂、そして実弟は会社の顧問弁護士だったが、弟とも決裂。元々は建築の設計が主体だったがその部門を利益が上がらない部門として、意匠部門を消滅させた。構造部門は会社の要なのでかろうじて残っているけど、今聞けばそんな状況・・・
会社も、トップに立つ人によって大きく左右されると思う。
(大学だって同じだ。)
いざという時に、上に立つ人は、社員を守るのか。会社を守るのか。その両方なのか。はたまた、保身に走るのか。
あれ、何かの縮図みたいですね。
でも何より、職場にいることを決めているのは自分、ということもまた一方で。