原点の気持ち。
今使っているスキーウェアの上着が白っぽく擦れて来て、あ〜もうそろそろ替え時かな(まだ着れるけど)と思い始めて、新しいウェアを探し始めた。9シーズン使った。実は、購入した次の年から、「重い」ので悩んでいたが振り返ればそんなに使ったのか。新しいウェアが来ても、まだ使うと思う。
重さは、830gくらいある。これが結構重い(その代わり暖かい)。
ちなみにその前に来ていたウェアは今でも気に入っていてバイクに乗るときや、以前は大学に通勤する時も毎日着ていたし、ちょっと外で作業するときや、出かけるときなど普段着に使っている。最初に買ってから、多分もう20年くらい経つだろうか。
他のウェアと並行して使ったりしながら、そんなにも時が経った。
ずーっと着れるそれらのウェアはパタゴニア製品である。
パタゴニアのビデオで、破れても別の布を当てて補修して着ている、そういうのが理想だと見たことがある。ここのメーカーは、リペア(修理)することをすごく大事にしている。
そもそも、ほとんど壊れてこない。着れば着るほど、愛着が湧いて、リペアをきちんとしてくれる。今のウェアも購入して数年経ってから袖口のベルクロが取れかかった時、リペアに出したら、これはちょっとありえない解け方なので、と確か無料で直してくれた。
ウェアは数年前から探しているけど、今日々進化しているアウトドアウェアの最高峰のメーカー、アークテリクスとか、ノローナとか、ティートンブロスとか、本当にいろんなメーカーを吟味し続けたが、結局戻って着たのは、長年親しんでいるパタだった。
突き詰めていくと、その思想なんだな、とつくづく思った。
結局、好きなんだなと。
前にも同じようなことを自転車選びの時に書いたなあ。
今回は、ウェアを選びに選んで、二つに絞り、(ノローナとパタゴニア)どっちにするか、を決める前に、たまたま旦那くんが見ようといって見たのが、パタゴニアとGentemStickのビデオ「Snow Surf」だった。
私はボーダーではないので、その世界観はちょっとまた違うのだけど、かなりいろんな点でその考え方と感覚に、共感できた。
そういう、考え方の人々、そういうジャンルの人々に属するウェアといえば、やっぱりパタゴニアなんだろうなーと、思った。
うん、やっぱりまた、パタゴニアのウェアにするか。
今回選んだのは、ハイエンドモデルで、ゴアテックスプロの生地を使っている。重さは前回よりはるかに軽くなり、505g。(その代わり薄いのでレイヤリングが必至となる。)定価で買うとなかなかイカツイ値段なので、アウトレット様様である。雪に映える鮮やかなコバルトブルーにした。
ビデオの最後の、ジェリー・ロペス氏の、まるで詩のような言葉を聞いていると、色々なことが、色々な感情が、色々な感覚が・・・・・想起されて。
その言葉を書き出してみた↓
これを聞いていると、自分の中にある原点、ピュアな感覚、そんなものが強烈に蘇って来た。
滑っている時の無の感覚、
このミスターレジェンドは、滑っている時も、波に乗っている時も、ヨガの時も、等しく人生そのものを、同じようにサーフするように生きているのだ・・・
ってことを思い出して、とても暖かく心地よい気持ちになった。
こないだのゴアテックスと同じくパタゴニアの回し者の記事みたいになった笑
ここに書いた他のメーカーも、すごい。ミッドレイヤーなどではお世話になってたり、どこも優劣つけ難い。あとはその背景にあるもの、自分が何に共感するか、だと思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?