夫婦喧嘩のない理由について考えてみた。
うちは、夫婦喧嘩はしない。8年前、旦那くんと出会ってから喧嘩したのは、一度だけ。もうその時は破滅だな・・・って思うくらいひどい雰囲気だったけど、そのまま行った温泉があまりに気持ちよくて帰りの車に乗ったら、ついついお互い、「気持ちよかったね〜〜〜」と素直になってしまって、険悪な雰囲気が続けられなくなって仲直りをした。でも、もう2度と喧嘩したくないなと思った。あの空気感は。
結婚してからはただの一度もしていない。それで、たまに、えっ??喧嘩しないんですか??と言われることもあるので、何故なのか、ちょっと考えてみた。特に意識しているほどでもないんだけど・・・
一言で言えば、お互い平和主義なのが最大の理由だと思っている。
そう言えば、昨日、子どもが突散らかしたおもちゃを、種類ごとにジップロックに入れてたりするんだけど、それをごちゃ混ぜにして旦那くんがとりあえずおもちゃボックスへ入れていた。
それを見た瞬間、「も〜なんでごちゃごちゃに入れるの〜、あとでわからなくなるんだよね。」と言いながら、旦那くんの方を見てしまった。旦那くんは「えっ?」と言う顔。
で、その瞬間、「あ、しまった」と思った。
いや、もちろん本当はジップロックに小分けしてからおもちゃケースに入れて欲しかったけど、片付けてくれた人に対して、いうことじゃなかったなあ・・と、反省したのだった。
大抵いつもそうだ。いつもは、それを言う前に気づく。
けど、それを言ってしまってから、あ、しまった、と思ったら、もう言わないことにしている。
わざわざ謝ったりはしないけど、私が、「しまった」と思っている雰囲気は伝わっている様子なので、そのあと特に何も雰囲気が変わることはない。
これって我慢しているのかしら??
と、思ったけど、いや、そうでもない。
人間なので、もちろん、疲れている時やお腹減ってる時や、喋りたくない時もある。そんな時は、お互いなんとなくわかるので放って置く。で、早く寝る。
我慢してるわけじゃなくて、旦那くんに対してイラっとすることはほとんど無い。子育てに関して、確かに、こちらの期待通りには行かないこともあるけれど、そう言う風に思った瞬間、ふーーーっと、心が、なんて言うか、遠くに行って、俯瞰してみることがある。そうすると、いや、むしろ感謝の方が多くない?と、気づく。
旦那くんは、元来、大変やさしい性分である。もうそれだけで感謝なのだ。(ノロケみたいになってしまった)
ちなみに、彼は、13歳年下である。私たちロスジェネ世代(ロストジェネレーション世代)とは違う、世代の空気感を持っている。
よく言えば、他人の目を適度に気にして合わせることができる世代だし、同じことでも悪く言えば、我を通しすぎないせいで、何がしたいの?と思ってしまう世代。
まあ、彼がロスジェネ世代だったとしても不変だったとは思うけれど、その時代の差というのが私をいつも客観的にさせてくれる。
と、言うほど、年については日頃意識は全然していない。先日、友人に、家にいる時旦那くんに気を遣わないのか?みたいなことを聞かれたけど、疲れるほどには、使わない。いやむしろ、一緒にいる方がずいぶん楽しいし、疲れたら寝ればいいし・・・
でも、世の中には、夫源病・妻源病 なるものがあると最近知った。名前がついているとは。それは読んで字のごとく、夫や妻が病気(ストレス)の原因担っていること。
コロナでそれが明らかに・・・と言うパターンがあるらしいが。
うちは、幸いにして、コロナのおかげで大変、旦那くんには育児に関わってもらって感謝しかなかったのだけど、まあ、以前の夫のことを考えれば、そう言う人がたくさんいるのはとても理解できる。
ちなみに、お互い、何か家事とかしてもらったりすると、自然に、「ありがとー」という風にいう習慣はできている。ご飯食べるときに、作ってくれた方に、ありがとー。いただきます。お皿下げてくれたら、ありがとー。洗ってくれたら、お、ありがとー。ゴミ出してくれたら、ありがとー。大抵家事は一方が始めたら手伝ったりして一緒にするが、全部一方がした時は、ありがとー。というのを忘れない。書いてみると悪くない習慣ではないか。
ごめん。よりも、気持ちが良い。
まあともかく、うちが夫婦喧嘩がないことについてイマイチ踏み込んだ考察はできなかった感じがするけれど、やっぱり、常に相手に感謝しているというのが一番大きいのかもしれないと書いてみて思った。
一人暮らしならともかく、家庭での人間関係は、全ての基礎だから、そこをできる限り健全に保つという仕事は、死守してもいいのではないだろうか。