在宅ワークスペース。世の中にはこんなにモノが溢れているけど、本当に自分の欲しいものはなかなか見つからない。

先日の自宅ワークスペースからの続き。
キッチンカウンターに折りたたみ机を置くのはやめた。
色々考えた結果、モニターを置いていたキッチンワゴンを撤去して、その場所に折りたたみデスクを置いて見たら、意外としっくりきて、ついでにダイニングテーブルの配置も変えてみると、リビング内になんとなくワークスペースらしき空間ができた。うん、この場所で行こう。

しかし、この折りたたみテーブル、仕事するにはちょっと・・・・・。

というわけで、この場所にピッタリとハマる気に入ったデスクを探すことにした。

サイズは、幅100cm、奥行き45cm、くらいが良い。

このサイズのデスクは、最近、在宅ワークでリビングにデスクを置きたい人に人気のサイズっぽい。

しかし。

ほとんどの製品が、ニセモノの木製である。つまり、樹脂のボードに木目のシールを貼ってあるというもの。

この、木目のシール。人間の脳ってこの偽物感とか、突き板の薄さというのをどうも感知するらしい。見た目には確かに本物ソックリでも、五感を裏切ることはできない。

偽物なら、偽物らしいパロディであれば良いと思うのだ。

けど、本物に限りなく近づけて、欺こうとする偽物っていうのがどうも気持ち悪い。

そこを履き違えている製品が本当にたくさん溢れている。そして、例えば無垢材とかの本当の木材を使ったものは、べらぼうに高価である。

高価な家具が欲しいわけではなく・・・・・。

デザイナー家具は、これまたモノによっては部屋の印象を一気にひっぱりすぎるし、落ち着かなかったり、創造力を、想像力をちょっと曇らせるものもあるので要注意。(そもそも高い)

そのほか、主張の強すぎるデザイン。なさすぎるデザイン。

いやいや、ほんと、家具って難しい。

私は、材料は少なくとも天板は木製(できれば無垢材)が欲しい。脚は木製か、隣にある薪ストーブと同じく黒の鉄製、であればテイストが合うかな。

むしろ、デザイン性の強すぎる家具や高級すぎる家具、綺麗すぎる家具は、主張と、子供と猫がいる環境と、ログハウスという荒々しい空間に繊細なデザインは似合わないという意味で、避けたい。

ある程度ラフで、素材は本物で、シンプルで・・・・・お手頃価格で・・・・

そういうデスクが皆無なのである。

またもや、IKEAの出番か。

・・・・・。

そんな中、見つけたのが、Creema やminnneで出品している個人の職人さんの作品群。

数多あるデスクをずーっと見ていると、その人のデザインの特徴が分かる。似たようなものはここにもたくさんあるが、自分が求めているものを作ってくれる人を探すのには大変だ。

そして、一人自分に合ってそうな木工職人さんの作品を見つけた。

残念なことに、その人の扱う製品は、スギかケヤキ。

杉は、無い。和風なテイストであるし、色味とテイストが自宅のパインと全然合わない。

そうなると、ケヤキ・・・・・・

ケヤキはかなり高級な材料である。

全く同じデザインで、その人の作品でも、倍の値段設定である。

まあしかし、ケヤキにしては、かなりのリーズナブルな価格であり、写真を見る限り、ディテールが流石の職人さんであり、気に入ってしまった。

問い合わせして見ると、オーダーもできる。

お値段は、3万5千円とのことだが、これはかなりやすいのではないか。

今は仕上げ(ウレタンをオイルに変えたい)の相談をしているところ。

インターネットを通して、遠くの個人とつながって、こんな風に直接やりとりできるのは、素晴らしいなと思う。

この数日、山ほどのデスクをネットで検索し、色々検討して見たけれど、見れば見るほどゲンナリした。捨てる前提の家具、安ければなんだって良い家具、高級すぎる家具、デザインしすぎて主張しすぎる家具etc。
どこかで見たようなものばかりだ。

結局私は、個人の職人さんに必要なサイズと仕様で作ってもらう、という昔ながらのやり方に落ち着きそうだ。

どこの国で誰が作ったかもわからないものが溢れる中、顔は見えなくても縁を持って個人の人にモノを作ってもらう。なんか楽しみだなと思う。

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