空と海のあいだに
残雪の塩谷丸山より、小樽の海をのぞむ。
そろそろバックカントリー。と思っていたら、ビーコンが壊れ、相方くんの事情で滑れなくなってしまった。そんなわけで今シーズンのスキーはさらりと終わりを迎えて、今日は残雪の小樽の山へ。
今日は、先日購入した、新しいトレッキングシューズのデビュー戦。スカルパ ZG Trek GTX wms 。これで冬も夏もスカルパ。
もし靴擦れしたらと思って別のシューズをザックに詰めたが結果としてはかなり快適に下山できた。
雪はザクザクで軽アイゼンでも十分だった。
上の方はひらけた斜面。そこにいたって振り向くと、空と海のさかいめがぼんやりと霞んで青いグラデーションがあった。
その斜面ををひたすら登る。少しメロウだけど滑りたくなる斜面。板があったら気持ちよく滑り降りれそう。
こんな山に来ると、登るために雪の残る山へ行く人と、降る(滑る)ために行く人と。その似て非なる二つの潮流の、自分はどちら側にいるか、はっきりとわかる。もちろん、我々は、滑るために登りたい。
頂上に着くと、向こう側には真っ白な余市岳が。
この絶景を前に、しばらく岩陰で休みながら昼を取って下山。
海を見ながら滑り降りれたら、サイコーの気分だと思う。