「生」はちみつを買いに。
直近読んだ「コロナと胎内記憶とみつばち」という本。胎内記憶で有名な、池川明先生と、ハニーファームを経営されている養蜂家の船橋康貴さんの対談集。
興味深く読んだ。
今生まれてきている子どもたちは、宇宙の使命を持っていること。コロナは宇宙の計画の一つ。(これはレーネンさんの本でも似たようなことが書かれていた)
地球は、宇宙の中でも「かなめ」の役割をしている大事な惑星であり、地球に生まれてきたい人たちは並んで待っている、特に日本に生まれたい子どもがたくさんいてなかなか生まれてこれないくらい混んでいる。
ミツバチの不思議な不思議な生態と、人間を癒す力・・・など
色々なテーマが書かれているんだけど、池川先生の胎内記憶についてはこれまで本を読んだり、映画「神様とのやくそく」などで割と馴染みやすい内容だったが、養蜂、みつばちについてほとんど知らなくて面白かった。
その中で、生はちみつというものがあると知って、早速札幌にないか調べると家からそう遠くないところに販売しているお店があったので早速行って見た。
養蜂業について知らなかったこと
お店では色々と面白いお話を聞くことができた。
まず、全然知らなかったのは、養蜂というのは、一つの場所でやっているのではないってこと(これ常識?私は全然知らなかった・・・)。養蜂家というのは、ミツバチを連れて、全国津々浦々、野のお花(これも、自然の花だとは知らなかった)を求めて、移動しながら養蜂するらしい。
自分がいかに無知か。
アカシアの花とはちみつ
面白かったのは、アカシアの話。
アカシアの花は外来種なので、最近は、外来種撲滅ということでどんどん切られている。そのせいで、逆に、アカシアのはちみつが取れなくなってきている。日本古来の植物を侵食するアカシアに対する風当たりも強く、悪者扱いされている。養蜂家がアカシアを取り除かないよう、署名活動などもしているが・・・
アカシアは悪か、否か。
ある視点では悪、ある視点ではそうではない。ミツバチにとっては、古来種でも、外来種でも、同じように蜂蜜を作るお花であること。
とても考えさせられる話だなと思った。
ちなみに、お店の方がどこにでも生えてますよ〜と言っていた外来種の「アカシア」ってどんな花だっけ?とチラリとネットで調べて見たところ・・・
実は、蜂蜜で使われるアカシアは、ニセアカシアと呼ばれている特定外来種のようだ。
蜂蜜の多くの割合を占めるニセアカシア。議論は色々とあるみたい。
みかんと菩提樹
私が購入したのは、なかなか希少でとても美味しいという「みかん」と、北海道の花を元にしたものの中から、クセがあるらしい「菩提樹」。
今回行ったのは、なかの養蜂園というお店。札幌の南の幹線道路沿いに何気なく立っている。これ見よがし!の専門店ではなく、シンプルで素朴なお店なのでとても素敵だった。
昔は養蜂もされていたが、今はされていないとのこと。
ちなみに、お値段は、みかんが1000円で、菩提樹が800円。私は、正直、破格だな!安いな!こんなに安くて大丈夫なのかな?と思ったのだが、ネットで(10年以上前に)書かれた記事などを読むと、「お高め」と・・・。人によりそれは高いのか安いのか、だけれど、はちみつって基本的に高い。それが手間暇かけて作られたものであることくらいは知っているつもりなので・・・首都圏だとおしゃれなお店で数千円なんてザラである。だから、良心価格だなと思った。
ちなみに、船橋さんによれば、本当に良い蜂蜜を、爪楊枝の先にちょっとつけるだけですごいパワーらしいので、これだけあれば相当癒されることだろう。
爪楊枝でちびちびいただくつもりでいたが、お店の人が、パンにとろっとかけて食べたらとっても美味しいですよ♪と教えてくれたので、まずはそれでトーストに乗せて食べてみようと思う。
とても美味しいらしので、楽しみ。