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愛車モペット、トモス復活。

もうずいぶん昔の高校生の頃に観たフランス映画 アラン・ドロン主演 "Document les basses"(もう一度愛して)1971 が大好きだった。音楽がすごく良くて、DVDが欲しいけど、いまだにVHSしか発売されていない・・・

物悲しい音楽ではあるが、実はコメディ映画で、かなり笑えるのだが、主人公のアランドロン扮する司祭が、村を乗り回しているモペットがずっと憧れだった。

モペットというのは、イタリアやフランスではメジャーだが、原付バイクにペダルが付いていて、自転車にもなるというもの。(実際ペダルを漕いでも、車体が重すぎて自転車みたいには漕げない・・・)

この映画のように、いつか海辺をモペットで走ってみたかった。


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↑この音楽の物悲しく美しい雰囲気の中、砂浜を全力でペダルを漕いでモペットを前のめりに乗るアランドロンの姿が最高。こんな美しいシーンなのにコメディ映画という仏映画らしいギャップ・・・。

ずいぶん大人になってから、念願のモペットを手に入れた。その名はTOMOSスポーツ。映画で観たモペットではないが、気に入っていた。

憧れの砂浜は走れなかったけど、湘南の海辺を何度も走った。すごく気持ちが良い。

最初に手に入れたのはそれよりもずいぶん前の東京で、当時、前のオーナーが妊娠したため手放したというほぼ新車を購入して、乗っていたが、引越し、自分の妊娠などを経て、遠方津々浦々、今の居住地札幌まで運んで来たものの、ずーっとカバーをかけて保管してあった。

秋の引越しが迫って来たので、ガソリンだけでも入れておかねば・・・と、2年半ぶりにガソリンを入れた。
イマドキ、ガソリンに少し特殊なオイルを一定割合で混ぜる、混合式だし、オイルメーターがないので、あふれないか毎回緊張する。

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動くのか・・・・・かなりドキドキしたが、なんとエンジンがかかってくれた。笑

もう錆び錆びでミラーもぶらんぶらんになっているけど、愛車復活。ということで、これから暇があったら磨いてたまに乗ろうかな〜。

雪が降るまでに・・・・

もともと調子がなかなか出ない。以前住んでいた、湘南は江ノ島に正規代理店があり、かなりお世話になった。いつもぶっきらぼうだけど優しいおじさまが修理してくれていたが、湘南らしくクールで親切で、丁寧な対応の結果、ウィンカーを換えたり、色々直してもらってマフラーに水さえ入らなければ動くよ。というところまでメンテナンスしてもらっていた。札幌に来ても、とにかく雨と雪にだけは晒されないように、カバーを念入りにかけて保管して来たおかげ。

当時、湘南鎌倉近辺には、クラシックは何人かいるけど、このスポーツタイプに乗ってる人はいないねえ〜〜と言われ、電球を予備でもらってたりしたが、札幌にはますますお仲間はいなさそう・・・。一応正規代理店もあるようなので、修理できるのかなとは思うのだけど、できるだけ長く乗っていきたいシロモノなのだ。

ビバ、乗り物道楽♪

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