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十代の僕から見た扇町para-dice
バンドを始めて約1年、para-diceに勤めて丸1年。
環境が劇的に変わると時間の流れが
めちゃくちゃ速いです!
僕の十代はもうじき終わります。
約半年、ラストスパートです。
十代と言うのは音楽を売り出す事において
かなりのアドバンテージだと思います、
その反面舐められる事も多々ありました。
そこにしょうもないプライドが加わり、
ステージ上やインターネットで十代感を
前に出す事は極力控えていました。
ですが扇町para-diceにおいて
19歳のスタッフはかなり物珍しかったらしく
本当に可愛がってくれました。
para-diceは4月で16周年を迎えます。
僕は16分の1しかこの場所を知らないですが
世界の19歳で1番この場所に触れています。
前置きが長くなりました、
十代最初で最後、para-diceへの
気持ちを告白させてください。
初めてpara-diceに来た日
独特な匂いと沢山のフライヤーに包まれた部屋で
不思議そうな顔の店長と
僕の面接が始まりました。
そこから様々な事を話しましたが、
店長(テッペイさん)が
1週間後のカレンダーを指差し、
「まぁ一回見たほうが早いかぁ」
驚きました、前代未聞、面接ライブの開幕です。
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でも考えてみたらお互いを知る1番の近道
だったなと思います。
そうして無事para-diceスタッフになりました。
僕は当時ブッキングスタッフを
務めたかったのですが、今思えばその動機は
あまり健康的では無かったです。
嫌いな物が多すぎた、それだけならまだしも
そこにしか目が届いて無かったのです。
ですがそんな感情は3ヶ月もあれば
とっくに上書きされていました。
「美しさとは考えた量」
と言う言葉を放った人がいたのですが、
para-diceのシーンは
それを完全に体現していました。
これはスタッフとしての感想ですが、
ここまでのびのびブッキングを
務める事は他の場所では実現しなかったと
思います。
中の話なので深くは話しませんが、
各スタッフの感性で1日1日が埋まって行くのが
とても楽しかったです。
あまりにも構想が浮かび過ぎた、
それは同時に演者の素晴らしさを
表していました。
今こそ若手アーティストはpara-diceに来るべき
楽しいと思います、
それは上の世代に挑戦しに来い!
とかでは無く、長く育てられた感性を
吸収出来る場所だからです。
マッドショットガンもこの場所で
何度も影響を受けました。
「同世代と喧嘩みたいな対バンがしたい!」
分かります、僕も刺激的な同期を見て、
イライラして、見返すために練習して。
今の所para-diceで僕ら世代のそういう日は
頻発していません。
でも喧嘩には技術、根性、武器が必要で
そういう意味でpara-diceは良き道場であり
種類豊富な武器庫だと思います。
それを求めて僕ら世代がpara-diceに集まれば
新しい流れも生まれるはずです。
一緒に作りましょう!!
僕はカッコいいと思う同世代と
美しいと思う上の世代が
融合して行くシーンを作りたいです。
多分今までもそうやって築き上げられたはずです。
4月8日マッドショットガン企画「乱音戦闘開始」
は、そんなシーンの1歩目を目指しています。
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告知になってしまいますが、
その一心で作ったイベントです。
是非ワクワクしてください。
最後に
もっと書きたい事はあるのですが、
長く、つまらない文章になってしまうのと、
他の魅力は僕が伝えずとも
みんなが肌で感じるはずなので大丈夫です!
こんなにも楽しく働ける環境を
作ってくれた店長や他スタッフには
本当に感謝しています。
アーティストとして
先人が築き上げた素晴らしい歴史の上で
学び、成長出来る、
とても恵まれているなと感じます。
友達のみんな、これからも
沢山楽しい事しましょう!!
僕は頑張ります!!
ひとまず4月8日を最高にします、
来てください。
マッドショットガン リーダー
扇町para-diceスタッフ
そうごじた