作曲備忘録③(Green Hill Zone の耳コピ・アレンジ)
どうも、サウスンです。
今回は、ソニックシリーズの曲「Green Hill Zone」を耳コピ&アレンジしてみました。その際に使ったコード進行などまとめてみようと思います。
今回作った曲
今回作った曲はこちらです。
SoundCloud(音声のみ)
YouTube(MIDI動画付き)
ソニックといったらこの曲だと思います。
1ループ目と2ループ目で少し構成を変えて作ってみました。
1ループ目
メロディ:シンセ(Omnisphere 2)
伴奏:ブラス(Session Horns Pro)とストリングス(Session Strings Pro 2)2ループ目
メロディ:ブラス(Session Horns Pro)
伴奏:エレキギター(Ample Guitar LP)
上記以外のドラムやベースなどは共通です。
コード進行
今回使ったコード進行を紹介します。
メロディを耳コピしたところ、大体Cメジャースケールだったので、基本的にはCメジャースケールのダイアトニックコードをあててみました。
イントロ
ディグリーネームだと以下です。
ダイアトニックコードから適当に合いそうなものを並べてみました。
メロディが割と規則的なノートの並びだったので、コードチェンジのタイミングは、4拍目や2拍目の8分裏など、少しずらした感じにしてみました。
Aメロ
ディグリーネームだと以下です。
メロディとコードを合わせて聴いた結果、7th系のコードが合いそうでしたので、4和音のダイアトニックコードを中心に進行を作ってみました。
Aメロ後半も基本的には同じ進行ですが、最後の小節だけ Ⅴ→ Ⅵm に変えて変化をつけてみました。
Bメロ
ディグリーネームだと以下です。
Bメロはスケール外の B♭ や A♭ が含まれているため、コードもそれらを使用してみました。調べたところ、B♭(♭Ⅶ)や A♭(♭Ⅵ)は、サブドミナントの代理として機能するようです。
各パート
1ループ目と2ループ目のメロディと伴奏について軽く紹介します。
1ループ目
メロディはシンセ、伴奏はストリングスとブラスで作りました。
メロディ(シンセ)
音源:Omnisphere 2 (SPECTRASONICS)
Omnisphere のシンセ系のパッチ(プリセット)を使用しました。
使用したパッチは以下です。
伴奏(ストリングス、ブラス)
音源:
ストリングス:Session Strings Pro 2 (Native Instruments)
ブラス:Session Horns Pro (Native Instruments)
基本的にはピアノの伴奏と同じ内容を鳴らしています。
Aメロのストリングスはスタッカート奏法、
Bメロのストリングスはサスティンで鳴らすなど、変化をつけてみました。
2ループ目
メロディはブラス、伴奏はエレキギターで作りました。
メロディ(ブラス)
音源:Session Horns Pro (Native Instruments)
メロディのブラスは、サックスとトランペットの音を重ねて鳴らしてみました。
伴奏(エレキギター)
音源:Ample Guitar LP (Ample Sound)
Ample Guitar LP にクリーン系のアンプで音作りをして鳴らしています。
打ち込みは、Ample Guitar の Strummer モードを使用して打ち込みました。
ミュートやサスティンなど適当に絡めて打ち込んでみました。
Ample Guitar はまだ練習中なので、打ち込み方法の詳細については別記事でまとめようと思います。
その他
Omnisphere のベロシティ設定
今回、Omnisphere のシンセの音を使用してみたのですが、プリセットによっては、ベロシティで音量を調整できないものがありました。これは Omnisphere のベロシティ設定で調整できました。
さいごに
今回の曲は、Bメロのスケール外のメロディに対してのコードのつけ方に最初混乱しました。しかし、♭Ⅶ や ♭Ⅵ などのフラット系のコードの使用方法を知ることができましたので、今後のアレンジに活用していきたいと思います。