NI の Rise&Hit の「Content Missing」エラーの対処
どうも、サウスンです。(久しぶりの投稿。。)
今回は音源のエラーの対処について紹介します。
私は Native Instruments の「Rise&Hit」をよく使っているのですが、よく「Content Missing」というエラーが出て困っていました。今回そのエラーの対処ができましたので紹介しようと思います。
Rise&Hit とは
Rise&Hit は、Riser の後に Impact を鳴らすような音(しゅゅゅぅぅううぱああん!!みたいな音)が入っている効果音系の音源です。
色々な音色が入っていて、シネマティック系で使えそうなストリングスのクラスターのライザーや、トランスやテクノなどで使えそうな uplifter の音も入っています。
この音源のいいところは、ライザーが上がりきってヒットの音が鳴るタイミングを拍数で指定できます(画像の「RISE TIME」の設定)。
私は曲のセクション区切りでこの音源をよく使っています。
エラーの内容
私がよく使う Rise&Hit ですが、特定のパッチを読み込もうとすると以下のエラーが出ます(ウィンドウには「Content Missing」と表示されています)。
このエラーを無視した場合は、音色は読み込まれず何も音が鳴りません。
エラーウィンドウの「Browse for folder」でライブラリの場所を指定すると、一時的に音色は読み込まれますが、Kontakt を再起動などすると再度エラーが表示されてしまいます(毎回「Browse for folder」でライブラリの場所を指定する必要がある)。
今回紹介する対処方法は、Kontakt を再起動してもこのエラーが発生しない方法です。
エラーの対処手順
対処の概要
対処の内容としては、Rise&Hit のライブラリのフォルダ名を「Rise and Hit Library」に変更し、インストールパスを Native Access から設定しなおすことでエラーが解消されます(なぜ直るかはよくわからないですが私はこれで直りました)。
詳細な方法は以下で紹介します。
1. Rise&Hit のライブラリのフォルダを開く
まず Rise&Hit のライブラリがインストールされているフォルダを開きます。
インストール先が分からない場合は、Native Accessから確認できます。
「Preference」で設定を開き、「File Management」の項目の「Content Location」のパスを確認します。このパスの下に「Rise and Hit」フォルダがあるはずです。
2. ライブラリのフォルダ名を変更する
Rise&Hit のライブラリのフォルダ名を「Rise and Hit Library」に変更します。
3. Kontakt で Rise&Hit を表示
Kontakt から Rise&Hit を表示すると以下のようなエラーが表示されています。
前の手順でライブラリのフォルダ名を変えた影響でエラーが発生しているので、直します。
「Manage Libraries」を押して設定を開くと以下の画面がでてきます。
「Launch Native Access」を押して Native Access を起動します。
4. Native Access のインストールパスの修正
Native Access で Rise&Hit の画面を表示します。
「Repair」ボタンを押してライブラリのパスの修正画面を表示します。(ボタンが「Repair」でない場合は Native Access を再起動すると「Repair」になるかもしれません)。
「Relocate」を押すと以下の画面になります。
「Choose a location」からライブラリのパスを指定します(手順2の「Rise and Hit Library」フォルダを指定します)。
設定後、Kontakt を再起動して Rise&Hit を読み込むとエラーが解消されているはずです(手順3のエラーが出ている場合は、DAWの再起動をした方がいいかもしれません)。
私はこの方法でエラーが解消されましたが、他の方も同様に解消できれば幸いです。
参考動画
本記事の対処は以下の動画で紹介されていた方法を参考に書きました。(私はこの動画の通りに操作してエラーが解消されました。)