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久志本ゼミをもっと知りたい!
久志本ゼミは2019年に誕生した新しいゼミです!と言いましたが、2022年を迎えたので今年で4年目になりますね。
今回は私たちの指導教員である久志本裕子准教授についてご紹介しつつ、久志本ゼミが2021年にどのような活動を行ってきたのかお伝えするコーナーにしたいと思います👀
教員紹介
専門
東南アジアのムスリム社会、文化人類学、比較教育学
略歴
中央大学卒業
→東京学芸大学修士号取得
→東京外国語大学博士号取得
→日本学術振興会特別研究員
→現職(上智大学総合グローバル学部准教授)
在学中にマレー・インドネシア語を学び、マレーシア理科大学に1年間留学して以来、マレーシアの多文化共生とイスラームの教育に関心を持ち、現在まで研究を続けていらっしゃいます。
みんなへメッセージ
世界には様々な価値観、人生観を持つ人々が生きていて、「私」にとってあたりまえのことは、他の人にとってはあたりまえではありません。そんなことは、あえて「グローバル」という言葉を使わなくても日常の中で感じることができる自明のことかもしれません。しかし、これからの生き方を考えて悩みぬく大学生の時代に、クラスメイトとの些細な行き違いとは全く異なるレベルの「異文化」の人々に出会い、驚き、時にうちのめされて自分の当たり前だと思っていた生き方や社会に対する見方を異なる視点から問い直す、ということは、誰もが経験できることではありません。(中略)私の授業では多彩な「ローカル」の視点の一つとして、多様性に満ちた東南アジアと、イスラームをはじめとする様々な宗教を信じる人々の世界を実感することができるよう、工夫していきたいと思います。これまでマレーシアで4年間教えた直後の私にとっては、日本の大学も「異文化」です。一緒にたくさんの驚きを見つけていきましょう。
2021年の活動
2021年度は以下の活動から学びを得ました。
3月~サンフランシスコ大学との異文化交流
6月~文献購読、分析、書評論文
9月~ミンダナオ紛争について
12月~ミンダナオ図書館との交流
川島緑氏による講演
ゼミに入ってすぐにアメリカのサンフランシスコ大学の学生と、お互いにライフストーリーのインタビューをする企画が始まりました。その後は各グループでインタビューを踏まえた仮説を立て、レポートを作成しました。ちなみに筆者のグループではアメリカ以外にルーツを持つ学生と交流し、
「海外にルーツを持つ人々は常に複数の文化と接し、且つ学校での第二言語教育制度が整っているからこそバイリンガルになりやすい」
という仮説を立て、考察を行いました。日本で複数言語話者は決して多くなく、世界的に見ても圧倒的にバイリンガル人口は少ないです。そういった環境下で暮らしているからこそ、多言語習得をしているサンフランシスコ大学の学生の姿が日本人と対照的であると感じた学びでした。
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今1年間を振り返ってみると、とても濃い時間を過ごすことができたと思います。
最後に
このように私たちが1年間で学んだことや感じたことを様々な人に還元していくために、次回からは秋学期を通して学んだミンダナオ紛争についての記事を投稿していきます。ミンダナオというローカルな現場から新しい視点を得るきっかけになればと思います。ご期待ください!