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もし僕が二十歳に戻れるとしたら「学生パパ起業家」になる。

深圳からこんばんは。西村創一朗です。

上海から深圳に向かう飛行機が遅れ、さらに深圳空港から上海に向かうタクシーでぼったくられ、いい感じに「海外出張の落とし穴」に全てハマっております…!

さて、今週のテーマオーナーは松田くん。

前回に引き続き #教えてnoters ということで、就活生である松田くんの疑問・質問に対して、人生の先輩である僕らが回答するシリーズです。

ということで、今回の質問は以下です。

今自分が二十歳に戻ったら何をしますか?今の社会的な状勢や流行り、今になって振り返ってみてやっておいたら良かったことなどを踏まえて教えてください

「二十歳に戻ったら」という問いがまた絶妙ですね…!

今、中国出張に来ているので、本当なら

世界進出。

みたいなカッコいいことを言いたいところですが、残念ながら「二十歳の僕」にはそんな選択はできませんでした。

なぜなら、二十歳の頃は既に僕には子どもがいたからです。

人生を、知る場所「crono」にも綴っていますが、僕は大学1年で結婚し、20歳を迎える直前の19歳10ヶ月で長男が誕生して父親になっています。

これは二十歳の頃の写真ですね。

こういう前提条件がある中で、

「今の社会的な状勢や流行り、今になって振り返ってみて
やっておいたら良かったこと」

は何か。

シンプルに「起業」していたと思います。

最近、大学向けに就活・キャリアに関して、講義・授業をさせて頂く機会が多いのですが、昨年に引き続き2年連続で静岡大学で講義させていただいた内容がこちら。

「就活生向け」の講義にもかかわらず「就活しない就活戦略が最強」という無茶苦茶な話をしているのですが、さほど荒唐無稽なことを言っているわけではありません。

僕自身、学生時代には

▼アルバイト
・マクドナルドのスウィングマネージャー
・パソコンクリニックのテクニカルアドバイザー
・ケーズデンキのPC・デジカメなどの販売員
▼NPO
・NPO法人ファザーリング・ジャパンの学生組織「Fathering Japan」の立ち上げ・運営

などをやっていて、どれも今の自分の形成する上ではなくてはならない経験で、血肉になっているので全く後悔していませんが、

もし、2018年の今、20歳という時代をすごすことができるなら、きっと起業していると思います。もしくは、心からリスペクトしている起業家と近い距離で働けるスタートアップでインターンをします。

・  ・  ・  ・

僕がリスペクトしている経営者の一人に、サイブリッジグループの水口翼さんという方がいます。

↑は僕と同じく19歳の頃に学生結婚をされ、学生パパになって、今は6人のお子さんがいらっしゃいます。

「6児の父」

という時点で、圧倒的な彼我の差を感じる(僕は3児の父。ダブルスコアで負けています。笑)のですが、それ以上に「すごいな」と思うのが、水口さんの人生の選択です。

僕は、普通にアルバイトをして、その後一生懸命就活をして、就職するという道を選びましたが、水口さんは「家族を養うために起業をする」という選択をされました。

今も経営されているサイブリッジグループの前進となる個人事業主として創業されたのは、2004年。今のようにSNSもなければ、オンラインで仕事をマッチングするようなプラットフォームも、クラウド会計ソフトもなかった時代です。

そんな時代に「学生パパ起業」をされた水口さんには尊敬の念どころから、畏怖の念を抱かざるを得ないわけですが、14年前とは比べ物にならないほど、2018年の今は起業のハードルは下がっています。

コストもほとんどかからず、リスクもほぼない「起業」という選択をしない理由がはっきりいって「ゼロ」に近いな、と。

もちろん、水口さんのように事業が軌道に乗って、大学卒業後も就職せずに自分の会社の経営に専念できる人はごくわずかですし、自分にその才覚があるとは思いませんが、仮に失敗したとしても、得られるメリットは非常に大きいです。

なぜなら、思っているよりもずっと、世の中の人は「挑戦している人にやさしい」からです。

僕が会社を辞めて独立したのは2016年末、27歳のときでしたが、それでも僕の挑戦を応援してくれる人、面白がってくれる人との出会う機会が圧倒的に増えて、僕の人生はずっと豊かになったと思います。

社会人経験5年9ヶ月を積んだ27歳ですら、そうなのだから、「20歳・1児の父」の僕が「学生パパ起業」をしたとしたら、今以上に多くの方が面白がってくれて、2008年、10年前のアルバイトしかしていなかった頃の僕よりも、格段に世界も視野も広がって、楽しい日々を過ごせていたことでしょう。

ということで、少し長くなりましたが、

「今の社会的な状勢や流行り、今になって振り返ってみて
やっておいたら良かったこと」

「学生パパ起業家になる」

でした。

それでは、夜の深圳の街に繰り出してきます★






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