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起業家による起業家のためのメンタルヘルスサポートが、今のスタートアップシーンには必要かもしれない。
この記事を読んで、久々に記事を読んで本気で泣きそうになった。
成功話の裏側は語られない ── 世間には知らされない起業家のメンタルヘルス事情(UNLEASH)
つい最近まで鬱病に罹患して治療を受けていた身として、超絶身につまされる話。
起業=リスク(危険という意味ではなく、振れ幅)が高い生き方だとわかって起業したつもりだし、さらにリスクを最小限に抑えるために複業である程度地盤固めをしてから独立したにもかかわらず、中長期の未来に対する漠然とした不安が一切拭えず、眠れぬ夜を何度過ごしたことか。足元の事業はかなり好調であるにもかかわらず、だ。
「今は良くても、10年後はどうだ?いや、2〜3年後すら危うい?子ども3人の学費は払えるだろうか?住宅ローンは払い終えるか?」
などなど、不安や悩みは一切尽きないわけです。
その「底のない不安」を解消するために取る行動は、「ガムシャラ」なのです。いつどうなるかわからないからこそ、やれるうちに全部やる作戦。こんなん戦略でもなんでもないです。詰め込み型ワーク。常にキャパシティ120%オーバー。
この働き方、全てが上手くいってる時は良いんです。ただ、家族が体調を崩したり、自分自身が体調を崩したり、不測の事態が起きたらどうなるか?
答えは簡単、雪だるま式の転落のはじまりです。
キャパシティ120%オーバー→家族が体調不良→仕事に支障を来す(納期遅れるなど)→キャパシティ150%でなんとか挽回しようとする→今度は自分が体調崩す(HP削られる)→方々に迷惑をかけていたたまれない気持ちになる(MP削られる)→さらに体調崩して仕事遅れる→いたたまれなくなる→以降無限ループ…で気づいた時にはHP(ヒットポイント)/MP(メンタルポイント)ともに0の瀕死状態に。
・・・とまぁこんなことが数ヶ月前まで起きていたわけですが、いろんな方の支えのおかげで何とか今生きてます。本当に有難き人生。
こんな僕を支えてくれた方のうちかなりの割合「僕も同じく鬱病(もしくは鬱寸前)になったことあるよ」という起業家の方でした。
同じ境遇で、同じような経験を持つ起業家だからこそできる「起業家による起業家のためのメンタルヘルスサポートプログラム」が、今の日本のスタートアップ/フリーランスシーンには必要かもしれないですね。
以上、エムバペの活躍に興奮しすぎた勢いでつらつらと書き連ねてみました。
明日もいい日になりますように。