乃木坂46 34thシングル「Monopoly」は、なぜ握手会やらないの?
【筆者のコメント】
乃木坂46のシングルCD34thシングル「Monopoly」発売(発売日は2023年12月6日(水))は、オンラインミート&グリート(個別トーク会)です。コロナ禍が終わった今時なのに何故握手会しないのか?
1.とあるまとめサイトに乃木オタが書いた
【上記記述に関する筆者のコメント】
年間300万枚売れても売上が36億円でありレコード会社の販売利益9億円となり、年間経費10億円は嘘です。
しかし、経費が掛かるのは間違いない。
「ファンが望んでいない」事は無い。
乃木オタの半分は握手会経験者だろうから何時間並んでも実際に逢って握手する時のときめきは忘れられないだろう。また、握手初心者が握手したら嵌ってしまうので「ファンは望んでいない」は嘘。
その反面、「メンバーの負担が大きい」のは間違いない。
だからと言って乃木坂の運営がメンバーに忖度する訳はない。運営が儲け優先主義であることは間違いないので、それが握手会をやらない主要な要因ではない。メンバーは個別の委託契約であり社員ではない。だから、加重労働にはならない。
筆者が思っているのは、
①握手に戻したときのスタッフ側の負担が大きく、世界企業で有るSONYとして「働き方改革」を意識せざるを得なくなってしまった。
ここで言うスタッフとは、外注先のイベンターも含むがそのイベンターの主体もソニーミュージック配下なので、そこも考慮しているだろう。
②又、売り上げ70万枚でミーグリやっている方が儲けも大きいかもしれない。
秋元康を中心とする作詞・作曲・編曲者たちにとって、CD売り上げの印税収入にかなりこだわっていたが、コロナ禍でまあ諦めたのかもしれない。
※(100万枚-70万枚)×3回(年)=90万枚 作詞印税の減額2700万円
秋元康的に、運営会社の最終利益が大きければ株主配当で賄えるので、100万枚に拘らずとも収入が確保できればOKなのだろう。
CDの販売主体である、ソニーミュージックが握手会の経費を持つ構造になっているが、ミーグリの方が圧倒的に儲かるので、親会社的にはミーグリの方が都合が良い。
③乃木坂合46合同会社の収入の殆どはCDの印税ではなく、ライブ興行の収益であるので、ランキング週間1位を取れれば100万枚に拘らない。
※ライブの興行主は乃木坂46合同会社
宝塚歌劇団の加重労働が問題になている事もあり、握手会復活はより難しくなった。
現在の音楽シーンでCD販売100万枚のインパクトも価値が低くなってきていることでもあり、よほどのことが無い限り、ソニーミュージックとしてはミーグリで行きたいのが本音でしょう。
しかし、今の乃木坂46で握手会やらないとCD販売100万枚と言う金字塔には戻れないのも又現実ですが、配信だけとなった場合に週間1位は取れないので、CD販売は続けるでしょう。
だから『配信+ミーグリ券販売』と言うスキームには絶対にならないでしょう。
※残念ながら、楽曲や歌唱の魅力でCDを購入しているわけでは無いのは事実であり、そこを音楽業界から突かれる(嫉妬)のも現実。
2.乃木坂46のセンターリレーが象徴する強バランス 世代交代乗り越え迎える3~5期生だけの年末
日刊スポーツ 2023/11/20(月)
【筆者のコメント】
先輩たちが口をそろえていたのが「現在の乃木坂は大丈夫」というフレーズだけれど、もっと大きく発展するわけでは無く現状維持と言う意味だ。
乃木坂46と言う商品の顧客はもう増えないだろう。
それはメンバー各人のビジュアルとか言う事ではなく、既に固まった「パブリックイメージ」を好む(金を出してミーグリを買う)顧客数はこれ以上増えないと言う事。
それは、全ての商品の市場の上限が有るという原則上の話。
その例を挙げると、主要顧客の若者の絶対数は減って行く人口構成。
消費者意識が先端を行っている日本の市場は、最大限の細分化をしていく事も定説。
それを理解していた運営が、グループの色を変えようと「中西アルノ事件」を起こし、それによる1期生2期生の創った「乃木坂46」より下世話になってしまった事で、余計顧客離れを起こしてしまった。
それを心配した先輩が、「現在の乃木坂は大丈夫」を言い聞かせている。
5期生が凄いと村内の乃木オタが騒いでいるらしいが、5期生が顧客の絶対値(ユニークID数)を増やせているかと言うと、それは出来ないだろう。
3期生のミーグリを免除したから5期生に流れているだけで、それを世代交代と呼んでいるだけ。絶対数を20%(約5万人)増やせないと100万枚に到達しない。