乃木坂OG4人の活躍。生田絵梨花、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬、高山一実。
1.【筆者のコメント】
古くからのファンは、生田絵梨花の卒業後活躍するだろう事を期待を込めて予測していた。
何しろ、ここに来るまでの準備は2011年乃木坂46加入前から準備していた事でむしろ時間かかってしまった位に思っている。
コロナ禍の2年弱は何もできなかったが、しかしいったん立ち止まった事はきっとこれからの役に立っているのだろう。
一方、齋藤飛鳥は特にあまり周りに流されないで自分らしさを追求していくタイプなので、マイペースでやって行くのだろう。
齋藤飛鳥に限らず、白石麻衣、高山一実、西野七瀬達は、乃木坂卒業後の未来を見定めて加入早期から準備していたわけでは無く、「出来る事やろう」的な発想で居るだろう。
だって、2012年の「16人のプリンシパル」で生田絵梨花の芸能人への意気込みやスキルの高さ等に圧倒的されて、それから自分のセカンドキャリアを考え続けているだろうから。生田絵梨花にはなれない。
生田絵梨花を見て橋本奈々未は、可能性はあったと思うけれど、『自分は裏方に向いている』と早々に結論付けてしまった人もいた。
『生田絵梨花とその他メンバー』という構図は、2012年9月の「16人のプリンシパル」の時にメンバーの中に構築されてしまった。
つまり、だから誰も浮かれていないし自分を冷静に見つめている。他に、深川麻衣や伊藤万理華や桜井玲香や若月佑美等自分の身の丈に合った活動を地道に続けている。
そこが、浮かれて飛び出すAKB48やハロプロOGのとの大きな違い。AKB神セブンの中で味のある女優やれているのは大島優子だけ。
2.生田絵梨花、齋藤飛鳥の飛躍と挑戦 白石麻衣、高山一実、西野七瀬……元乃木坂46メンバーの輝き続ける現在地
Real Sound 文=渡辺彰浩 2024.11.03
乃木坂46卒業生がさらなる飛躍を遂げている。生田絵梨花が10月20日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)に、続いて齋藤飛鳥が11月2日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)へ出演していることは、その象徴と言えるだろう。生田は“俳優・歌手”、齋藤は“俳優・モデル”として、グループ卒業後もなお大きく羽ばたき続けていることを印象づけた。
乃木坂46卒業から、もうすぐ3年が経とうとしている生田。2024年には歌手としてのソロデビューを果たし、全国ツアー『Erika Ikuta Tour 2024 「capriccioso」』を開催。俳優としては地上波連続ドラマ初主演を務めた『素晴らしき哉、先生!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)のほか、12月からは来年6月まで断続的に出演が続くミュージカル『レ・ミゼラブル』の上演が控えている。
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先述したツアーのファイナル・パシフィコ横浜 国立大ホールでの公演を取材した際、筆者が生田に感じたのは変わらぬ貪欲な挑戦心と活動サイクルの早さだった。
映画『ウィッシュ』の日本版声優として主人公・アーシャの声を担当したことを筆頭に、すべての経験を糧としたパフォーマンスがツアーのステージでは展開されるが、ツアーが終わった後も、自身も作詞に参加した『みんなのうた』(NHK総合/NHK Eテレ)2024年10・11月としての新曲「かくれんぼ」の配信、さらに濱家隆一(かまいたち)とのダンスボーカルユニット・ハマいくとしての新曲「love10」でのエレキギター演奏と、目まぐるしく更新されていく歌手としての活動遍歴に驚くばかり。
『情熱大陸』で、どの活動も中途半端になりたくない生田が「先がある中での中途半端」「ポジティブな中途半端」と自身を肯定していたことは、彼女のどこまでも続く余白を感じさせるラストシーンだった。
【筆者のコメント】
『情熱大陸』で、どの活動も中途半端になりたくない生田が「先がある中での中途半端」「ポジティブな中途半端」と自身を肯定していたシーンがラストになった。
つまり、ミュージカル女優はもちろん、映像系の女優業も、シンガーとしてもソングライターとしてもアレンジャーとしても、全て一流を目指すと言う宣言だと思っている。
こんな事言うと、生田絵梨花のアンチだけでなく業界のプロ達から「思い上がり」とか「身の程知らず」とか言われそうで、2011年の時から言えずにいたのは確かだと思う。
ミュージカルに関しては、20代女優のトップだと認められているから、「レ・ミゼラブル」2024年末公演でファンティーヌ役を演じる。
又、映像系女優としての認知度は確実に上がってきている事は確か。
F1層では14位だけれどランクを大幅に上げている。
★【生田絵梨花】一方、このタイミングで竹内まりやに見つかると言うのは、運命としか思えない。
一番出遅れている音楽関係で一つのきっかけになる可能性が見えた。
音楽活動は、竹内まりやという日本のトップレジェンドから認められて、大きな援軍というチャンスに恵まれている。
なんか、引き寄せているとしか思えない。
■ここからは齋藤飛鳥
一方の齋藤は、11月28日に配信がスタートするAmazon Originalドラマ『【推しの子】』(Prime Video)への出演が控えている状態。本作でトップアイドル・星野アイを演じることは、俳優としてのステージをワンランク上げる、名実ともに彼女にとっての代表作になっていくことだろう。『【推しの子】』の配信に伴って、すでに多くのメディア露出がアナウンスされており、『アナザースカイ』もその中の一つに数えられる。
齋藤は現在放送中のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)にも出演中。保育士として働いていた経歴を持ち、浦尾市役所の子ども支援課で働く牧村美央を演じている。齋藤に関して特筆したいのは、グループ卒業後もダンスを踊り続けていること。2023年に公開された星野源「生命体」のMVに続き、現在放送中のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)主題歌であるVaundyの新曲「風神」でも、監督を務めるVaundyの演技指導のもとで複数のキャラクターを演じながら、ダンスシーンもインサートされている。齋藤の卒業シングル表題曲「ここにはないもの」の振り付けを担当したLICOは、「彼女は、アイドル的な見せ方ではなく、ダンスそのものの見せ方が上手なんです。卒業のときに本気で『ダンス踊らないの?』って言いましたもん。私も彼女がダンスを踊っている姿が本当に好きだったから。ソロで何かやってみればって」(※1)とインタビューの中で答えているが、今もなおダンスそのもので多くの人を魅了しているのは、卒業メンバーの中でも数少ない才能だ。
■白石麻衣、西野七瀬、
ほかにも俳優として活躍しているメンバーとして挙げられるのは、白石麻衣と西野七瀬。白石は現在放送中のドラマ『オクラ』(フジテレビ系)に出演中。11月1日に公開になった映画『スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナル ハッキング ゲーム』、さらに12月ロードショーの『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメン VS 悪魔軍団〜』、来年1月公開の『アンダーニンジャ』と3カ月連続で出演作が立て続けに公開されることとなる。『ノンストップ!』(フジテレビ系)や『ひむバス!』(NHK総合)、『内村プロデュース復活SP!!』(テレビ朝日系)といった番組でグループ時代と変わらずにバナナマンの2人との共演が今も続いていることは、ファンにとっても嬉しいことだろう。
西野は、生田斗真が主演を務める劇団☆新感線の44周年興行『2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎「バサラオ」』で97公演を先日完走したばかり。2024年上半期は『ある閉ざされた雪の山荘で』、『52ヘルツのクジラたち』、『帰ってきた あぶない刑事』といった3作の出演映画が公開されたが、来年は『君の忘れ方』、さらに主演の1人を担う『少年と犬』の公開が予定されている。
また、西野は今年結婚を発表し、人生の新たな一歩を踏み出しているが、もう1人同じく卒業メンバーで結婚をしているのが西野とも“たかせまる”として公私ともに仲の良い高山一実。今年アニメ映画として上映された小説家デビュー作の『トラペジウム』をはじめ、絵本『がっぴちゃん』の発売、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)、『オールスター後夜祭』(TBS系)といったクイズ番組のMCなど、主に俳優業で活躍するメンバーとは一線を画すポジションにいる。『オールスター感謝祭’24秋』(TBS系)での夫・ふくらPとの微笑ましいやり取り、高山のユニークな表情も話題になった。
ここまで生田と齋藤を例にして主に1期生メンバーの活動を紹介してきたが、もちろんほかにも様々なフィールドで脚光を浴びるメンバーは数多く、枚挙にいとまがない。さらには山崎怜奈、山下美月といった各期から目覚ましい活躍を見せるメンバーもおり、乃木坂46現役メンバーを鼓舞する内容、または指針にもなっているはずだ。