乃木坂46が衰退しているかもね?と思った事は無いですか?
運営は、「売り上げが下がり握手会が復活しても、今のままでは元に戻らないと思っている」。
それに抗って「焦ってアルノさんをセンターにして欅坂的な試行をしてしまった」。
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
1.乃木坂は衰退しているか?
■ 乃木坂に関する悪い情報が気になる
(2022年04月03日)
①「Actually…」の初日売り上げが前作割れ
②アンダーライブに空席があり、当日券を出している
「乃木坂は終わったといいたい人間」や「終わるかもしれないという脅しでマウントをとりたい」人間はともかく、熱心なファンにとっても気になる事実ではある。
■ 下記数字を見ると心配だよね。
『Actually...』の販売数初週分が出てきた。
・23th「SingOut」以降右肩下がり。
・26th「僕は僕」以降はコロナ禍で握手会出来ない影響から激減
・26th「僕は僕」以降1期メンバーの卒業の影響で売り上げ減
・29th「Actually...」は上記以外の要因が考えられる
「累計と週計の差」が減少して行くのは、主に握手現場が無いからかもしれない。
★ 29th「Actually...」売り上げ予測
26th「僕は僕」以降コロナ禍と白石麻衣以降の卒メンの影響を4~5万枚とすると、アルノの影響で4~5万枚という事になりそう。
出来上がり
54万枚
★ 8th(2014年)レベルまで下がってしまった事になる。
生田休業の時、生ちゃんの影響だけで5万枚減となって驚いた。本来105%伸びて574300枚になるはずだった。生田の個握の影響だけなら2万枚/人なので、生田個人に付いているファンの購入数がこの時点で10%と多い事が判明してしまった。
8th 気づいたら片想い 547,006 105.9%
9th夏のFree&Easy 526,564 96.3% 生田休業初めての前年割れ
10th何度目の青空か? 619,803 117.7%
気になるのは、今の乃木オタは握手券以外購入しないと想定しているのか?
過去やった特典の様な、個人PVとか「旅する3人〜最高のお土産を探して〜金沢編」とかの特典は金掛かるからやらんか?
5期ドキュメンタリーなんかナカミナイノわからんと思っているの?
最悪なのは、金出してなんで「中西アルノ」主役の20分モノ安っぽいドラマを見せつけられなければならないのか?運営が乃木坂46の強みを壊す様な運営の自己欺瞞を見せつけられなければならないのか?
あまりに既存顧客をバカだと想定している。
★ 原因は?卒業生の影響?個握出来ない影響?『アルノ劇場の影響』?
下がり続けている原因はコロナによる個握が出来ない事だけではない。
1期生人気メンバーの卒業が相次いだ事が原因の一つ。
特に「ガルル8福神」の中でもメインメンバーの4人のファンの中でもメンバーと一緒に卒業するファンが多いのが、白石と生田。
特に生田は4万人のファンが14000円のミュージカル舞台にも行くほどの絆の強いファン。(コアファンは初日と千秋楽に行く)
白石麻衣 2020年10月28日 26th・27th以降の減数に影響
松村沙友理 2021年7月13日 28th以降の減数に影響
高山一実 2021年11月21日 28th以降の減数に影響
生田絵梨花 2021年12月31日 29th以降の減数に影響
(「ガルル8福神」の他の4人は、橋本、生駒、西野、桜井)
福神級メンバーは個握免除だったので、卒業メンバーのラスト全握の積み上げが無くなったという意味では「保護色」時から徐々に下がって行った。
「僕僕」以降は、握手なしの影響が大きいが、その後も下がってきているから卒業メンの影響も大きい要因。
★ 更に、アルノ事件がこのCD販売枚数に影響した事も事実でしょう。
運営が期待した様に売り上げは上がるどころか、劇的に下がってしまった。
アルノさんがセンター続けていたとしても、売り上げが爆上がりしたとは思えない。乃木オタしか買わない乃木坂のCDなのに、今回の売り上げ減をカバーするだけのアルノに力が有ったとは思えない。乃木オタは歌もパフォーマンスにも関心が薄く、5期生の人気を見ればどういうビジュアルやキャラクターが好きか一目瞭然。井上や菅原が人気です。
★アルノさんを抜てきして乃木坂の劇的変化を仕掛けたが失敗だった。
結果が失敗だという事は、乃木坂というグループビジネスの将来にとって皮肉な事ですが良かったのだろう。
結局、芸能界って運の要素が大きく、スタッフもその力に左右されるみたいだ。
アルノ劇場を、生田卒業2年後に売り上げ下がりまくった時期にしていたら、似非欅坂が出来ていたかもしれない。
2.乃木坂より先に衰退しているAKBは、楽曲とグループのスタイルを変えてきたが、結果は売り上げ激減。
AKB 58thシングル『根も葉もRumor』
(2021年9月29日発売) シングル初週売上428,608枚
ロック調にかえて、過去最高何度のダンス楽曲 というふれこみ。
結果は、そこじゃなかった。
前回シングル ☆AKB48 57thシングル「失恋、ありがとう」(2020/03/18) 初日売り上げは1,150,839枚
☆AKB48 57thシングル「失恋、ありがとう」(2020/03/18)
初日売り上げは1,150,839枚
52nd Teacher Teacher(2018/05/30)
53rd センチメンタルトレイン(2018/09/19)
54th NO WAY MAN(2018/11/28)
55th ジワるDAYS(2019/03/13)
56th サステナブル(2019/09/18)
57th 失恋、ありがとう(2020/03/18)
AKB:
前作比 50% 減
『過去最高何度のダンス楽曲』 というふれこみは儚くも砕け散った
乃木坂:
『かつてない歌声』も砕け散った。
ハロプロ:
あれだけ歌唱力とダンスを鍛えたのに、ピクリとも上向かないのは、なぜなのか?
3.売り上げ減の要因を推測
■ 売り上げ下がった原因1 :握手会
コロナの影響=握手会が出来なくてミーグリになった影響については、下記の方が分析しています。
運営は、握手会が復活できたときに、新規加入者が押し上げてくれる事を期待しているだろう。でも、『個別握手会』迄連れて来る為にやる事がある。
■ 売り上げ下がった原因2 : 卒業メンバー
握手会実施していた時と、今でも握手真衣免除以外のメンバーの変更は無いので、卒業生の個別握手会売上への影響は少ない。
白石と生田についているファンは、一緒に卒業しているひとも多いだろう。
特に、ファンの質の変化についてはあまり言われていないが、根本的な問題として検証すべき事だが、残念ながら今それについての情報が無い。
後で、その件についての推測をしたいと思う。顧客の質は、顧客自身も認識していないグループを支持する心理的な根幹につながるので、グループの盛衰に必須な要素である。
質の高い顧客が数万人でもいれば、復活の期待ができるのだが。
■ 売り上げ下がった原因3 : フラッグシップメンバーを失った間接的な影響は大きい
★白石麻衣(タレントパワースコア:32.3、2021年8月)が画面から消えた影響度は大きく、それによって新規顧客の取り込みへの影響も大きいだろう。
白石麻衣の様な認知度の高いフラッグシップが消えて、例えば音楽番組に出演した時のTV製作者に徐々に浸透している。演出(カメラ割)の注目度とかに影響して、一般視聴者に「乃木坂46」であることを認知されなくなる。
★生田絵梨花が卒業の影響
特に一緒に卒業するファンが一番多いメンバーだ。アイドルに嵌ったのでは無く、生田絵梨花個人に嵌ったファン。
そのファンは、生田と仲の良い白石とか松村とかの何等かを購入している。
一時的には、新規顧客が増えるより、創業メンバーの最後のメンバー生田絵梨花のファンがいなくなる方が多い事を運営は知っている。
★乃木坂46創業メンバーは、コンピテンシーが高く、その上ビジュアルも良く、そのメンバー同士の仲が良かった事が一番の強みだった。
現行乃木坂メンバーの良さは、裏表の少ない「素」の良い娘。それが多幸感を醸し出して、それが乃木坂に引き付けられる要素だった。
生田絵梨花は、あんなにスペック高いのに冠番組でのポンコツぶりが凄い人気の源であり、普通なら生田に嫉妬していじめが起こり分裂するとかになりがちなのに、あんなに仲の良い姿(特にいくまい)を魅せられればほっこりして癒される。
■ 売り上げ下がった原因4:加入したての中西アルノがどれだけ逸材でも、「創業メンバーのファン」の減数を埋めるだけの力はあり得ない。
日頃おとなしい乃木オタファン(サイレントマジョリティー)の怒りで減数したのは間違いないだろう。
運営さんは、それを上回る新規顧客の獲得が出来ると踏んだのだろうが、それが間違いだった。
あの段階であの楽曲とパフォーマンスのアルノさんにどれだけ新規顧客が反応するでしょうか?楽曲にも歌にもパフォーマンスにも大して興味が無い乃木オタには全く響かないだろう。
椎名林檎と比較する人もいるようだが、椎名林檎の心のひだの一片にも近づけてない。椎名林檎に大変失礼。若手で椎名林檎の後釜狙うとか言うなら、アイナ・ジエンドで良いんじゃない?2人いらない。
中西アルノさんWACKを受けてみたら良かったのに、という人もいるが、似非じゃ負けるだろう。
TVで披露した5期生の人気があるらしいが、新規顧客ではなく、推し変とか買い増しとかでしかない。
■ 売り上げ下がった原因1~4が、運営が焦っている主な理由だろう。
じゃあ!アルノ一人で売り上げをどれだけ増やせるのか?
今となっては検証不可能だけれど。
常時強い刺激するバラエティー番組と違い、正統派最右翼のポジションで売れている「乃木坂46」には合わない。
もし、中西アルノさん騒動の影響が無くてこの数字だとしたら、もっと危機的な状況だという事になる。
■ 参考まで、ライブ動員人数の推移
コロナ禍なので、何とも言えないが、運営的には未だ集客力があると見ていそうだ。日産スタジアムライブもそこそこ入るだろう。
問題は来年に向けてどうなるか?CD販売の方が先行指標てきになる。
2020年はコロナ禍により、ライブが中止になったが、2020年2月のバースデーライブはギリギリ間に合って、20万人を動員できたが、それ以外は配信公演中心となった。
配信ライブは3公演行い、観客数は110万人。有償人数は61.9万人。(上記週計に加算されていない)
特に、白石麻衣卒業ライブは、有償人数22.9万人となり、その年の配信ライブの3位に入った。配信でも見る人が多い乃木坂の特性だろう。
有償人数
1位 嵐(アラフェス2020) 166.6万人
2位 BTS(防弾少年団) 33.1万人
3位 白石麻衣の卒業コンサート 22.9万人
4位 サザンオールスターズ 16.6万人
5位 乃木坂46 バースデーライブは有観客に加えて配信も実施した
「9th YEAR BIRTHDAY LIVE~前夜祭~」 2日間合計 24万人
「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」
データを見る限り、AKBやハロプロの様な戻れない衰退ではないみたいだからこそ、他にやり方なかったか?と思うのです。
「秋元康イズム」=「常に意外性や変化で刺激し続けないと売れなくなる」というのは、マスマーケティング時代のTVの発想。
そこについて今後掘り下げる。
下記に続く
乃木坂46は変化する必要があるのか?