♯2 事務所独立した俳優・女優は生きて行けるのか?
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
4.事務所退所する人はその後仕事があると思っての事だよね。
「週刊女性PRIME」編集部はこんな事書いている
1).大物俳優は?
★ 米倉涼子は特別だ。
ドクターXと言う視聴率20%のお化け番組の主役を張っており代替えが効かない女優の一人。
1話500万円と言う日本の女優の中で一番の高額ギャラを貰っているので、事務所としては手放したくなかったと思われるが、ニューヨークでのミュージカル公演が数千万円の赤字になって、創業者の娘婿の次期社長と対立した事が退所の大きな原因と言われている。
その娘婿がやっている事は、よくある大会社のリストラと言う名の人員削減・古株を切るコスト削減での生き残りを図っただけ。
つまり、米倉や古参スタッフを切ってもオスカーとして仕事は来ると言う不遜な考えであり、これから来るTV業界の大きな時代の変化を前提に考えたわけでは無いだろう。これからは、代替えが効く上戸彩と武井咲だけでTV局に若手を押し込むだけの力はない。
一方、売れない若手は有望な人から逃げ出すだかもしれない。
バーター売りが出来なければ、実力の無い若手女優にとって苦難の道であることはどこに居ても一緒だから。
所属俳優からすれば、ゴリ押し出来ないオスカーである必要が薄くなって来る。
★ 竹野内豊や柴咲コウなどは、
ドラマギャラが削減される事を前提に、個人事務所なら大手事務所の取り分を安くできて、『俳優としての付加価値を下げずにギャラを下げてオファーを受けられる』という言い訳が出来るから独立した。
昔からポジションを得た俳優は個人事務所を創って独立する事が普通に有った。
★こんな移籍理由も芸能界らしい。
「事務所移籍の清野菜名、出世作は消し去りたい過去に?』
★ 個人事務所の代わりをしているのが、ホリプロ・ブッキング・エージェンシーというホリプロの関連会社。
誰もが知っていてTVに出演し続けている様な人々が所属。
濱田めぐみ、丘みつ子、中田喜子、床嶋佳子、藤田朋子
尾美としのり、吉田鋼太郎、勝野洋、大和田伸也、木場勝己、六平直政、北大路欣也、泉谷しげる
仕事のブッキングだけ手数料で請け負う仕組みなので、マネジメントや衣装やスタイリストやメイクの発生分は自分で払う。米国に近い制度だけれど、実績と名前と演技力などが無い人には向いていない。
ホリプロ・エージェンシー所属の中で少し微妙なのは波留。
ホリプロ・エージェンシーは、モデルプロダクションとして発足したが、途中からアイドルやグラビアアイドル等の方向に方針転換したが上手くかなかった。
しかし、2002年宮地真緒が主演したNHK連続テレビ小説『まんてん』が大ヒットとなった。2000年代後半以降は谷村美月、向井理、小澤亮太、波瑠といった俳優・女優の活躍が目立つが、宮地真緒や磯山さやか以上の人気を誇るグラビアアイドルになかなか恵まれず、後発の芸能事務所(プラチナムプロダクション等)に苦戦を強いられている。中途半端な位置づけだけれど、ホリプロと一緒にして社員扱いにするわけにもいかず困っていそう。
姉妹プロダクションのホリプロは社員契約だから一時的に売れて多くの仕事をしても歩合割合が少ないけれど、固定給制度で一生面倒見てもらえる。
事務所側は大変で、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみが稼いでくれているうちはいいだろう。課題は彼女らに続く女優さんが高畑充希位で、これからが大変だ。
売れっ子3人で在籍する約260人の女優の固定給(約6~7億円)を稼いでいるからよいけれど、上記「ネクストブレークしそうなランキング」60人にホリプロからは関水渚1人しか入っていないのは心配だよね。だから、TV以外の舞台とか模索し始めるが、後述するTVドラマ製作委員会方式には大いに賛同するだろう。
■ 仕事を取って来れない芸能事務所は、ベテラン俳優・タレントからすると、不要な存在に見えてしまうだろう。
一方、ふつうの俳優・タレントの場合、売れてしまってもいつまで続くかわからないから、ホリプロの社員制度はありがたいよね。芸がない芸能人なら尚更だよね。