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①マスコミが言っている「多様性」ってなんだろう?生物の多様性は環境の変化に対応する為のギャンブル的な一つの手段であり、必ずしも人類にとって幸福な結果とは限らない。
1.【筆者のコメント】
「多様性」について、人類の根底から考えてみようと思った。
生物の多様性は自らの生き残り作戦として内在しているらしい。
20万年前に戻って人類が生き延びて来た歴史を概観しましょう。
①人類が生存出来て来た基本的構造
少なくても20万年前からホモサピエンスが居た様だ。
人の起源は未だ探求できていない
ある説では、ヒト属(ホモ属)はおよそ200万年前にアフリカでアウストラロピテクス属から分化し、現生人類であるホモ・サピエンスは40万年~25万年前に現れたとされています。
又、人類の進化は、猿人(アウストラロピテクス、約500万年前に出現)、原人(ホモ・エレクトゥス、約180万年前に出現)、旧人(ネアンデルタール人、約20万年前に出現)、新人(クロマニョン人など、約4万年前に出現)の順に起こりました。
ホモ・エレクトゥスは100万年ほど前にアフリカを出て世界中に広がり、各地でホモ・サピエンスへと進化したと考えられています。
分子生物学の研究結果では、すべての現生人類が約20万年前のアフリカ人祖先集団に由来するとする証拠が示されていますが、それより10万年ほども古い化石が発見されたことで、今後のさらなる研究が待たれています。
②人類が今に至るまで生存出来た一番の要因は、「集団生活」と「役割分担」が機能してきたからである。
生物としての人は、単独で荒野を生き延びれない。
道具の発明、火のコントロールが人類が発展してきた分岐点(=重要な要素)だとしたら、その前には「集団生活」が発明されたと思う。
自然界で生存するには弱すぎる人類が、たまたま道具を発明した異分子がいたから生き延びられた。
それと前後して生存の為に「集団生活」せざるを得なく(ガゼルと同じ事)、道具の発明や火のコントロールと伴に「役割分担」が機能してきた。
それらは、頭脳の発達があっての事であろう。
③「集団生活」が最適に機能する様に「役割分担」し、他人との関係を構築し、その状況で他人との共生可能な適正遺伝子が生き延びて来た。
それでも、生物界の多様性が「集団生活」に不適な遺伝子が生まれるのは抑えられない。
集団生活に適しない個体は、遺伝子を残す確率が減って行く。適しない個体は、集団から放逐され、その中で生き延びた個体が戦闘集団をつくって、遺伝子を残す為に元の「集団」を襲い、女を略奪するか?強姦という手段で自分の遺伝子を残して来た。
長い時間をかけて、集団の為の役割分担=ミッションを受ける「使命感」を感じる男が選抜されて来た。
筆者はその戦闘集団を野党集団と呼ぶ。
野党集団が元の集団を乗っ取り生産活動をやらせ奴隷化し、自分らの野党集団は戦闘に特化する。ヨーロッパ大陸ではそういう事の連続で、国家が変わって行く。
問題は、人種が混合する事では無く、戦闘集団の血が濃くなって継承されて行く事である。それが人類だとすると、その野党集団から「まともな集団」を守る為、規模の大きな集団にして、野党から守るための戦闘集団(軍隊)を創り、その国を治世する為に王政が出来上がって行った。
次に、その王国同士の戦争が起きるが、一番大きな要因は、経済である。
配下の増え続ける国民を喰わせる為豊かな生産大地が必要となり、隣国に攻め込むという構図が当たり前。
自然界の脅威から守るべき集団(=「共同体」)であるべきなのに、内部闘争もしくは穏健な集団が淘汰されるという、本来の自然界への人類が生き残るべきソリューションが、人類の仲間の殺し合いに向く事が問題である。
自然界で生き延びていく為の「共同体」が、その集団の人口を増やし、その生存に必要な食料を確保する為の戦争が起こる、というのが人類の根本である。
殺し合いがあったとしても、それを上回る世界人口の増加は、産業革命というテクノロジーのお陰である。
つまり、人類が根本的に持つ大きな矛盾である。
しかし、人類の発展という視点ではなく、自然界という観点から見てみると、CO2の気候変動が事実だとして、世界的に食料が不足している事が事実だとして、自然界が80億人の人類を抱えきれないのなら、人類は数を減らすべきなんだろうと思う。
遺伝子に任せる場合ではない。
④良い遺伝子を残すのが人類の目的であり、そのミッションを背負った母親の意識の変化が2000年あたりから始まった?。
3歳児の女子が「おままごと」をするのは、「上手に生き延びていく為」母親の行動を真似て練習する目的だ。
野生の動物の殆どが母親と共に数年生活して、生存するためのビヘイビアを身に着ける。
同じ年の男の子は、ただただ己の好奇心に動かされて遊んでいるだけで、それが人類の継続のミッションとは全く関係ない。
この数10年位、女性の発言力が上がって本音が聞こえだした。
その中で、「子供は面倒で自分の承認欲求を満たされないから欲しくない」という本音は衝撃的だった。
■なので、承認欲求に焦点を当てて少し書いてみたい。
アホなマーケッターやコンサルが「欲求5段階説なんか使えない」と飛ばしている人がいるが、人類の根底に関わる本能と心理学から言うと、今のフェーズは「精神的欲求を満たす段階」であるが、自らが「具体的な商品やサービスやソリューションを提示できないだけの人」が使えない言い訳を言っているだけだ。
詳しくは言わないが、トヨタヨ車がなぜ売れているか?やSONYのエレキ(H/W)からIP(S/W コンテンツ)へのシフトは好例である。
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★承認欲求が強くなる原因には次のようなことが考えられる。
◎幼少期の家庭環境 両親から褒められずに育つと、自分の価値を信じられず、他人から認められたいという承認欲求が強くなるといわれています。
また、共働き世代の増加などにより、両親が子供とじっくり向き合う時間が減り、褒めたり認めてあげたりする行為が疎かになることも原因と考えられます。
◎自己肯定感が低い 自分の価値を他者から承認されることに求めるようになるため、承認欲求が高まってしまいます。
◎認められた経験が少ない 幼少期に親に認められたり褒められた経験が少なかった人は、自分に価値を感じないまま成長してしまいます。
◎仕事やプライベートが上手くいっていない 毎日の暮らしに満足が行っておらず、少しでも満足するため手段として「他人からの評価」を気にするのです。
◎SNSの影響 SNSでは、自分の投稿に「いいね」がつくと、他者から認められているという気持ちになりますよね。この数字を増やしたい、つまり多くの人から承認されたいという欲求がSNSでは生まれやすいです
下記のコンテンツは必見です。
承認欲求とは? 承認欲求の強い人の特徴や対処法、増えた原因を解説!
2023/05/10
★承認欲求が強い人が増えた理由
近年はこの承認欲求が強い人が増加していると言われていますが、そこには下記のような背景があります。
・わかりやすいステータスの変化
・SNSの台頭
・家庭環境の変化
★それでは1つずつ解説していきます。
わかりやすいステータスの変化
従来では、自分のことを「すごい」と思わせるには、「いい大学を出て、大手企業に就職し、高い給料をもらうこと」という方法が一般的でした。したがって、誰しもがこのわかりやすいステータスを手に入れようと頑張っていたのです。
しかし、現代ではそのような神話は崩れつつあり、むしろ大手企業よりもベンチャー企業などで活躍することがステータスとして認識されつつあります。
つまり、わかりやすいステータスがなくなり、どうすれば承認欲求を満たせるかが曖昧になってしまったため、多くの人が承認欲求を満たそうと躍起になっているのです。
SNSの台頭
現代はSNS時代と言えるほどに、多くの人がSNSを利用しています。
総務省が発表した「令和3年版情報通信白書」によると、国民の73.8%がSNSを利用していることがわかりました。
SNSが広く普及して、誰でも気軽に情報発信ができるようになった結果、多くの人が承認欲求を満たそうとするようになったのです。なぜなら、SNSでは「注目」や「承認」が「いいね」や「ビュー数」といった数字でわかりやすく可視化されるためです。
これにより、多くの人が「いいね」や「ビュー数」を稼いで承認欲求を満たそうとするようになりました。
(参考:令和 3 年版 情報通信白書のポイント丨総務省)
家庭環境の変化
家庭環境の変化も承認欲求が強い人が増えた原因の一つと考えられています。
例えば、幼少期に親に認められたり褒められた経験が少なかった人は、自分に価値を感じないまま成長してしまいます。その結果、自分で自分を認められないため、他者に認めてもらおうとするようになり承認欲求が強くなるのです。
普通であれば1歳から3歳の間に、子供はハイハイや簡単なことをするだけで親が褒めてくれますし、そうすることで子供は自尊心を培っていきます。
しかし、昨今は共働き世代が増加しており、両親ともに子供とじっくり向き合う時間が減ってきています。その結果、子供がしたことに対して褒めてあげたり認めてあげる行為が疎かになり、承認欲求が強い大人に成長してしまうのです。
一番大きいのは、「家庭環境の変化」であり実は1970年代から始まっていた。
都会の大学進学、大企業の本社勤務を求める、転勤命令に対しても子供の教育とやらの為に単身赴任を選択する。
以上のような要因で単身者世帯が増加した。
結婚しても、親世帯との集団生活が出来ない環境の場合が多い。しかし、親の住居が近くで仕事先に通える場所でも集団生活を回避して来た。
いわゆる「核家族化」が急激に進んだ時期である。
【解説】世帯とは、一つの住居で生計を共にする人々の集まりを指します。
世帯は家族単位で構成されることが一般的ですが、血縁関係によらずに共同生活をする人々や、単独で暮らす単身世帯なども存在します。
夫婦のみまたは親と子からなる核家族や、世帯人員が一人の単独世帯、世帯主と子と祖父母等からなる3世代世帯など、様々な形態の世帯があります。
何故100万年の人類の英知である「多世代集団生活」が激減して「核家族化」が進んだのだろうか?
◎それは、姑、小姑の教育という名のいびりを避ける妻の強い主張によるものである。もちろん同居している世帯もあったが急激に核家族化したのは、妻の意志である。
◎もう一つは、パートタイマーと言えど働いて収入を得るのがその世代の流行=当たり前=常識化したからである。
働く名目は「子供の未来投資としての教育費を稼ぐ」事であるが、実態はママ友とのランチやショッピングや趣味代にも使われていた。教育費に10万円/月はかけていない。
腰掛と言えど企業のサラリーマンで稼いでいた金でおしゃれや楽しい場所に金を使っていた事が忘れられないから働く。
◎もう一つは、家電の機能充実やスーパーなどの食品家庭用品の買い物時間の減少と総菜や加工食品等の時短商品の充実という環境が整備された事である。単純に空白時間があるのでもったいないから働く。実は小さな承認欲求を満たせる場合も多い。
◎それでも、最後に問題となったのは、子育てである。
「幼児の保育園を充実させろと」いうまことしやかな要求に政治的に答え続けて来た事によって、育児の時短化に成功した。
家事と育児の時短化に成功したかに見えたが、育児の時短化が子世代に悪影響を与えた。
生れてから3歳児までに人生の大事なビヘイビアを母親から受け継げなかった場合、人生の目的を間違って設定してしまう。
★井深大『3歳児では遅すぎる』は人類の生物としての原点だ。これこそ少子化対策。
一方、現在の高い業績を挙げているセレンディピテイ企業こそが従業員に高いコンピテンシーを求める様になった。
市場の寡占化と技術のイノベーションの壁を打ち破るために必要とされるコンピテンシー。
「強い信念」と「高い志」と「社会の役に立ちたいというヒロイズムの使命感」が有れば、困難なミッションでも全うすることが出来る。
つまり、教育の為と言ってパートで金を稼いだが、「人間としての根本=人間を愛する、人間を信じる」」という人類の根幹の部分が若干欠落する事になってしまう。母親を信じられないなら他人は愛せない。他人を愛せない人に社会の役に立ちたいという気持ちは湧かない。
又、「うちの親を見ていると、結婚は幸せには見えない」ということまで子供世代に伝えてしまった。
日本TVのドラマ「こっち向いてよ、向井くん」の主要出演者:生田絵梨花、波留、藤原さくら等の主役級に吐かせた言葉の数々がそれである。
⑤産業革命は「王制」に代わる「資本家という君主」を産んだ。
ついでに、民主主義という庶民の自治という幻を与え、「資本家が儲かる」為の多くの消費者を生み出した。
産業革命が生み出した多くのテクノロジーとその先に生み出される消費財は、人間生活の効率化と活動の幅を大きくした。
その生産を担う労働者を確保する為、奴隷制度を無くし、ある一定の生活レベルを得られる「餌=給与」を与えて、その労働者が多くの消費者となる、消費社会を生み出した。
※アメリカと違って日本は、家計の決定権者に妻が就任するのが普通になっている。そういう家庭が幸せだと刷り込まれているが、言うまでもなく男の奴隷化に因る幸せという幻である。
男にとって「仕事が生きがい」だとか「仕事に使命感を持てる」という時代はそれでよかった。
「働き方改革」が浸透して、「仕事はやりたくない若い世代」にとって「使命感」は時代遅れなのだろう。
「女性の進出」の時代「仕事で自分が輝きたい」から「廻りが自分を持ち上げろ」という空気感が浸透して「使命感」なんかを持てるわけもない。
⑦資本主義が必要とする大きな市場とは?
それが、ごく少数の超巨大資本家を生み出した。つまり、民主主義だからと言ってみんなが『超巨大資本家』になれるわけでは無い。
しかし、「あなたもセレブになれる」という夢を煽って、アメリカンドリームという幻で労働者の意欲を煽った。その役割は、雑誌や映画やテレビのメディアが担った。
その「資本主義の黄金サイクル」に日本の主婦層が加担した。
「金融マフィア」にとって、主婦層に限らず女が稼ぐ事は、消費市場の拡大という望ましい事態になるので、メディアを使って時間を使って洗脳しまくっている。
一方「金融マフィア」にとって、「日本の子供の性能劣化=コンピテンシーの劣化」は全く関心がない。
⑧人類は現在でも野生生物から攻撃を受けている。
熊やイノシシやシカや猿が、農作物を荒らすだけでなく人間への攻撃でけが人や死人が出ている。
多様性を求めるという事は、人間側に被害が出てしまう。
市街地にもクマが出没する昨今、なんか、納得できないのだけれど。田舎の爺さんが死んでも話題にならないが、市街地の子供が死んだら大騒ぎするのか?
野生からの襲撃へ対応するための「集団生活(市街地生活)」「役割分担(警察・消防)」しているんじゃなかったっけ?
野生生物の保護条例によって駆除するにも手続きも必要であり、しかも駆除の主体は「猟友会」である。何故?警察が駆除しないの?
人間は害獣にやられっぱなしが現状。結果として害獣の方が人間より守られている。今どき日本で獣肉喰う奴少ないので「猟友会」に払う駆除の費用は県又は市町村が支払う。
地域差はありますが、シカ1頭で5000〜3万6000円ほどの報酬が国や地方自治体から出るようです。ただこの報酬は猟友会に支払われた後に自分の手元に来るので、どのくらいの金額がもらえるかは場所によって大幅に異なります。筆者の知っている範囲での相場は下記のとおり。
イノシシ:0〜2万円
サル:0〜2万3000円
キョン:0〜6000円
ハクビシン:0〜3000円
ヒヨドリ:0〜2000円
アライグマ:0〜5000円
アナグマ:0〜1000円
カラス:0〜1000円